【M&A】熊本市の老舗塾による事業承継!新しい発想を持った若手経営者に塾の未来を託す|熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミーwith南城館予備校

こんにちは。熊本の教育&勉強攻略アドバイザー、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。


2024年6月1日より正式に事業承継させていただきました南城館予備校さんの、元代表であられる木本先生の記事がご紹介されましたので、共有させていただきます。


熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミーを運営しています弊社L&S Consulting 株式会社は、この度、熊本の大学受験予備校である南城館予備校さんをM&Aにて事業承継させていただきました。すでに6月1日より正式に代表安東の方で舵取りさせていただいておりますが、その水面下でサポート、仲介して下さったバトンズBATONZが、プレスリリース記事を作成して下さいました。今回はその記事をご紹介させていただきます。


↓↓↓ここからがバトンズBATONZの作成した記事となります。↓↓↓


熊本市の老舗塾による事業承継!新しい発想を持った若手経営者に塾の未来を託す

熊本県熊本市で30年以上の歴史を持つ老舗塾「南城館予備校」は、同市で勉強戦略コンサルティング事業を展開する「L&SConsulting株式会社(商号:ブレイクスルー・アカデミー)」へ事業譲渡を実現されました。南城館予備校の創設者である木本原志様は、新型コロナウイルスの蔓延などをきっかけに、事業承継の検討を開始。約半年という期間でM&Aをご成約されています。今回、木本様にM&Aの経緯と共に、同予備校の歩みについてお話を伺いました。


当時の業界の常識ではなかった「大学受験生が中心」の塾を設立

日本がバブル崩壊で株価や地価が大幅に下落し、長期的な不況の入口にあった当時、木本様は大学卒業後に広告代理店の営業職として勤務されていました。担当顧客には学習塾や予備校などが多く、その中のひとつである学習塾から『営業が嫌になったら、うちにおいで』と声をかけてもらったことが、塾業界へ転職するきっかけだったといいます。


「広告代理店で営業職を2年ほど経験し、そろそろ転職しようかと迷っていた頃で、縁あってその学習塾に転職することにしました。そこで約10年サラリーマンとして働いた後、同じ塾業界で独立したというのが流れです。」


木本様が南城館予備校の元となる学習塾を立ち上げたのは、1992年のこと。当時は、熊本市内の学習塾といえば、高校受験を控えた中学生を主体に経営をするところが大半だったそうですが、木本様はこの常識とは異なる方向性の塾を立ち上げようと考えます。


「当時の業界では、『大学受験の塾は儲からない』というのが常識的な考えでしたが、私は大学受験をメインにした塾をやりたいと思っていました。常識に逆らう形にはなりますが、一定数の需要が必ずあるはずと、塾の同僚と意気投合し、彼と協力して塾を設立しました。


ただ、最初から大学受験専門の塾で始めたわけではなく、当初は中学生の生徒もいる中で、徐々に大学受験を打ち出す塾にシフトチェンジしていきました。」


設立から十数年の間は、昼の時間帯は大学受験の予備校として、夜の時間帯は高校生以下の学生向けの学習塾として営業しており、その後塾名に「予備校」を付け、現在の南城館予備校が誕生しました。近年では、医学部や難関大の合格を目指すというような、偏差値の高い生徒が数多く在籍しています。


また、同予備校は有料の宣伝活動等を行わず、クチコミ中心で生徒を集客してきたことが特徴として挙げられます。集客にお金をかけずとも、一定の生徒を確保し続けられた理由は「講師の質の高さ」にあると木本様は話します。講師陣は、有名ブランド塾や熊本県内で知名度が高い塾で講師をしていた方などが揃っており、質の高い教育を受けることができます。


そんな質の高い塾経営に取り組んできた木本様ですが、設立から譲渡をするまでの間、南城館予備校の規模を大きくすることを考えたことはなく、「生徒と親御さんに喜んでもらえること」を第一に考え、30年以上もの間地域で選ばれる塾経営を続けてきました。


M&Aを決断したのは、少子化、熊本地震、コロナなどのさまざまな要因

長年にわたって運営してきた南城館予備校のM&Aは、木本様にとって人生で大きな決断でした。そこには、どのような葛藤があったのでしょうか。


「少子化の影響で、生徒数が確実に減っているという実感がありました。さらに、2016年に発生した熊本地震、そして新型コロナウイルスの蔓延が最終的な決定打となりました。M&Aを決めた理由は1つではなく、これらのような要因が重なったことで、南城館予備校を第三者の方に譲りたいという気持ちに傾いていきました。」


木本様はこれまでの長い経験から、新型コロナウイルスの影響は大きかったものの、あと1〜2年が経過すれば、ある程度生徒数が回復すると予想していました。しかし、回復を実現させるには労力と資金が必要であり、ご自身の年齢などを考慮すると、M&Aという選択肢が最善だと判断されます。


その後、商工会関係のお仕事に就かれていた木本様のご親族に、M&Aをしたいことを相談。そこから熊本県事業承継・引継ぎ支援センターの紹介へと繋がりました。


「熊本県事業承継・引継ぎ支援センターから『バトンズ』という存在を教えてもらい、同センターのサポートを受けながらバトンズへの登録・利用を始めました。登録したのが2023年の12月で、M&Aが正式に成立したのは2024年の5月初旬でした。」


講師に対するリスペクトと、未来へつなぐ事業承継

バトンズへの登録から、約半年で譲渡契約を締結。複数の買い手候補者と交渉を進めた結果、木本様はL&SConsultingに譲渡することを決断しました。買い手候補の中には、関東圏の同業者からも複数依頼があったものの、上手く交渉が進まなかった経緯がありました。


「バトンズに登録すると、関東圏からも複数の会社からコンタクトがあり、交渉がある程度進んだこともありました。最初は、活動エリアが遠方であることは特に気にしていませんでしたが、実際にやり取りをしていくうちに、関東圏と熊本の物理的距離が、心理的な壁になった気がしています。


最近では遠方でもオンラインなどを通じてコミュニケーションがとれますが、私のような昭和の人間からすると、何かすっきりしない感覚があります。また、買い手側からしても、南城館予備校のような小規模な事業は、財務関係の資料が完璧に揃っているわけではないため、現地に行かないと不安を感じやすいのではないでしょうか。


もしかしたら、実際に教室を見て顔を合わせればM&Aが成立したかもしれませんが、私の場合は遠隔のコミュニケーションだと難しかったですね。」


その他にも、ある買い手候補社が南城館予備校の経営権に加えて、授業で使用している教材の著作権の譲渡も求めてきたため、交渉が決裂したというケースもありました。木本様は講師にリスペクトを持ち、「各講師が授業で使っている教材の権利は、それを作成した本人に権利がある」という考えだったため、その部分で折り合いがつかなかったとのこと。


譲渡先となったL&SConsultingは熊本県で学習塾運営に取り組んでおり、コミュニケーションがとりやすかっただけでなく、著作権の条件を受け入れてくれたり、これからの未来を期待できる方だったことが決め手になったと話しています。


「L&SConsultingの代表である安東様は、精力的に事業に取り組まれていますし、これからの未来を描いておられる方でした。若い世代ですので、新たな発想で私ができなかった施策を実行していただけると期待しています。」


予備校を巣立っていった生徒たちとの交流が人生の財産

初のM&Aに取り組まれた木本様は、バトンズの成約サポートを活用してM&Aを進めていきました。成約サポーターのバトンズ中武とともに進めたM&Aについて、木本様は以下のように話しています。


「バトンズに対しては、登録からM&A成約まで全体を通して好意的な印象を持っています。何かで不満を感じたこともありません。困ったことが出てくる度に、バトンズの成約サポーターである中武さんには相談にのっていただきましたし、 M&A成約まで粘り強くサポートしていただきました。」


木本様は現在、南城館予備校と別の企業に勤務しながら、2025年3月まで同予備校をサポートする予定とのこと。安東様に今後の行方は委ねるものの、自分にできることがあればサポートしていきたいと話しています。


「ここから先、私が出来るのはあくまでもサポートです。私はこれまでの経験を踏まえて、様々な観点から助言をしていきたいと考えていますが、それを取り入れるか否かをお決めになるのも安東様ですし、実際に実行したり決断したりするのは、現代表の安東様です。


とはいえ、次の先生方が育つまでは、しっかりと責任を持って協力していくつもりです。今回、南城館予備校を譲受したことで、将来的に安東様が経営される L&SConsulting がさらに飛躍するきっかけになればよいと考えています。」


木本様はこれから先の人生設計について、趣味のテニスを楽しみながら、南城館予備校を巣立っていった生徒たちとの交流を大切にしていきたいと話しています。木本様にとって、数多くの元生徒との交流が現在もあることが人生における大きな財産とおっしゃっておられました。


南城館予備校の今後のさらなるご活躍を、バトンズ一同、心より応援しております!

 

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