元TOKIO山口達也さん酒気帯び運転で現行犯逮捕のなぜ|熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミー

こんにちは。熊本の教育&勉強攻略アドバイザー、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。

 

 

今回は今朝のニュースから取り上げます。元TOKIO山口達也さんが酒気帯び運転現行犯逮捕されたというものです。

 

 

まだ記憶に新しい2018年4月25日のわいせつ事件から2年5ヶ月。またお酒が原因の事件を起こし逮捕されてしまいました。TOKIOのメンバーだった長瀬さんら4人が「株式会社TOKIO」を設立し、彼の復帰を後押ししようとしていた矢先の今回の出来事は、残念ながら彼を守ろうとした、帰りを待っていた全ての人を裏切る結果となりそうです。

 

 

ただ、こういった酒気帯び運転、酒酔い運転の事件、事故は決して他人事ではないため、現時点での刑事罰がどうなっているのか、現行犯逮捕された山口達也さんの今後について、そしてなぜこんな事件が繰り返されてしまったのかについても考えていきたいと思います。

 

 

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元TOKIO山口達也さんが現行犯逮捕された酒気帯び運転とは

アルコールを摂取した状態でバイクや自動車等に乗車し運転をすると、飲酒運転に該当することになります。飲酒運転は大きく「酒酔い運転」と「酒気帯び運転」の2つに分けられます。この2つの刑事罰には違いがあるので、まずはこの違いを明確にしておきましょう。

 

 

①酒酔い運転

呼気アルコール濃度に関係なく、アルコールの影響で正常に車両を運転できないおそれのある状態。アルコールの影響に具体的に数値化された基準はありませんが、「ろれつが回っていない」「まっすぐ歩けない」などの状況から判断されます。

→罰則:5年以下の懲役/100万円以下の罰金

 

 

②酒気帯び運転

呼気1リットルあたり0.15mg以上もしくは血液1ミリリットルあたり0.3mg以上のアルコールを含んで車両を運転すること。

→罰則:3年以下の懲役/50万円以下の罰金

 

 

当然これらは飲酒運転そのものに対するもので、もし飲酒運転の結果、今回の山口達也さんのように他人の車にぶつかってしまったとか、それこそ人をはねて死なせてしまったような交通事故を起こした場合には、別途「自動車運転過失運転致死傷罪(飲酒運転によって事故をおこし、人を死傷させた場合に問われる罪。7年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金)」か「危険運転致死傷罪(アルコールの影響が大きく、酩酊(めいてい)しながらの運転など相当程度の危険を伴う運転により、人を死傷させた場合に問われる罪。被害者が負傷のみの場合は15年以下の懲役、被害者が死亡した場合は1年以上の懲役)」が科せられます。

 

 

さらに言えば、今回が初犯であれば不起訴処分で釈放の道もあるのでしょうが、前述したように過去に飲酒による女子高生へのわいせつ事件を起こしてしまっているので、反省の色がないとして、今度こそ起訴される可能性もあります。

 

 

現行犯逮捕された山口達也さんの今後

今回の事件は酒気帯び運転ということと、衝突した車の搭乗者の方にも怪我がないということから、上記のような刑事罰(3年以下の懲役/50万円以下の罰金)が科されることになるでしょう。あとは書類送検後の検察官の捜査と心象次第で起訴or不起訴が決まるわけですが、元TOKIOとは言え退所後の山口達也さんに完全無関心でいられるはずがないジャニーズ事務所側が、何らかの動きを取るのは確実です。これは山口達也さん本人の復帰のためという話とは全く異なり、単に事務所としての責任として介入するということです。

 

 

実際、刑事罰とは別に行政罰が科されるものですから、それこそ今回の酒気帯び運転による現行犯逮捕が免停(呼気1リットルあたりのアルコール濃度が0.25g未満で90日の免停)や免許取り消し(0.25g以上で欠格期間2年)を伴うことは必然でしょう。また、もし会社員のような立場であれば会社側が考慮し解雇処分を受ける可能性もあるものです。山口達也さんは前回の事件で2018年5月6日付でジャニーズ事務所から契約解除され、事実上の芸能界引退という社会的な制裁を受けています。今回の場合にはすでに事務所も退所しているので、そういった解雇などの処分はないものの、TOKIOのメンバーが2019年に設立したジャニーズ関連会社「TOKIO株式会社」で面倒を見るという復帰の可能性を自ら棒に振ったことになるかも知れません。

 

 

ジャニーズ事務所としても、2018年4月当時はジャニー社長がまだご健在で、わいせつ事件の後、山口さんから城島さんが退所願いを預かり、最終的な判断はジャニー社長に一任した中での退所という流れでした。ただSMAP結成の翌年の1989年から30年近くも可愛がってきたグループということで、山口達也さん退所後も彼の言動を見守り続けていたジャニー喜多川さんの姪、 現社長の藤島ジュリー景子さんとは違い、風紀委員として現場を任されている滝沢秀明副社長としては、流石にジャニーズ事務所で先輩の山口達也さんでも立場上かばい切ることはできず、ましてや現場に復帰させることは他のメンバー(特に後輩メンバーたち)にも示しがつかないということで、おそらく決断はできないでしょう。だからこそ長瀬さんがTOKIOを脱退し事務所も退所して新たな形、TOKIOメンバーで株式会社を立ち上げてそこで自分たちが山口さんの面倒を見る、という別の道を敷きに行った。そこに今回の事件です。あとは本当にTOKIOメンバーの懐の深さにかかっているというか。

 

 

もしTOKIOメンバーにも「流石にもうかばいきれない」とそっぽを向かれれば、追い詰められた山口達也さんはどうなってしまうのか。離婚し子どもたちとも距離がある中で、これだけ短期間に2度も事件を起こしてしまえば、本人が認めていなくてもアルコール依存症は疑われますし、何より移動手段を無くした上にまた世間に出にくくなった今後の生活は多少閉鎖的になってしまうかも知れません。するとさらにアルコールで荒んだ気分を払拭しようとするでしょうし、誰も彼を見守る人がいなくなれば、復帰の目処のない苦しい状況はもっと彼を追い込んでいくことになるかも知れません。この2年よりも危険な状態になる可能性を私は心配しています。

 

 

酒気帯び運転で現行犯逮捕のなぜ

芸能界全体でも麻薬や薬物、アルコール依存症は問題とされる事件、事故が多く、中でもジャニーズのTOKIOという大人気グループのメンバーだった輝かしい過去を考えれば、その全てを失って過ごしたこの2年はかなり山口達也さんを苦しめ、精神的に追い込んだことでしょう。

 

 

現実問題としてアルコールへの依存度合は高く、タバコやパチンコといった別の依存対象と比較しても決して軽視はできないものです。コーヒーやコーラなどの嗜好品への依存も、過度な摂取は命に関わるので問題とされていますが、やはりお酒はなかなかやめられないし、判断能力を失わせ事件事故を起こすリスクをかなり増大させます。

 

 

山口達也さんの場合、前回のわいせつ事件後の記者会見でも「またメンバーに戻れたら、、、」などとおっしゃっていたくらいですから、TOKIOのメンバーという実績もあり、ジャニーズ事務所からの圧力でメディアも忖度はあるでしょうし、また時間さえ経てば何とかなるだろうと思っていたはず。しかし世間の風潮がそれを許さない状況にあっては流石にすぐの復帰は難しいと判断し、ダメージコントロールのために事務所を退所し反省を見える形で示して見せた。

 

 

内面ではかなり甘い算段だったでしょうし、反省もどの程度していたのか分かりません。さらに言えば、泥酔状態で起きた事件では当時の記憶があまり残っていないため、その時に起こした事件、事故への反省が精神的に追いつかないという現実も往々にしてあります。頭の中で理屈の上では反省できたとしても、記憶がないから心の底から反省できるかというと甚だ怪しい。だからこそ山口達也さんも今回のように、まだ”懲りずに”お酒を飲んでいたわけですし(それも、現行犯逮捕されたのは朝の9時過ぎの時間ですから、夜通しというよりも朝から飲んでいた可能性も?)、でもそういった失敗や失ったものへの喪失感、好きなお酒を我慢する苦しみや芸能界に戻りたくても戻れない現状へのイライラを、やはりお酒で抑えるしかなかった。華々しい世界で生きてきた彼の葛藤は一般人の私には想像もできませんが、失ったものが大きい分、それを自分一人のメンタルで支え切るのは相当に困難かも知れません。

 

 

問題はそんな彼を支えて再犯を防ぐ環境があるのかという点ですが、普通はないのが当たり前だと思います。報道番組などでコメンテーターが無責任にも「こういう時に彼を支えてくれる人が誰かいなかったのか」などと言うのですが、それは責任転嫁もいいところで、本来であれば自身で自制し乗り切るのが前提です。そういった環境があれば今回の事故は防げたかも知れないというのは理想論であって、可能性としては模索するべきではありますが、現実問題として四六時中そういった人を見守るシステムは日本にはありません。自身の意思で更生施設に入り生活習慣を改善させて実際の生活を取り戻すのが望ましい選択ですが、それもやはり本人にとって困難なものでしょう。アルコール依存はそれくらい脳を犯す深刻なものかと思います。

 

 

そうなると、やはり社会インフラとして、人権侵害の境界を越えることがあろうと公共の福祉を優先させ、依存症の患者を強制的に隔離し、アルコール依存状態から切り離してから社会復帰を促すという環境作りも視野に入れねばならなくなります。が、それが果たして健全かどうかという問題もあります。

 

 

今回の事故は死傷者がいなかったからこの程度で済んでいるものの、その可能性が十分にあったことを考えると、山口さん本人だけにこの状況を乗り越えさせるのは確かに心配です。かと言って、離婚した奥さんや二人の子どもたちが彼を支える義務があるのか、TOKIOのメンバーがそれでも彼を支えなければ、4人のメンバーは山口達也を見捨てた冷たい仲間とバッシングを受けるのか。

 

 

最悪の事態が起きてから「あの時ああすれば良かった、こうすれば良かった」と嘆く前に、今何ができる余地があるのかをリストアップし、また以前の家族やTOKIOのメンバーが、どこに向けて山口達也を導くかを彼自身と話し合うこと。本気で現状を改善し、その後の芸能界復帰を考えると言うなら、かなり荒療治となろうとも、まずは依存状態から脱却させ、健全な生活スタイルを取り戻させる環境を最優先に考えること。そのためにできることできないことを明確にすることが、今真っ先にできることではないでしょうか。

 

 

日本は一度事件、事故を起こすと途端に総バッシングを受け、復帰が絶望的となるような風潮がある社会です。テレビや新聞などのメディアが一斉に取り上げ全国に知れ渡り、圧倒的な社会的制裁がまず当人を襲います。一度「犯罪者」というレッテルが貼られれば、それがネットにも一生残り、そのデジタルタトゥーは有名になればなるほどつきまとうことになる。その十字架を背負ってもなお復帰しテレビやアイドル活動に専念し、以前のようにハジけることができるのか。

 

 

ドラッグ中毒の父親の元で6歳からマリファナを覚え、薬物問題で6回逮捕、1999年には1年近くも刑務所で過ごしながらも、今ではMARVEL1の大人気ヒーロー『アイアンマン』となったロバート・ダウニーJrのように、彼が乗り越え、結果を出しさえすれば、過去の暗い事件歴も忘れ去られ、復帰も暖かく歓迎されるような未来があるかも知れない。山口さんも、明るい未来の全てを断たれたわけじゃない。どうかここで自分を見失わず、また立ち直り、今度こそファンを「やっぱりTOKIOの山口はこうでなくちゃ!」と熱くさせるアイドルに戻っていただきたいと思っています。

 

 

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