知識を圧倒的に増やす「暗記」の技術
こんにちは。熊本の勉強戦略コンサルティング指導塾、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。
今日は圧倒的な知識量を手に入れる方法を伝授します。正に「The暗記の技術」みたいなものです。知識を増やすことを考える際に、気にした方が良いポイントがあります。それが今回のテーマです。では早速内容に入っていきましょう。
短期スパンか長期スパンか
最も重要な発想は、暗記するゴールの設定です。いつまでに覚えたいのか、というゴールがどの辺りにあるのかで、暗記の技術に対して取るべきスタンスが変わってきます。
例えば暗記の技術と聞くと、見たもの聞いたものをその場でパッと覚えてしまえる素晴らしい魔法のようなものをイメージする方もおられるかも知れません。しかしそれは短期スパンの話です。明日までに覚えてしまう必要に駆られている場合などについ求めてしまうのですが、ここではそういう話はしません。短期記憶は総じて短期で消えてしまうものだからです。勿論メンテナンス(復習)をしっかりやればその限りではありません。
ただ、ここでお話ししたいのは、受験のその日のパフォーマンスを最大化させるための考え方だと思って下さい。明日しっかり覚えているよりも、数ヶ月後、数年後の大事な日に一番知識量がMAXになっている方法ということです。
長期スパンで考える際の暗記のポイント
では長期スパン、数ヶ月後や数年後の知識量を最大化させる方針での暗記の技術についてお話ししていきますと、まずは「一度で完璧に覚える必要はない」ということです。ここはかなりデリケートな部分なので、詳しく説明します。
一度で覚える必要はないというのは、手を抜いても良いということではありません。一度で完璧に覚えよ〜(> <)とすると、必然的に脳にストレスが掛かります。この「ストレス」は実は脳の天敵で、何か情報を脳に定着させようと思った時に一番邪魔をする存在です。ですから、勉強を嫌だ嫌だと思ってやっている間は覚えられないよ、と言うのはこれが理由なのです。
それが「別に今完璧に覚える必要ないし」「どうせ2、3回やれば勝手に覚えるでしょ」と軽く思えるならば、脳に余計なストレスを掛けることなく、逆にリラックスした状態で覚える作業に当たれるようになります。このリラックス状態が暗記にはとても重要なのです。
真面目な方は、勉強は一生懸命にやらないといけない、真剣に、前のめりで、真面目にやらないとダメだと思っている節があります。「適当でいいよ、そんなもの」と言おうものなら「そんなわけない!」と怒られそうです。が、言い回しはどうあれ、本当に適当な気分で、リラックスして勉強した方が、脳にとってはモノを覚えやすいのです。
真面目にやろうと思わなくていい
やる気がないと勉強できないなんて単なる思い込みだ
肩の力を抜いて気楽にやろう
こういった意識になって良いのだと自分を許容することで、かえって勉強効率も勉強時間も改善されるというのが、暗記の技術の1つのポイントです。
脳が覚えやすい環境作りを
ちょっと不思議な感覚ですが、私たちの脳は私たちであって私たちではありません。?ですよね^ ^ 脳は私たちの意識、無意識、精神、心理、思考、感情などを司る全てではあります(最新の研究では、脳だけでなく体全体の細胞で情報の伝達を行い記憶を貯蔵するという報告もあります)。しかし一方で、私たちは自らの意思で脳をコントロールすることはできません。私たちの全てを司っていながら、こちらからはコントロールが利かないというのが、私たちであって私たちではないという言葉の意味です。
ということは、脳に対するアプローチについては、少し客観的になった方が良いようです。脳を”他者”として扱い、脳が働きやすいような環境を作ってあげようと考えるのです。
そうすると、脳というものが一体どういう性質のものなのかを知らなければならなくなります。脳の基本的な性質を知ることで、そこにどうアシストするかが分かりやすくなるからです。するとさっきのように、リラックスが重要だとか、1度覚えるよりも何度かに分けてジワジワ覚えた方が脳にとっては楽だとか、復習がなぜ効果的なのかといったことが理解しやすくなってきます。
それから脳にとってはブドウ糖しかエネルギー源がありませんので、食事が十分摂れていないと脳が働かないということも分かります。脳は超スーパー高性能なコンピュータなので、充填したエネルギーのうちの25%ほどを消費します。97%が眠ったままの状態でそれです。もし脳が100%活動してしまったら、発電所1個分のエネルギーが一気に消耗し、人間は一瞬で餓死するのだそうです。
睡眠の質が記憶の質
それから、脳の記憶のメカニズムを考えた時に、海馬が回収した膨大な短期記憶の中から、ほんの一部が側頭葉に投げ込まれて長期記憶になるという話を以前しましたが、この短期記憶から長期記憶への取捨選択の作業が行われるのが「睡眠時」であることをもう一度思い出して下さい。
すると、記憶の定着に重大な影響を与える睡眠の質が、記憶の質に直結しているようだと察しが付きます。そうです。脳がしっかり休んで記憶の精査に当たれる時間が睡眠なので、睡眠をしっかり取れるかどうか、落ち着いて脳が情報の精査に当たれる状態になっているかどうかが、記憶の技術の大きなポイントなのです。
適した睡眠時間には個人差があると言われていますが、基本的には7時間は取っていただきたいところです。7時間くらい時間を睡眠にあてられれば6時間程度は脳が休める計算になります。脳は浅い眠りと深い眠りを交互に繰り返し、そのリズムは1時間半周期とされているので、6時間程度の睡眠であれば、浅い眠りに差し掛かったところで目を覚ますことができて脳への負担もありません。
これが半端になって、深い眠りで目を覚ますことになってしまうと、かえって頭がぼーっとしてしまうので逆効果です。また、睡眠時間が自分の体質に合っていないと、脳が活性化できません。長すぎるのも良くありませんが、睡眠時間が足りなすぎる子供たちが増えていますから、ここは見直したいところです。
睡眠時間が足りなくなる原因の1つはスマホです。ブルーライト症候群で睡眠時間が圧迫されている子供たちは、常に60%程度の脳の活発レベルで過ごしていると思った方が良い。そこを自分のMAXだと思い込んでいるかも知れません、実際はもっとパワフルになれるので、あなたの限界値はもっとはるかに上である可能性が高いです。
こだわり始めたらキリはありませんが、食事と睡眠時間にはできるだけ注意を払って下さいね。
まとめ
長期スパンで見た時の暗記の技術は、脳のマネジメント(管理)の問題が大きく占めます。どうやって覚えると良いのか、という方法論の話は沢山ありますから、好きなものを選んで下さると良いのですが、もっとベースにある体調管理や脳環境の管理がおろそかになってしまうと、せっかくの暗記法が機能しません。
それから、テクニカルな暗記法を求める方もいるかと思いますが、意外とオーソドックスなやり方の方がすぐに実践できてずっと続けやすいので、効果は高いかも知れません。こだわりたい方、暗記法マニアの方はご自身で色々調べられると良いと思いますが、効果だけにフォーカスできる方は、色々探す時間も勿体無いので、あまり方法論にこだわらずに過ごして下さい。
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