それせか活動中止!?「それでも世界が続くなら」いじめ、不登校の子どもたちへ

こんにちは。熊本の勉強戦略コンサルティング指導塾、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。

 

 

私が最近知ったバンドに「それでも世界が続くなら」というバンドがあります。略して「それせか」です。「せかおわ(世界の終わり)」と被りそうで時々モヤっとします。そんな「それせか」が、2018年9月2日に活動を中止すると発表しました。知ったそばからいきなり活動中止とは!

 

 

彼らが素晴らしいのは、そのメッセージ性にあります。彼らの歌う歌というのは、いじめ不登校といった、学校という環境の中で辛い境遇になってしまった子どもたちの思いを、自分たちの体験をベースに、ありのまま歌詞に乗せて伝えているところです。

 

 

リアルな体験だけに重たい部分もありますが、それでも心の中をさらけ出せなかった子どもたちの代弁者として、彼らの心を支える存在として貴重なバンドだったと思うのです。そんな彼らがこの度活動中止。

 

 

そこで今回は、「(それせか)それでも世界が続くなら」の活動中止に関連して、現在いじめや不登校で苦しんでいる子どもたちに、私なりの発想法をお届けしたいと思います。正直に書きますので、不快に思われる箇所などあったらすみません。でも、本気で書きます。何かが届きますように。

 

 

「それせか(それでも世界が続くなら)」なぜ活動中止!?

まず今回の活動中止の理由は、メンバーの脱退申請にあります。

 

 

メンバーだったノリオさんが「燃え尽きた」と言って脱退を申し出されたそうです。ただ、それまで仲間4人でやってきたバンドであり、演奏補助にも入ってもらわず4人でやることにこだわり続けてきた彼らにとって、メンバーが抜けるという出来事はあまりにも大きなものでした。そのため、だったらバンドとしてちょっと休憩して、その中で最終的に辞めるか続けるかを決めてもらいたい、という話にまとまったのだそうです。

 

 

新メンバーを入れるという発想はまだなく、あくまでも4人で活動していきたい、もしノリオさんが辞めるとしても、3人でやっていくか、3人で続けることが困難ならバンド自体を止めてしまうか。それもまだ未定なのだそうです。

 

 

仲間を大切に思う気持ち、ただ楽器の欠けではなく、魂の欠けとして、バンドの存続そのものを揺るがすノリオさんの脱退。言い出す方もかなり勇気が要ったことだろうと思います。そして、その思いをしっかり受け止めて、バンドの活動中止に踏み切ったことにも、覚悟が要ったことでしょう。何より、彼らの歌で支えられてきた方たち。残念だろうと思います。

 

 

それでも、そこに関係する誰もが、半端がない。真剣に向き合い、真剣に答えを出そうとされているからこそ、きっとこの一人一人の決断が良い結果に結び付くことでしょう。そう信じたいです。

 

 

いじめは、なくならない

とても残念なことですが、きっといじめは一生なくなりません。少なくても、学校環境が今のままではなくなりようがない。閉鎖的、かつ固定的な今の状態では、誰もがストレスを抱えて当然です。そこに教室にエアコンがないとか、教師が横暴だとか、子どもたち同士の人間関係やフラストレーションのぶつかり合い、学校運営側のマネジメントの限界など、色々な要因が重なって、いじめを誘発してしまっているのが現状です。

 

 

ですから大学ではいじめってほとんど聞きませんよね。大学はシステム的に流動性に富んでいるからです。授業ごとに人が入れ替わるシステムなので、いじめが起こりにくい構造になっているわけです。

 

 

いじめがなくならない理由は他にもあります。そもそも大人がいじめをしているからです。

 

 

きっと教師の中にもいじめはあります。会社の中にもあるでしょう。ママ友の中にもあるでしょう。とにかく人が集まる場所には、それが閉鎖的かつ固定的であればあるほど派閥ができて敵対し合うものです。

 

 

ましてやテレビでも平気でいじめが行われている世の中です。個人的にはお昼の番組の『バイキング』でMCの坂上忍さんが誘発している野々村真さんや榎並アナウンサーへの仕打ちが、公開いじめに見えて仕方ありません。坂上さんそのものを否定することはありませんが、少なくても『バイキング』内での野々村真さんや榎並アナウンサーへの集団いじめを誘発する坂上さんの振る舞いは気持ちが悪いです。

 

 

そうやって大人の世界にも当たり前にあるのがいじめの怖いところです。ましてや子どもたちの世界からいじめがなくなるとは思えません。

 

 

いじめへの対処法はこれしかない!?

ではいじめられている方はそのまま我慢するしかないのでしょうか。私は違うと思います。解決するには3つしかありません。

 

 

・大人に助けを求める

・逃げる

・戦う

 

 

このいずれかを選択するのが最善です。我慢は一番良くない。我慢する必要はありません。その場から逃げるか、相手と戦って下さい。あなたが強くならねばならないとか、そういう話ではありません。いじめという現象自体をなくすためには、いじめの対象となった自分が変わるしかないのです。残酷ですが、周囲は変わりません。誰も助けてはくれません。自分で何とかするしかない。

 

 

まずは大人に助けを求めて下さい。とにかく色々な大人に。まずは教師、そして親、保護者。それでもダメなら警察。近所の人。とにかく色々な人に情報を発信して下さい。絶対自分だけで問題は解決しないので、遠慮なく助けを求めまくって下さい。

 

 

それでもダメな時は逃げるのです。逃げるにしても居場所が他にない、と思われるかも知れませんが、そんなことはありません。探しましょう。キツイかも知れません。家にすら居場所がないという子の苦しみは私の想像をはるかに絶するものと思います。それでも無責任に言わせていただくと、必ず居場所はあるので探して欲しいのです。立ち止まれば感情に飲まれて闇に引きずり込まれます。行動で不安を払拭して下さい。

 

 

それから、戦うという選択も簡単なことではありませんが、選択肢としては重要です。怖いでしょうし、余計に火に油を注ぐことになるかも知れません。でも戦うことで何かが変わります。変わらない、余計に悪化したということなら逃げましょう。でももしかしたら、戦うことで「いじめの対象」からは外れることができるかも知れない。可能性の話です。現実問題そんなことできるはずないという方も多いかも知れません。ただ、選択肢として持っておいて下さい。

 

 

そんなことを考えてはいないと思いますが、死んではダメです。絶対に。何年も生きていないのに、今起きていることが全てだと思わないで下さい。ものすごく辛い状況に追い詰められると感情的に飲み込まれて、苦しくて辛くてどうしてもなくなることがあるでしょう。そんな時にも、我慢なんてせずに逃げて、落ち着いて下さい。現実逃避するのです。そうやって現場から物理的に距離を取れれば、次第に死ぬ必要なんてないのだということに絶対気付けるので。

 

 

いじめに対する対処法で大事なのは、とにかく感情的に飲まれる状況から身を置くことです。台風の中に佇んだ(たたずんだ)ままでは、何も考えられません。台風の外に出て雨風をしのげる場所でゆっくり考えて下さい。

 

 

「いじめで死ぬなんて馬鹿らしい。」「なんでそんな奴らのために大事な自分の命を捨てなきゃならんのだ。」「あいつらの命よりも自分の命の方がはるかに尊いのに。」そう考えて下さい。

 

 

不登校でも構わない!

私は不登校で全然良いと思います。いじめなどなくても、この学校の環境はクソだと思ったら行かない方がマシです。私も自分の息子を今の学校教育に委ねることにものすごく不安を感じています。ですから学校環境とは異なる、より子どもたちのためになる第三極を作ってしまおうと考えています。

 

 

先ほども言いましたが、我慢するのが一番いけません。学校の教師なんて全く優秀でもない普通のおじさん、おばさんです。そんな彼らの言葉や価値観に縛られる必要はありませんし、そんなことをしていたら将来に適用できない時代遅れな人になってしまいます。それが今の社会問題の根本原因になっているのです。学校が全く人を育てられていないということです。

 

 

ただ、不登校という立場で学校に行かないという選択はアリですが、それで家に引きこもってしまうのも勿体無い気はします。ですから外にはどんどん出ましょう。学校なんて行くよりも、社会を見て回る方が良い。そして気になることは自分で調べて実践してみる。詳しそうな人に聴いてみる。本を読んで知識を広げてみる。そういったことはどんどんしましょう。

 

 

かつて寺子屋が機能していた頃、子どもたちは自分の興味関心のあることを純粋な好奇心で学ぶことができました。それが学校制度によって破壊されたのです。国が習得させたいことを確実に子どもたちに教えられる環境として寺子屋を駆逐して取り入れられたのが学校制度です。子どもたちの興味も関心もないものを強制的に教え込む場所、それが学校の原型です。それに慣らされてきたのが今なのです。

 

 

ですから本来の学びというのは、自分の価値観にあったものを純粋に追求していこうという先にありました。誰かに押し付けられるものではなかったから、寺子屋があれだけ沢山あったのです。今日本は、その時代への原点回帰を求められているのかも知れません。

 

 

まとめ

それせかの歌によって支えられてきた子どもたちが、彼らのバンド活動が中止になってからも強く生きていけるのか、やはり心配はここにあります。ただ厳しい話を言えば、誰かに守られないといけない弱い自分のままでは、やっぱりいつか限界が来るものです。自分の身は自分で守る、その気概を持つべきだと思います。

 

 

私はいじめられたことはほとんどありませんが、いじめられる対象になる子というのは突っ込まれやすいスキがあるのだと感じます。いじめられる子にも責任がある、という言い方になるかは分かりませんが、いじめられたくないのなら、やはり自分からアクションを起こすしかありません。だから立ち向かう気がないのなら、せめて逃げろと言うのはそういうことです。

 

 

何もしないのに「誰か気づいて」「誰か助けて」ではその願いは届かない。そこにもどうしても自助努力が要る。要るというよりも、そうした方がその苦難から早く抜け出すことができるのです。苦しい苦しい、辛い辛いとどれほど一人で嘆いても、問題は解決しない。このいじめ問題を解決したいと行動に出さないと誰も気付けないのです。

 

 

いじめはなくならない。その現実は受け入れるべきです。その上で自分はどうしたらいじめから抜け出せるのか。不登校で良いんです。行きたくない場所には行く必要はありません。もっと気楽に考えて下さい。自分を認めない奴らと一緒にいたって仕方ないでしょう。認め合える仲間は絶対他の場所で出会えますんで、その彼らを探して生きましょう。今はネットでも繋がれる世界です。物理的空間すら越えていけます。

 

 

もっと客観的に、もっと楽に、もっとリラックスして、嫌なことはしない、いたくない場所には行かない、付き合いたくない連中とは付き合わない。それで良いのです。自分の命を、もっと大事にしましょう。

 

 

 

 

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