【古生物学+地質学】熊本恐竜の郷、御船町!恐竜博物館の魅力と恐竜の郷になった経緯|熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミー

こんにちは。熊本の教育&勉強攻略アドバイザー、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。


先日息子たちを連れて御船町にある恐竜博物館に行ってきました。何度行っても面白い場所です。展示物は決して多くはありませんが、拘って見れば半日は過ごせる魅力的な場所です。そして私たちが訪れた時には「化石発掘体験」が行われていて、御船の地層から持ってきた約9000万年前の岩石を砕いて化石を探すイベントなのですが、大人の私でもワクワクしてしまいました。実際、珍しい化石も発掘されたことがあるらしく、そういった場合には御船町に寄付してもらうことになっているみたいです。


でもそもそも、どうして御船町は恐竜の郷と呼ばれるようになったのでしょうか。熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミーでは、少し事情にフォーカスして、古生物学と地質学の観点から御船町や恐竜博物館の魅力に迫ってみようと思います。



熊本恐竜の郷、御船町

時は1979年。今から40年以上も前に、当時の小学1年生がある不思議な石を拾いました。御船町の、と言うよりも、それは日本における恐竜時代の幕開けです。なんとそれは日本で初めて発見された肉食恐竜の骨だったのです。


運命というのは面白いもので、実はその小学生のお父さんが理科の先生であり、恐竜の化石である可能性に気付ける素養のある方でした。当時は今ほど恐竜がメジャーの認識になかった時代に、恐竜の化石が日本で発見されることを可能性の範疇における人は多くはなかったはずです。ましてや小学1年生の拾い物を、真剣に「これってまさか恐竜の化石か!?」なんて思える保護者がどれくらいいるでしょうか。しかしこのお父さんは専門家に調査を依頼。正式に「恐竜の骨であること」が認められ、ここから御船町の恐竜の歴史が始まりました。


当時発見されたものに後に「ミフネリュウ」と名付けられましたが、そのミフネリュウの歯の化石でした。このことで日本にも肉食恐竜がいたことが示唆され、その後の化石発掘への期待につながっていきます。


本格的に動き出すのはそれから10年が経った平成2年(1990年)。御船町にある天君ダム(あまぎみ)の近くで恐竜の化石がまとまって発見された頃から始まりました。多様な化石や貴重な化石が相次いで発見されたことで、御船町はこの財産をこの町の特徴として活用していくことを考えます。平成6年(1994年)に御船町は、恐竜の郷として歩き始めたのです。


その流れの中、平成10年(1998年)にこの恐竜博物館がオープン。しかし当時の恐竜博物館は全体骨格1体と御船層群の化石の展示という小規模なものでした。にも関わらず1年間の累計入館者数は1万人を超える盛況を見せます。その手応えを受けて、さらに平成12年(2000年)4月、展示数を拡大してリニューアルオープン。開館15周年を迎える頃には入館者数が45万人を突破するなど、ますます恐竜の郷として認知されるようになっていきました。


そして今ある恐竜博物館新館がオープンしたのが平成26年(2014年)。御船層群の化石や世界中から集めた標本骨格などの展示を組み、九州最大規模の博物館としてリスタート。しかし恐竜博物館というのはただ展示を披露するだけの場所ではなく、恐竜研究の調査、研究、その最新情報を発信するための拠点であり、地域活性化の場でもあります。新館の2階にはオープンラボとして、化石のクリーニングを見学することもできます。


さらには平成24年からは本場アメリカでトップクラスの研究成果をあげているモンタナ州立大学付属ロッキー博物館と姉妹館提携を結び国際交流も始めています。


日本三大恐竜化石発掘の地の一つ、御船町

先ほどご紹介した天君ダムの周辺で恐竜の化石が発掘されています。私も今回訪れた際のイベントを体験し、自分でも現地に行って発掘してみたいと思いスタッフの方に聞いてみましたが、やはり、御船層群には一般人の立ち入りが禁じられています。


御船層群で発掘されるのは約9000万年前のもの。時代で言えば白亜紀後期で、その当時の貝や植物の化石がよく発見されていましたが、そこからさらに恐竜の化石が発見されるようになったということです。ちなみにここの地層の標高は現在600mなのですが、実は世界一の高さを誇るエベレストと同じ地層に当たるそうで、地球規模のダイナミックな沈降の歴史を感じさせます。


さて、古代史をざっくり説明すると、世界の古代史の分類としては「冥王代→太古累代→原生累代→顕生累代」となっていて、そのうちの顕生累代が「古生代」「中生代」「新生代」に分けられています。さらに細かい分類が「古生代=カンブリア紀→オルドビス紀→シルル紀→デボン紀→石炭紀→ベルム紀(約5億4100年前〜2億5200万年前)」「中生代=三畳紀→ジュラ紀→白亜紀(約2億5200万年前〜6600万年前)」であり、この中生代に恐竜が地球上に登場することになります。ですので、9000万年前というのは白亜紀の後期に当たります。


先ほど「日本最初の肉食恐竜の骨が御船町で発見された」という話をしましたが、それ以前に「恐竜の骨の発掘」が岩手県で1978年に、さらに山口県下関市で1965年に恐竜の卵の化石が発見されていて、現時点で1道18県で恐竜の化石が発掘されています。御船層群も、日本の国土を貫く地層の一端であるということです。


日本で一番の恐竜化石発掘数を誇るのが福井県勝山市。日本で発見された恐竜の80%はここ勝山市で発見されているそうです。2023年夏にリニューアルオープンを迎える福井県立恐竜博物館(FPDM)は、なんとカナダのロイヤル・ティレル古生物学博物館、中国の自貢恐竜博物館と並んで世界の三大恐竜博物館の1つなのだそうです。今夏には等身大の恐竜が体験できるコの字型のスクリーンを設置予定で、現在でも福井駅からの直行バスを運行しています。まだまだ熊本の御船町も伸び代を感じさせますね(笑)なお勝山市付近の発掘年代は約1億2000万年前のもので白亜紀前期。勿論日本にも三畳紀の地層が存在しますが、地層があるからといって恐竜の化石が必ず含まれているかどうかは分からないのだそうです。


全然恐竜と関係はありませんが、この福井県、実は福井市や鯖江市を中心に日本製メガネフレームの約95%を生産しているのだとか。そのメガネフレームの材料であるアセテートで作られた恐竜の形のマグネットがお土産屋さんで販売されているとのこと。


それから長崎県長崎市に2021年10月、国内3箇所目となる恐竜博物館がオープンしました。


御船町恐竜博物館で聞いてみた!

実は今回恐竜博物館に訪れた際、息子が恐竜の歯の化石のレプリカを欲しがったのですが、私はレプリカ(複製)には全く興味がなく「どうせ買うなら本物買おうよ」ということで、早速スタッフの方に聞いてみることにしました。というのも、そこで市販されているものにも本物の化石が並んでおり、さらにはレプリカではあるものの、実際博物館で展示されているレベルの化石複製プレートみたいなものがあって、もっと他の化石を入手できる可能性もあるのでは?と感じたからです。


するとやはりルートがあるようで、それこそ他から取り寄せなくても、市販ケースの中には並べられていないアンダー販売の商品(本物の化石)もあるとのことで、かなり興味をそそられました。当然価値の基準は希少性になりますから、発掘数が多いものの化石は安く、レアな化石ほど高い。例えばスピノサウルスの人形を持っていますが、スピノサウルスは有名であるものの発掘数が多いため市販のレベルで歯の化石が1本4500円ほど。一方アルバートサウルスのように発掘数が少ないものになると、同じ歯の化石でも10万円なのだそう。


さらにティラノサウルスの骨の化石となると、販売ルートがオークションなどに限られてきて、その値段も数百万じゃ買えないとのことで、やっぱりハードルは高いな〜と実感しました。でもどうせ持っておくなら本物がいい。というか実際に自分で発掘しに行きたい(笑)


例えば他の恐竜の化石やレプリカも御船町の恐竜博物館経由で探すことは可能だそうで、そのうちアメリカなどに飛んで発掘現場を見学するのも面白そうだなと考えました。それこそ今夏、あの人気シリーズだった『ジュラシックパーク/ワールド』が完結しますから、恐竜ブームが一端下火になるような気もして。でもやっぱり恐竜って世界は夢もロマンもある魅力的な世界であることは間違いないでしょうね^ ^


ということで今回は、古生物学+地質学の観点から、御船町の恐竜博物館を中心にしたお話を共有してみました。何かの参考になれば幸いです^ ^


 

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