熊本の塾長「読書のススメ」学びは最大の投資だ!|熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミー

こんにちは。熊本の教育&勉強攻略アドバイザー、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。

 

 

今回のテーマは読書ススメです。私事ではございますが、ただいま覚醒期に入っているようで、貪るように本を読んでいるところです。写真にあるのはここ2日間で買い集めた分で、この1ヶ月の間に100冊ほど買い足しました。元々手元にある本もまだ読んでいないのに(笑)でもちゃんと買った分は全て読み切るつもりです。とにかく今は本能が赴くままに突き進むのが吉だと確信しています。

 

 

買い足している本のテーマはバラバラです。国際情勢を理解するための本が比率的には多いですが、人工知能、VR、心理学、星占い、歴史、哲学、伝記、経済などなど多岐に渡ります。でも別に、ここでの学びの直接的な目的が学習塾での生徒さん方への還元にあるわけではありません。勿論学習塾という場を介して生徒さん方に還元されていくのは当然副次的に起こることではあるのですが、ただ「知りたい」のです。最高の自己満足です。語弊を恐れず言わせてもらうと「他者のためにやっているわけではない」ということです。仕事ではなく、純粋な意味での自己満足、自己投資なのです。

 

 

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実はこういったことは過去にもありました。急にスイッチが入り、取り憑かれたように本を読みまくるという時期が、大学受験の浪人時代にあったんです。かれこれ15年前の話になります。その時何が起こったか。その後私の中ではそれまでのモヤモヤが一気に晴れて、パズルのピースが全て揃ったかのように、結果的に人生が一気に前進しました。スピリチュアル的に言えば「次元が上がった」という感じでしょうか。とにかく猛烈な学びの後には飛躍的な成長が待っていました。その時と同じことが今起きています。

 

 

だからあなたにも本を読め、とは言いたいわけではありません。これはタイミングの問題だし、成長の仕方は人それぞれです。ただ私の場合はそれが読書だったということなのかも知れません。知は力なり。そして学びこそが人生最大の投資なのです。100%のリターンが期待できる唯一無二の投資法でしょう。ユダヤ民族がそう気付いたように、頭の中にあるものだけは何者にも奪えない。もし大災害が起きて手元の全てを失ったとしても、頭の中にあるものは無くなりません。頭部を強打するなどして記憶が消えてしまうことはあるかも知れませんが、基本的には外部の何かに奪われる心配はない。

 

 

ちなみに前提の話に戻りますと、そもそも勉強と学びは全く異なります。似て非なるものです。

 

 

勉強とは単なる受験合格のための作業に過ぎません。英数国社理の指定された知識を一つでも多く覚えてペーパーにアウトプットする精度を競います。しかしその知識は一体いつ「使う」のでしょうか。受験日当日にするのは「使う」ではなく「思い出す」です。「使う」というのは、覚えた知識があなた自身の問題解決のために実際に活用されることを意味します。でもその覚えた英数国社理の知識をいつどのタイミングで活用するために覚えているのか、それを明確に認識できている人は皆無です。なぜか。そんなことを想定して覚えていないからです。ただ受験のために必要だからやっている。

 

 

じゃあ今そうやって苦しみながらやっている勉強の意味とはなんでしょうか。覚えたところで将来使う当てがハッキリしていないのなら、それを今やる必要はないですよね。皆が暗黙の了解的に「勉強は大事なことなのだ」と思い込んで盲信しているだけの話で、現実問題として勉強が大事であるわけではありません。それが制度であり、強制的に皆が参加させられるレースだから、やらざるを得ないという事情があるだけであって、やらなくてもいいならやりたくないですよね。でも皆んな盲目になって一生懸命に取り組んでいる。15歳の私はそれが不思議でならなかったんです。

 

 

それから7年後、もがいてもがいてもがき切った私は、明確な答えに行きつきました。「勉強と学びは全くの別物だ」という結論にです。

 

 

今私がやっていることは「学び」です。勉強ではありません。勉強はやらざるを得ないことだし、やらないと困るから(それは別に人生上困るという話ではなく、やらないと周囲の圧力が無視できぬほどやってくるから)やるのであって、やらなくていいならやらないで済ませていたもの。そんな、本来やりたくないことを無理矢理やることが将来のためになるわけがない。でも学びは逆です。他の誰かにとってはあなたがそれをすること自体に何の意味もないとしても、あなた自身がそれをやりたいと思えることに取り組むこと、それが学びです。やりたいからやる。今それがやる必要があるからやる。それが学びです。やった瞬間からそれがあなたの血肉となり、人生をより豊かに、有意義にしてくれるものが学びであって、先に言う「自己満足」の世界です。

 

 

すると、ちょっと強烈な言い方になるのですが、私が「勉強するほどアホになる」と言っている理由も分かっていただけるはずです。やりたくない勉強を無理矢理やる行為は、脳にとって負荷でしかない。脳がダメージを受けるだけだし、それが精神を疲弊させ、自己肯定感を下げ、いずれは自分自身や将来を見失う結果につながります。学校という閉鎖的かつ固定的な世界で何年も押し込められ、脳も甚大な被害を被り、挙句に学習塾まで増やされて使いもしない知識を無理矢理詰め込まれるような勉強をさせられる。それで、頭がよくなるわけがない。

 

 

じゃあなぜ学習塾の代表という立場でそんなことを言うのかと言えば、それは「勉強のやり方が全然人生のためになっていないから」です。そんな勉強したって意味がないけど、どうしても勉強すると言うのなら、せめて人生の役に立つようにやりましょうよ、と。どうせやるなら「頑張っても伸びない」やり方ではなく、やったらやった分だけ伸びるやり方、それも「やりたいからやるのだ」という心持ちでやりましょうよ、という提案なのです。そしてこれが「学び」に昇華させた勉強です。

 

 

ただ、こういう話をしてもほとんどの方が「???」ってなります。そんなことを考えたことがないからです。成績を伸ばしたいと言う生徒さんに「成績の伸ばし方は教えられるけど、成績伸ばしてどうするの?」と聞くと「え?」となる。成績を伸ばすことそれ自体が目的化しちゃってるんですね。これは完全に思考停止状態です。勉強をやらないといけないからやる。ただそれだけの話で、そこに自分の人生も将来も度外視です。成績が良いことが人生を良くすることになるだろう、と盲信することで頑張れているだけで、本当はそんなことやりたくないのに、やらないと困るからやる、できるだけ楽にやりたいと思う。でも思考停止の状態でやり方だけ取り入れようとするから「夢想家状態」になる。決して手に入らないもののために人生を浪費する生き方です。

 

 

停止した思考を目覚めさせるために、もしくは停止していないけれど具体的な改善方法が見えていないという人のために、私は学習塾を立ち上げて勉強コンサルを行ってきました。マンツーマンでじっくり話をして、どこにブレーキがかかっているのか、本当にこの子は現状を打開したいと思っているのか、それを探るためには授業では埒が明かないわけです。コンサルティングという手法でなければ改善は見込めない。でも一方ではそんなことをごちゃごちゃ考えるよりも、さっさと成績の伸ばし方を教えてくれよ、というテンションの方の方が多い。そういう取り組み方に慣らされてしまっているからです。キツいですね。このままではまず苦しいだけで伸びは小さい。

 

 

別に誰のためになるわけではないのに、単なる自己満足のために山ほどの本を買い集めて読み耽るというのは、私にとっては「学び」となります。それはやりたいことだからです。やるなと言われてもやらないと気が済まないことだからです。じゃあ勉強だってそういうものにしてしまえればいい。それが私の答えでした。

 

 

要は勉強に納得すること。目の前のその作業は確実に今の自分にとって必要なものなのだというテンションに自分を持っていくこと。そのために自己分析をして論理を人生に嵌め込むことが必要です。そしてそこには自分一人では乗り越えられない壁があることでしょう。中学生、高校生でそれができている人たちが成績優秀者と呼ばれる人たちです。

 

 

成績優秀者たちは頑張っていません。でも成績は良いのです。なぜか。頭がいいわけではありません。頭がいい人も勿論いますが、それは天才と言われるほんの一握りの人たちだけで、ほとんどは秀才、つまり努力でそうなれている人です。物理的に勉強時間を増やし勉強量を増やしてそうなっている人もいます。でもそういった物量作戦、力技で乗り切ってきた人たちは遅かれ早かれ挫折します。限界を迎えるわけです。当然ですよね。人間には24時間365日という時間の制約が平等にあるわけですから。

 

 

でも成績優秀者たちの中で私が伝えたい層の子たちは、常にコンスタントに成果を出し続けます。それも頑張ることなくです。「頑張る」とは主観であって、客観的動作である「努力」とは違う。頑張ることは誰にでもできますが、それが適切な努力になっているかどうかは別の話です。でも大抵の場合、本能が求めることの場合は、それが正しいことが多いです。周囲が求める結果が出なくても、自分自身にとってはこの上ない成果となるでしょう。

 

 

学び方、成長の仕方は人それぞれです。私の場合は読書だった。だから今回は読書のススメとしてお話ししました。熊本の学習塾の代表として、おそらくは適切ではないと思われるような話に聞こえた方もいらっしゃるかと思いますが、考えることなく勉強作業そのものをひたすら続けていきたいという方のための環境はもう十分あるので、個人的にはそこに不安はありません。むしろそんな勉強を続けた先のことの方が心配です。私はそんな勉強したくなかったし、将来のために青春を使いたかったので、必死に考え、行動を変えて、人よりも遠回りはしたけれど、納得の行く取り組み方ができたと思います。そしてあなたにもそうあって欲しい。

 

 

ごちゃごちゃ考えるのはキツいでしょう。小難しいことを考える暇があったら問題をたくさん解いた方が成績は上がるでしょう。でも意味はないんです。勉強するほど成績は上がるけど、それは学校や学習塾や受験制度といった特異な環境の中だけの話であって、いざ現実世界に出てきた瞬間には「あれ?どうやらルールが違うらしい、、、」と気づくのです。その時に気付いてもどうしようもないでしょう。だから私は勉強コンサルティングを続けています。分かる人に分かればいい。でもその「分かる人」のために今の私が勝手に努力し待っていること自体は、決して無駄ではありません。そういった些細な努力の繋がりがこの世界をより善くしていくからです。

 

 

私の場合、本を読むとそんなことを考えて想像が膨らみ、楽しくなります。この記事を書いた後にもまたひたすら本を読むでしょう。それがいつかあなたのためになるご縁ができたら最高です。今回もご通読ありがとうございました。

 

 

 

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