熊本の塾長とスマホ脳|なぜスマホを横に置いておくだけで勉強効率が著しく下がり成績が落ちてしまうのか|熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミー

こんにちは。熊本の教育&勉強攻略アドバイザー、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。

 

 

今回は今話題の『スマホ脳』という本を読んでみたので、その要点を共有していきたいと思います。なお動画であれば9分で解説されていますので、是非そちらも併せてご覧下さい。

 

 

特に今日強調しておきたいことは、スマホを横に置いておくだけで成績が下がる勉強効率が「著しく」下がってしまう理由です。おそらく、というか、そう信じたいのですが、学校が校則で「スマホの持ち込み禁止」を謳っているのは、こういったことが原因かと思います。が、それでも熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミーの塾長としての私の主張は「勉強にはスマホを有効活用すべき」で変わりません。その理由もお話ししたいと思います。

 

 

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スマホ脳とはどんな本か

まずはこの本を概要ですが、このタイトルは正に秀逸で、記憶にも残るキャッチーなフレーズなのですが、しかし実際の内容はどうかというと、ちょっとズレて感じられるかと思います。要するに、スマホによって脳がどう変化しているか、といった類の本ではなく、スマホが脳にどんな影響を与えるかという話なので、スマホ脳というものがあるわけではなく、脳はいつもの脳のままなのに、なぜスマホがここまで鬱を引き起こすのかという論調で書かれています。

 

 

例えば私たちの脳というのはそんな簡単に進化が進む代物ではありません。シロクマが毛の色を茶色から白に変えるのにも、1万年〜10万年の時間が必要だったように、脳の進化にはそれ以上に長い年月がかかるものなのです。そして脳は長らく人間が晒されてきた狩猟採集に適したモードにようやくなったというレベルです。にも関わらず人間の文明はそれをはるかに凌ぐスピードで進んできた。今や手のひらにスマホという高性能コンピュータが収まり、そこから世界中の情報を収集することができます。それこそタブレットや腕時計型、果てはマイクロチップで体内に入れるの入れないのという時代です。でも脳はまだ1万年前の生活環境のための構造で止まっているのです。このミスマッチが実はこの本で理解すべき本質です。

 

 

1万年前の環境と現代とでは、私たちを取り巻く状況はまるで違います。でも私たちはそんなことは知りません。私たちは知らないのだけれど、スマホやアプリ、SNSを作る人たちというのはそのことをちゃんと理解した上で製作しているのです。私たちの注意をどう引くかは、私たちの脳がどんなことに反応するのかを知らねばなりません。それを徹底的に研究し、仕組みとして組み込んであるわけです。だから私たちの脳はスマホに敏感に反応してしまう。

 

 

スマホ脳が鳴らす警鐘|成績が下がる原因とは

人間が文明の中で生み出したスマホというツールは、間違いなく人間の生産効率を上げてくれるものです。しかしそれも、スマホがもたらす悪影響をしっかり認識した上でなければ裏目に出てしまいます。それこそワンピースに登場する妖刀鬼鉄みたいなものです。使う者の生気を奪う諸刃の剣ですから、しっかり理解して使わないとどんどんストレスフルになり、知らない間に精神疲弊を起こし、最後は鬱症状を発症することにもなります。

 

 

そうはならないとしても、勉強の効率を著しく下げてしまうことは避けられないでしょう。ただ下げるのではありません。著しく下げるのです。

 

 

これは単純な話、スマホが人の集中力を削ぐからです。

 

 

Facebookやインスタグラム、TwitterにTiktokなど、今や若者の間ではたくさんのSNSやコミュニケーションアプリがあります。それらが別々に機能し、通知を知らせ、双方のコミュニケーションを円滑に進められるように設計されているわけですが、この通知音一つとっても意図的に設計されたものです。これがピコンとなった瞬間に脳が報酬系を反応させてスマホに意識を移動させるようになっています。これが習慣化していると、仮にサイレントモードにしていた場合にも振動だけでも気になるし、もっと言えば「いつ通知が来るだろうか」と身構えているだけで、通知が来なくても意識がスマホに引き寄せられてしまいます。

 

 

するともう目の前のあらゆるものに意識が向きません。それが勉強であろうと友人とのカフェタイムであろうと、もうスマホに気が向いているので集中できないのです。

 

 

ましてや、じゃあスマホでLINE等にチャチャッと返信して、すぐに作業に戻ればいいじゃんと思いがちですが、元の集中状態に戻るまでに人は最低数分を必要とします。その数分の間にスマホに気持ちが向けば、また0からです。授業中にスマホをいじりながらノートテイクをしたとしても、意識は常にスマホですから、授業内容は一切頭に残りません。ノートに板書を残したとしても、家での勉強がwithスマホなら同じ程度の習得しか期待できない。となると、スマホが横に置いてあるだけで成績が下がる理屈がお分かりいただけるのではないでしょうか。

 

 

これが脳を知り尽くした技術者たちが提供するサービスの怖いところ。iPhoneを生んだスティーブ・ジョブズも自分の子どもにはスマホもタブレットも与えなかったし、Facebookの上級幹部の人間も14歳まで子どもにスマホを与えなかったほどです。どれだけ危険なものかを認識していた証拠でしょう。

 

 

スマホ脳を読んでなお「スマホは活用すべし」と主張する理由

ではスマホを学校に持ち込んではいけないとする校則の在り方は妥当と言えるのでしょうか。

 

 

私はそうは思えない。それは言わば教育の放棄でしょう。

 

 

スマホがそれだけ危険だと言うなら、どう危険か、だったらどう使えばいいかを教えるのが教育機関としての責任です。むしろ持ち込むかどうかを議論するということは、もう本人たちは持っているわけですから、新たに買いなさいということではなく、持っているものをどうするかの話なので、じゃあその有効活用の方法を教える方向に舵取りしないと、何のための学校教育か分かりません。

 

 

ましてや、スマホがあることで疑問点の解消に関してはこれまでとは比較にならないほど短時間で行うことができるようになりました。さらに深めて理解したいと思えば検索すればいいし、学校の授業が分かりにくいのであればYoutubeの動画講座でいくらでも有益な動画は見つけられます。これだけの便利な道具を使わない手はない。

 

 

危険だから使わないと言うなら、あなたはずっと色々なものを使いこなせないままでしょう。かと言って、無理解のまま使うのも危険。だったらしっかり情報収集して理解して使うしかないでしょう。依存しているな、身体が不調を訴えているな、なんだか前よりも疲れている気がするなと感じ始めらたら、すぐに使用を控えるだけの意識は持っておきたいですね。依存症的になってくればスマホ断ちは困難かも知れませんが、それでも物理的にスマホから距離を置くだけでも効果は絶大なので、解決策として是非頭に置いておいて下さい。

 

 

すでにスマホに蝕まれている人も多いかも知れません。でもそれは今からでも改善できます。スマホは使うべき道具です。スマホに取り込まれて、あなた自身が技術者たちの道具にならないようにして下さい。これは大袈裟ではなく、本当に脳はスマホにハックされている可能性があるのです。このスマホ脳という本は、そういった現状への警鐘なのです。

 

 

今回の内容が何かの参考になれば幸いです。ご通読ありがとうございました。

 

 

 

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