成績を上げたい人が絶対に知っておくべき勉強の本質をお話しします|熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミー

こんにちは。熊本の教育&勉強攻略アドバイザー、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。


今日は勉強に関する大事な話を改めてさせていただきます。この学習塾、ブレイクスルー・アカデミーが最初から訴え続けている本質的な話です。


生徒さん方のコンサルティング、メンタリングをさせていただいていると、お話ししている過程で私自身も徐々に言語化できることが多くなってきているなと感じます。そして、そういうところがまだ伝わりきれていないのだなという気づきにも繋がってきました。そこで改めてここでお話をしようと考えた次第です。


色々お話ししたいことがあるとついボリューミーになってしまうのが私の悪い癖なので、今日はテーマを1つに絞ってお話ししたいと思います。ぜひ最後までお付き合い下さい。


「勉強の効率が上げられない」そんなお悩みありませんか?

ある生徒さんとお話をしていると、どうやら問題を解くのに時間が掛かってなかなか思うように進められないと悩んでいるようでした。今日はここまでやろうとノルマを決めたのは良いものの、実際やってみると思った以上に時間が掛かってノルマが終わりそうにないとのこと。


この場合、
①ノルマの設定に問題がある
②勉強の取り組み方に問題がある
のいずれかが予想されますが、大前提として、その日にどんな順番で勉強するかは極論どうでもいいということがあります。ただ、気を付けないといけないのは「優先順位は安易に変えない方が良い」ということです。そして今回のケースでは、②の勉強の取り組み方にフォーカスして掘り下げてみました。


すると、どうやら問題を1問1問解いてやり直しをし、解答を理解して、そしてまた解き直しをするという方法を採っていると分かりました。一見問題のない取り組み方に見えますが、実はこれが多くの生徒さんが陥っているパターンなのです。


間違っているということではありません。これが勉強のやり方としては王道です。ただ重要なのは自分の手持ちの時間と、解かないといけない問題量のバランスです。時間が無限にあるのなら、問題を1問1問解いて理解を深めて、、、と丁寧に取り組んでも構わないのです。それができるのがむしろ理想でしょう。でも現実はそうではない。持ち時間に対して解くべき問題量が多すぎるのです。ここが効率の求められる所以です。


ではどうするか。発想を変えるしかありません。

あなたは何をやらされているのか

熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミーで教えているのは、勉強の本質的なことです。勉強のルールをお伝えし、勉強の性質を前提にしたプランニングを個別最適な形で実現すべくコンサルティング、メンタリングの形式を採っています。だからこそお一人お一人の考えていること、状況が見えてくるし、その子にそのタイミングで伝えるべき言葉も選ぶことができます。


そうすると、今回のケースでその生徒さんにお伝えすべきだと思ったことは、「何をやろうとしているのか」「自分が何をさせられているのか」という根本的な話でした。ここが実は思っている以上に腑に落とせていない方が多いのです。


かなり乱暴な言い方をすれば、勉強自体はそこまで大事なものではありません。勉強に価値や意味が生まれるのは、その先に志望校があり、その志望校の先に未来を描いているからであって、数学が大事だとか英語が大事だとか、そういうことではないわけです。今は英数国社理の学力とは別に、総合型選抜が方法論として脚光を浴びてきたので、その方向も考えようという生徒さんが増えてきているために、「勉強が絶対的なものではなくなった」といった情報が流布する原因にもなっていますが、もし自分の将来の進路に対して受験が必要ないならば、他の手段を選ぶという発想になるでしょう。そして、そうならないといけません。


何を言いたいかというと、今子どもたちがやらされているのは、英数国社理の知識をしっかり身につけて下さいね!ということでは「ない」ということです。ここがかなり重要なポイントです。


少し視点を上げて全体像を眺めてみると、今子どもたちがやらされているのは「問題解決能力の育成」です。大人になった時に必要な問題解決能力を養い育むというのが、子どもたちがやらされている本来の教育課程です。それが「勉強」に寄りすぎているので、まるで英数国社理の成績を上げることが目的であるかのように錯覚してしまいますが、実はそれは手段の1つに過ぎず、あくまでも英数国社理という教科を題材にして問題解決能力を向上させようというのが、本来の学校教育の目的なのです。


森全体を眺めてから必要な木を選べ

「木を見て森を見ず」という言葉があります。近くのものに捉われ過ぎて、全体が見えていない、という意味で使われる表現ですが、こういう状況にあると考えて下さい。すると、鳥のように空を羽ばたくイメージで勉強全体を俯瞰していただくと分かるのは、今いる場所は学校教育制度と受験制度の上だということです。そしておそらくあなたにとって重要なのは受験制度の方でしょう。


問題なのは、この学校教育制度と受験制度における”目的”が異なることです。この2つの制度が噛み合っていないために、それぞれの目的に振り回されて非効率な勉強を余儀なくされているというのが、学校に通う子どもたちの現状です。


もちろん、この部分に関しては現状子どもたち自身が抗えることには限界があるので、あまりここの問題解決に執着しない方が良いでしょう。代わりに個人でやれる範囲で自分の人生を守っていただきたいと思うのですが、ここで大事なのが「勉強への発想を変える」ということです。


学校教育制度と受験制度を見下ろして、さらに高く飛んでより広い全体を俯瞰していくと、そこにはあなたの人生が見えてくるはずです。その人生の一部、過程として学校教育制度と受験制度があり、その受験制度の先に自分の進路を描いて生活しているので、受験制度上合格に必要な条件をクリアするために、勉強をするという手段が生じている、という流れが見えてくるはずです。


つまり、あなたにあるのは英数国社理という教科の勉強以前に、まず「受験制度において志望校に合格する」という目的があるということです。そして、これこそがあなたが解決すべき”問題”ということになります。


分かるでしょうか?これまでは英語の問題、数学の問題、理科の問題、最近では情報Ⅰが入ってきて、それらの”問題”を解くことが自分にとって必要であり重要だと思っていなかったでしょうか?違うんです。あなたの”問題”は志望校への合格です。その壮大な問題を解決するための手段が、英数国社理の問題演習だったり、総合型選抜の準備だったりするのです。


これをざっくり言えば「プロジェクト思考」ということになるのですが、ここからバックキャスト(逆算)して、自分がこれから残った時間で何をやるのかを考えるというフェーズに入っていきます。つまり、目的から手段とペースを推し量るということです。

あなたは数学者になりたいですか?それとも受験で合格したいんですか?

これはよく私が生徒さんにする質問なのですが、おそらく今一生懸命数学を勉強しているのは数学者になりたいからではないと思うんです。中にはいらっしゃるかも知れませんが。でももしそうではなく、受験に合格するためにやっているだけだということであれば、あなたは勉強への見方を変えなければならないかも知れません。


中には数学も理科も社会も、本当に丁寧に勉強している方がいます。それは間違ってはいません。ただ、その方法では合格はできません。物理的に時間が足りなくなるからです。


ちょっと難しいのですが、受験には受験でルールがあります。合格するために何をすれば良いのかという筋道が決まっているのです。ここに勉強のルールを重ねて、やるべきことをアドバイスするのが私のスタンスですが、ここで明確にしなければならないのは、勉強と学びの線引きです。


先ほど、学校教育制度と受験制度の目的が噛み合っていない、というお話をしたのですが、それがこの勉強と学びの違いです。


学校教育制度は子どもたちを学ばせたいと思っています。学問をさせたいわけです。でも受験制度で必要なのは受験勉強です。受験に合格する、もっと正確に表現すれば、自分の第一志望校に合格するための勉強をすれば良いのです。この「学問」と「受験勉強」とは似て非なるものであることを認識しておく必要があります。


数学者になるための勉強をするなら「学問」が必要です。しかし受験で合格するための勉強がしたいなら、あなたは「受験勉強」をしなければなりません。ここは明確に線引きが必要なのです。


そしてその受験勉強全体を、あなたが解決すべき”問題”だと捉えるならば、あなたが取るべきスタンスは非常にシンプルになります。それは「合格するために必要なことをする」ということになるからです。


数学が大事なのではありません。英語が好きなのでもないし、理科に詳しくなりたいわけでもないのだとしたら、あなたは第一志望校合格のために必要な条件をクリアするという目的の下で勉強することが必要です。つまり、英数国社理は全て、合格するために必要な”情報”に過ぎないということです。そして受験勉強の本質はこの「情報収集」だということになります。


受験勉強は、合格するための「情報収集」

今多くの方は、数学と英語と国語と社会と理科と情報Ⅰという各科目を、別々の「教科」だと見なして、バラバラのものとして取り組んでいます。しかし実際には同じ目的の下では、その目的達成のための「情報群」に過ぎません。「何をしたら合格するのか」という情報です。数学的情報、社会的情報、古典的情報などがあるということです。そしてそれらは合格に必要だからやる。合格に必要ないものはしない。それが受験勉強で取るべき姿勢です。


これが今は総合型選抜というものが入ってきましたが、これも同じです。合格するために何をどうすれば良いのかという情報を集めることが対策の主軸となります。


ですから、目の前の「教科」を大事にし過ぎて丁寧に取り扱いすぎると、それは手段の目的化という事態になってしまいます。そして、生徒さんにもお伝えしたのは、頭に入れる(習得)に「理解」が必要なのであって、理解しないと習得できないわけではないということ。志望校合格が絶対条件なのであれば、その他はただの”合格のための材料”ですから、その材料自体は頭に入れてアウトプットできるようになれば終了です。そういうものだとシンプルに、淡白に考える。


この問題を理解しよ〜とか、この文法を覚えなくちゃ〜と力むのは、頑張り方としてはちょっと違っていて、合格するためにそれをした方が良いからだし、もっと言えば、どうしたらもっと楽に合格できるだろう?という風に考えてほしいわけです。問題を100問解くより50問で済ませたい、だからその分、理解を深めて応用力でカバーする、という感じ。問題を解く度に完璧な理解が必要!という考え方では「ない」ということです。


「今日はもうあと5時間しかない。決めたノルマはここまでだったけど、今のペースじゃ終わらなさそうだから、じゃあノルマを減らして明日に回そう。」ではいけないわけで、そうやって自分のペースに合わせて結果を先送りし続けた結果が今の成績なわけですから、発想を逆転させなければいけません。ノルマの設定に問題がなければ、基本ノルマ達成に合わせて自分のペースを調整しなければならないということです。そして、どうしたら間に合わせることができるのか?と必死に考えて「精度を落とさず効率だけを上げるには何を捨てるか」という判断を自分に課しながら自分の勉強のやり方を変えていく。これが建設的な問題解決能力の育成につながります。


受験の本質は競争です。他者と競って勝たなければならない都合上、合格できるペースに合わせて常に自分のペースを調整する必要があります。自分が頑張った先に合格があるのではなく、合格するために何をしなければならないか?というところからどう頑張るかが決まる、というのが適切な努力のベースになるのです。


ということで、結局長くなってしまいましたが、今回は勉強の本質的な部分について共有しました。何かの参考になれば幸いです。


 

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