熊本県知事選挙2024について「あなたは選挙に行きますか?」|熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミー
こんにちは。熊本の教育&勉強攻略アドバイザー、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。
あなたは今日、選挙に行きますか?
今回の記事は2024年3月24日に投票日を迎えた熊本県知事選挙をきっかけに、今一度選挙について考えていただけたらという思いで書いてみたいと思います。というのも、私としてはどうしても安易に「みんなも選挙に行こうぜ!」と言いにくい心境にあるからです。熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミーは常に、原理原則、前提、本質を見定めよという方針を指導の軸に置いています。だからこそ、無責任に「選挙に行きましょう!」なんてとても言えないわけです。
もちろん分かっています。こういう意見を発信するのは損なんだろうなとは思いますが、多様性の社会になったということであえてしてみます(笑)
私は「選挙に行こう!」ではなく「選挙について考えよう!」と言いたい。
私は今回も選挙には行きません。結果が見えているからです。おそらく結果は「きむら敬さん」の当選。これで幸山さんはじめ他の候補者が当選する結果になれば、それはそれで喜ばしいことなので、イイ意味で私の予想は外れたことになります。
なぜ私が投票に行かないか。それは選挙の”仕組み”の問題です。行くことに意味を感じない。誰が当選するのか、やる前からほぼ決まってる。
投票が「国民としての意見を表明する機会だ」としきりに言う方もいます。でもそうじゃないと思います。意見ではなく「誰がいいと思うかの多数決に参加する」程度のことです。候補者一人一人の政策を本当に理解し、全て100%に賛同しての投票か?と言われると、きっとそうじゃないと思います。この政策についてはこっちに賛同、この政策についてはもっとこうした方が良いのでは?そういったものが意見であって、そういった細かい意見が反映されるものではありません。もちろん、それ自体は問題ではありません。構造には限界があります。
「投票しない人は政治に文句を言う資格はない!」と言う人もいます。ただ、それが感情論に過ぎないと自覚している人は多くないと思います。投票に行く人しか政治に意見を言うべきでないという排斥思考もさることながら、選挙に行かないという”意思表示”については完全に無視してしまえるものでしょうか?今の選挙の実態にNOを突きつける国民県民の意思は、取り扱うに値しない?
投票という”大事な”機会を大事に思えない風土は、いったいなぜ生まれているのか。投票権を18歳まで広げたところで、今回の候補者それぞれについて具に授業で取り扱った学校ってどのくらいあるんでしょうか?選挙に対する投票の意思を醸成するような、政治観の醸成に資する授業を日頃から行なっている仕組みはあるのでしょうか?投票権を有する人口のうち、世代別の人口比率を考えれば、政策の重心が高齢者に傾かざるを得ないのも仕方ないし、だからこそ若者が投票を行使するモチベーションが上がりきらない。かと言って若者の投票先も、SNSの影響を多分に受けた人気投票に寄っていくリスクもある。SNSが民間企業の運営する仕組みである以上、利害を前提とした協力体制の確立、ステマによる心理操作は可能であり、その点で言えば今の「SNSでの影響を多く受けない層」がメインを張れている今の選挙の方が純粋無垢なのかも知れませんが、ますます「選挙ってなんだろう?」「選挙ってどうあれば健全なんだろう?」と考えざるを得ません。
選挙って結局は仕組みなんですよね。政策の中身ではなく、政策以外のところで組織的にある程度決まったものがある。公明党結党60周年式典に参加した折、熊本県内の市区町村の首長が集められ、壇上で一堂に会し、そこで明確に「きむら敬さんを応援しよう!」と表明した光景を目の当たりにした時にも、改めてその現実を感じました。
例えば今回の熊本県知事選挙も、誰がなっても同じでしょう、なんて冷めた自分がいないわけでもありませんし、結局は自分が何を熊本県や日本のためにできるのか?ということが大事なわけで、なんかあれもこれも良いことを詰め込んだマニュフェストを判断材料に「なんとなくこっちの人かな」なんて決め方をせざるを得ない投票に、あまり意味を感じないんですよね。候補者の人たちは皆が熊本を良くしようと思っている方々でしょうから、良くも悪くも、選挙が我が事でない私からすれば、誰が県知事になっても変わりない。
直接そういった人たちに繋がっている人たちは、きっと投票が我が事なのでしょうが、今の私は誰が県知事になるかよりも、なった人に自分の声をどう届かせるかということの方が重要なので、なんかそうやってごちゃごちゃ考えると、選挙が今の状況のままでは安易に周囲に「選挙に行こうぜ!」と勧める気にはなれないし、だったらせめてこういう機会に「選挙について考えてみようぜ!」くらいは言えるかなという感じでした。
選挙の仕組みなんていう大きな構造に改革を!なんて考えてるわけじゃないけど、選挙にも歴史があって脈々と受け継がれてきた背景があり、選挙を変えるためには選挙で選ばれた人たちが動かなければならないけれど、でも自分を通してくれた選挙の仕組みを変えようなんて人が現れるものでしょうか?
諦めてるわけじゃありません。ただ、どこに自分の意識と限られたリソースを割くかという問題で、今後若い人たちに「投票に行く価値のある選挙」を受け継ぐためにはどうすればいいんだろうか?ということにこそエネルギーを割きたいと考えるが故の、単なる戯言でした🧐
ということで、せっかくの機会です、みんな「選挙について今一度考えてみよう!」👍✨
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