【受験生必見】熊本の塾長が教える「コロナ禍の勉強の遅れを取り戻す方法」｜熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミー

こんにちは。熊本の教育&勉強攻略アドバイザー、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。

 

 

今日はコロナ禍で生じた勉強の遅れを取り戻す方法についてお話しします。特に今年受験生の方は状況が深刻なので是非聞いて下さい。

 

 

ただ話の方向性的には当たり前のことというか、かなり王道的な流れをご説明することになります。こういう時に魔法のような奇跡のような方法を求めてしまう心理は必ず出てくるものですが、そんな方法はないので注意して下さい。混乱期にある時ほど冷静に自分を保てるかどうかが重要な分かれ目となります。

 

 

 

 

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コロナ禍での勉強の遅れをどう見るか

今年の受験生はかなり大変です。受験制度の大きな変更がなされる上に新型コロナウィルスの感染拡大によるパンデミックが起きてしまいました。

 

 

日本では2020年10月末現在落ち着いた様子を見せていますが、ヨーロッパの方ではスペインやイタリア、イギリスで深刻な状況となっていて、ロックダウンや緊急事態宣言が再度発令される事態になっています。日本にこの惨劇が遅れて今冬、もしくは来年にやって来ないとも限りません。かなり警戒しながらの受験ということになるでしょう。

 

 

ただ、こういう時に勉強の習得が大きく侵害されることは仕方のないことです。勿論、中にはこんな混乱もよそにしっかり勉強してペースを乱さずに過ごしている方、もっと言えば、みんなが混乱して落ち着かない間に自分で勉強を進めて、かえって効率的な勉強ができるようになったという方もいたでしょう。こういう方は素晴らしいのです。素晴らしい方なので、そういった素晴らしい類の方々を基準に自分を評価すると、かなり自己評価に誤解が生じることになります。

 

 

でも大抵学習塾の宣伝などではこの手法で不安を煽り「だから勉強頑張りましょう！」と煽ってくる人もいるわけです。自分で起業しコピーライティングなどを勉強していると、人の心理に働きかけるキャッチコピーの書き方などの知識が身につくのですが、だからこそこういったパンデミック時にどんな文言が宣伝文句として多用されるかということも分かってきます。要するに不安を煽る宣伝文句とは何か、ということです。

 

 

ですから、あなたが心配なさっているように、コロナのパンデミックがなければ正常に行えていたはずのことが今年はできなかったということを、必要以上に気にする必要はないということなんです。遅れは生じているでしょうが、その原因は自身の怠慢ではなく世界的な感染症の流行という大災害ですから、それで勉強が遅れてしまったこと自体にはなんの問題もないはずだからです。でも勉強は競争、受験は競争だと刷り込まれていますから、すぐにでもこの遅れを、もっと言えばそこから生じる不安や心配を払拭したいと思ってしまう。すると過激なキャッチコピーに揺さぶられてしまうというわけです。

 

 

ではコロナ禍での勉強の遅れは本当に気にする必要のないことなのか。いや、気にはしていいのですが、何をどう気にするべきか、という点をこれから少し整理していきましょう。

 

 

コロナ禍での勉強の遅れを”いつまでに”取り戻すか

率直に申し上げれば、今あなたが抱えている勉強への不安は、純粋にあなたが持っている不安というよりも、社会の風潮や勉強のこれまでの常識、平時の勉強との付き合い方の習慣から外れたことに対して発生しているものです。かなりざっくり言うと、その不安は「抱かされているもの」ということになります。

 

 

本来であれば、これほどの全世界規模の大災害が起きた時には、どう生き残るか、今後世界はどんな風に変わってしまうのか、その変わり行く未来に対して今の自分はどんな努力をすればいいのかを考えるべきだと言えます。しかし多くの方は「どう勉強の遅れを取り戻すか」ばかり考えている。これがそもそも間違った思考なんです。

 

 

命が脅かされる危険な事態が世界の至る所で起きているのに、勉強の遅れを取り戻そうという発想が真っ先に出てきてしまうのは、ベクトルとしてちょっとズレていて、まずは「①こんな時に自分は何をすべきか」を先に考えた上で、そのやるべきことリストの中に勉強があり、優先順位を検討していく上で勉強に関する優先順位が高いと判断された場合に、ようやく「②じゃあ今回のことで勉強できなかった分をいつまでにフォローしようか」と考えればいい。

 

 

①をすっ飛ばして、一足飛びに②に発想が直結しまうのは避けた方がいい理由は、一刻も早くその不安の原因である勉強の遅れを取り戻すためです。

 

 

ちょっと逆説めいて聞こえるかと思いますが、いきなり勉強の遅れを不安に感じるマインドの方は、残念ながら勉強に振り回されてしまう方です。そういう方は大抵成績があまり良くない。成績が良くない理由は、勉強とは何かということが理解できていないからです。勉強とは何かということが明確になっていないから、漠然と勉強の遅れが不安に感じられてしまう。今すぐにこの不安を解消しようと考え、勉強の遅れを”どうやって”取り戻そうかと考えてしまう。

 

 

そうではなくて、”どうやって”の前に、まずは”どうして”なんです。そして、じゃあ”いつまでに”と具体的に改善策を模索していきます。勉強の遅れそのものが良くないのではなく、ペースが乱れたことに不安を感じている。勉強から離れた時間が結構できてしまったから、そこでやるべきだったことを早く取り戻さなくては、と感じているだけであって、それは周囲の雰囲気に持たされている意味のない不安です。その勉強の遅れなるものが自分の人生上どれくらいの問題なのかを知るには、なぜ勉強の不安が生じているのかを自分の中で整理すると良いです。

 

 

すると、何も「早く早く！」と焦って遅れを取り戻そうと躍起にならなくても、もっと長い時間を改善に充てると考えれば、人生上生じたたった数ヶ月の遅れなんてすぐに取り戻せると気付けます。

 

 

もし仮に、それでも受験の本番までの短い期間で遅れを本気で取り戻そうと思ったら、何をやるべきかは明白です。

 

 

コロナ禍の遅れを受験本番までに取り戻す方法

まずは一瞬立ち止まって下さい。そして深呼吸。文字で書くと単純明快ですが、やってみようとするとこれが結構難しい。特に焦っている時には立ち止まったり、改めて深呼吸をすることすらまともにできません。

 

 

では立ち止まって深呼吸をして何を考えるのか。頭を空っぽにするのです。リセットです。ゼロベースで事態を把握し直す必要があります。

 

 

時間は限られています。あれもこれもやってる場合ではないし、物理的に無理でしょう。では残された時間で自分が一体何をすべきか。これをゼロベースで捉え直すことがかなり重要なのです。学校に通い続け、今行ってる学習塾にも通い続けて、自分が今解消したいと思っている勉強の遅れを取り戻せるか？答えは「否」。物理的に不可能です。学校や学習塾はあくまでも「これをみんなにやらせるべき」という課題をやらせるからです。あなたに、ではありません。みんなに、です。でもあなたがすべきことは「あなたにとってすべきこと」であって「みんなにとってすべきことだと誰かが思っていること」ではないわけです。だったら学校や学習塾にこれまで通り行き続けることは、遅れを取り戻すことには繋がらない、とわかります。つまり、それは止めるべきものです。

 

 

すると、学校や学習塾に投資していた時間や労力がなくなります。その分自分の意思で使える時間が増えます。これまでは学校や学習塾のスケジュールに合わせて動いていたものが、自分のやるべきことに100%使えるようになります。

 

 

あとは今のあなたの習得状況と、達成したい目標とのギャップを考えて、残った時間でそのギャップを埋めるためにやるべきことを吟味する。どの参考書を使って、どの問題集を使って、いつまでにどのくらいやりこむか。いつまでにどれくらいの結果を出せば目標達成が見えてくるか。そこを考えるのです。

 

 

一人で考えることが難しそうであれば、熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミーのコンサルを活用して行って下さい。頭の中の情報が整理され、今後自分が何をすべきかが明確になれば、かなり不安は解消されるはずです。あとは「それをやれれば大丈夫」と安心できるからです。何をどうすればいいのか分からないから不安は生じます。何をどうすればいいのか、そしてそれをなぜやるべきで、いつまでにやればいいのかが分かると人はホッとして、安心して努力できる。その心理状況を取り戻すことが、実は最も先決なのです。

 

 

今回はコロナ禍での勉強の遅れを取り戻す方法についてお話しました。何かの参考になれば幸いです。

 

 

 

 

 

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