【2026年度大学入試共通テスト】実際に受けてみたら想像以上に”ヤバかった”件|熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミー

こんにちは。熊本の教育&勉強攻略アドバイザー、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。
先日2026年1月17、18日に実施されました2026年度大学入試共通テスト。代表安東は実際に受験生として、高校生に混じって受験をしてきました。そこで分かったこと、感じたこと、今後の勉強戦略についてこちらの記事で備忘録としてまとめておきたいと思います。
なお、上の動画ではこちらの記事で書いたことを口頭でお話ししておりますので、ぜひ参考にされてみて下さい。とにかく”ヤバかった”ということと、だからこそ今後はどうこの共通テストと睨み合うことが勉強戦略上有効なのかという点についてお話ししています。
熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミーでは、より実際に近い感覚で勉強戦略コンサルティングを行うため、常にプレイヤーとしての感覚を重視しています。データでは分からないところで結果が左右されるのがこの受験というものだったりしますので、今回の肌感覚は今後も生徒さん方に共有していきたいと思います。

Contents
2026年度大学入試共通テストの総合所感
今回安東は、第一日目、第二日目の両日にて、
第一日目:倫理・公共、国語、外国語(リーディング、リスニング)
第二日目:化学、物理、数学1A、数学2BC、情報
を受験して来ました。
なお、ただ受けてもリアルな受験生たちの感覚が分からない(すでに自身の受験体験も20年前のことですので、忘れている)ため、あくまでも二次試験まで受験することを想定して、目標点数や科目ごとの点数配分まで決めて臨みました。つまり、一受験生として受ける、と決めて受けました。この前提があるからこそ、その点数を取れなかったらヤバい!という緊張感を以て受験することができたと思いますし、この緊張感や危機感がある心理状態で受験するからこそ、生徒さん方のリアルな感情を含めての本当の理解が得られたと感じています。
その上で、一受験生として受けてみた2026年度大学入試共通テストの印象は、一言で言えば”ヤバい”です。これは本当に、色々な意味でヤバいことになっていました。おそらく荒れるだろうな、と。そしてここには当然、今の学校教育と受験制度が抱える”ヤバさ”への懸念も感じたのですが、今回の記事では割愛します。
さて、では何がヤバかったのか。例えば特に酷かったのは数学1Aです。
これはあまりにボリュームが多すぎて全く時間が足りなかった生徒さんが多かったのではないでしょうか。両方難しいということはあまりないので、数学2Bは比較的解きやすかった印象ですが、それでもボリュームが多い。70分となり回答時間が10分ずつ伸びたとは言え、10分伸ばして足る分量ではないだろう、これは(汗)という感じでした。
英語のリスニングに関しては、正直悪意しか感じない(汗)もっとクリアな発音で聴きやすい音源を使えば良いのですが、リアルを追求しているのか、非常に聴きづらい発音で、別の難しさがあります。
そう、難しいということではないのです。問題の難易度が高くなったのではなく、物理的に間に合わない量を課してくる、という感じです。「考えさせる問題を作りたい」という意思が反映されていて、文章量がまず多い。そこから考え始めなければならないのですが、これまでは解くことに専念できていた分に、プラス読む時間と考える時間が必要になったのに、それを加味していない時間設定というところに”難しさ”があるということです。
『情報1』は去年の様子からして難化することは目に見えていましたが、やはり時間内に解くには相応の対策が必要だ、という印象でした。
トータル的な印象は、難関校目指す上位の学生以外のほとんどの学生にとって、今回の共通テストはかなり厳しい結果になったのではないかと推察しています。

2026年度大学入試共通テストは本当に”変わった”のか
さて、共通テストになってから、以前の大学入試センター試験の頃と比べて「変わった」「難しくなった」と言われることが多いのですが、実際どうでしょうか?
例えば私の場合ですが、対策の方針というか、共通テスト対策のやり方は、センター試験当時とさほど変えませんでした。ボリュームの多さや、問題数の増加(国語が5問構成になったり、英語が8問構成になったり)といった見た目の変化を視野に入れてもなお、対策の方針を変える必要性を感じなかったからです。しかしこの感覚はどうも、周囲の評価とは違っており、「問題が変わった」「難化した」と言われています。なぜなのでしょうか?
この原因はおそらく、その取り組み方にあると感じています。というのも、やはり多くの認識として、センター試験からの流れで勉強を”暗記”だと思い取り組んでいる学生たちや、そういう認識で問題を見ている教育者の方が多いからなのだと思います。しかし、実際大学入試センター試験時代から、このマーク試験の本質は大きく変わってはいない、というのが私の印象です。むしろ変わったというか、難化したと感じてしまう要因は、解きにくさにあると考えています。
解きにくい、ということと、難しい、ということは意味が異なります。現に今回の共通テストも、問題の難易度が高かったか?と言われると、そうでもない。でも解けないのは、物理的な量の問題と、アプローチのしづらさ。特にリスニングなどはそもそも試験としてやりづらい。落ち着いて聴かせてくれない。その手間の悪さのせいで点数に結びつかないという印象です。
ここではその形式的な(悪意を感じる)問題構成の話とは別に、共通テストが変わったとは思えない理由の方に軸を置いてお話しします。
私がこう評する理由は、勉強の取り組み方が「理解」ベースだからです。そしてこの「理解ベース」は日頃の指導の主軸でもあります。
熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミーでは、口酸っぱく「理解が大事」「ちゃんと腑落ちさせて」と言って来ました。暗記でやっても忘れたら終わるので、理屈を理解して、忘れても思い出せるようにしましょう、ということです。数学にしても、公式を覚えてそれを使うんじゃなくて、その公式の導出過程を理解してね、と教えてきたのです。
それこそ、先ほど暗記科目だと評した化学にしても、暗記比率が高いだけで、対策の主軸は理解にあります。ただ、倫理についてはひたすら暗記で問題なく必要点数は取れる印象でした。現に私は物理的に「何度も入れる」だけに対策方針を絞りました。
化学はそれこそChatGPTを駆使して「なんでこうなるの?」「この部分がよく分からないから詳しく説明して!」「そもそも酸化と還元ってどういう意味?」と壁打ちしまくって理解ベースで進めました。「還元」という言葉がどういう意味なのか、そもそも溶けるとはどういうことなのか、酸性溶液にH2Sを通じた時と塩基性溶液にH2Sを通じた時に沈殿するものが変わるのはなぜなのか、とにかく「なぜ?なぜ?なぜ!?」と聴きまくったのです。そして「なるほど、そういうことね」となって腑に落ちたら、その理解に暗記を重ねて全体を仕上げていく、というものです。
ただこの理解ベースの勉強は相応に時間を食います。ですので、この理解のフェーズは前半に終えておきたいものと言えます。
少し話が外れましたが、要するに暗記ベースで勉強してきた人にとっては全く異なる脳の使い方をしなければならず対応が難しかった印象だったと思うのですが、難関校を目指す上位層の学生の方々からすれば、そういう勉強を日頃からやっているので「変わった」とはあまり感じていないのではないか?というのが私の予想です。だからいつも通り点数が取れた(それでもボリュームに対処が追いつかなかったという人が相応に多かったはずです)。

2026年度大学入試共通テストから見えてくる今後の方針
ここからは熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミーとしての、ちょっと他とは違った見方での対策方針の話です。私だったらこうするだろうな、という話をします。
まず、共通テストは満点を狙いに行くテストではない人が過半数です。要は、自分の志望校に必要なラインを超えるのが目的ですから、どうその必要な点数を確実に確保するか、という話になってきます。つまり、これまでのように「点数を取りに行く」という方針と、確実に点数を取るために「何を捨てるか」という両面から方針を立てるということです。そして私の場合はここに教育的な観点も加味してお話ししたいと思います。
例えば、個人的には共通テストのための英語のリスニング対策は、生徒さんには勧めないということです。あのリスニング試験は全く教育的ではないからです。共通テストのあの聴きづらい音声への対策はしない方が良い。
これは守破離の考え方ですが、そもそもリアルを追求しているのかどうか分かりませんが、あの聴き取りづらい喋り方の音声を聴けるように練習することは、正確な発音を聞き取れるようになってからの次のステップです。ただ、その”崩れた”音声に耳を慣らすことは果たして必要な勉強なのか?というと、私は耳がかえって悪くなるからさせたくない、と考えています。それに、他の科目への対策時間を考えると、優先順位的にも高くないし、やるとしてもクリアな英語をまず聞き取れるようにする練習を徹底する方が良いという考え方です。
そのためリスニングに関してははじめから点数を見込まず、正当な対策で取れる点数だけで良しとする戦略を勧めます。じゃないと、他の科目を圧迫する上に、人生にとって失うものが大きすぎて本末転倒だからです。共テのためにリスニング力を失うのはお勧めしません。
それから、数学、理科は理解ベースの勉強を心がけて下さい。とにかく理屈を理解することです。「なんでそうなるの?」と思うことはとことんChatGPTに投げて理解するまで質問しまくって下さい。
むしろその前の段階として、本当に重要なのはそもそも「なんでそうなるの?」と思えるマインドを習得するのが先かも知れません。これまでの暗記ベースの勉強に慣れすぎている人は、覚えることに必死になり、理屈を追うことを「面倒」と感じる傾向があります。そのためマインドセットをまず「理解」というチャンネルに合わせることが必要です。
覚えるのではなく、理解しようとする過程で覚えてしまう。この理解ベースの勉強方法を日頃の勉強の中で定着させられれば、共通テストがどんなにその傾向を変えてこようが動揺せずに済む勉強ができます。
そう、勉強は意識の持ち方が全てなので、その意識の持ち方をどのチャンネルに合わせればいいのか、具体的にどの科目をどう勉強すればいいのかが分かることが重要です。
それから、これは現役生に早くから警戒するように伝えていることですが、学校は直前になればなるほど鬼のように問題演習、それも予想問題を解きまくるように締め付けてきます。済々黌や真和などの情報を生徒さんから聞いていると、予想通りそういう授業形式になっていくようでした。
すると何が起きるかというと、過去問を解く時間を得づらくなるということになります。
「過去問とは傾向が違うんだから、予想問題を解いたほうが良くない?」
と言う人がいるのですが、あり得ません。試験はまず過去問対策がベースです。そして入試問題、殊共通テストについては、大学入試センター試験の延長上にあります。先ほども申し上げているように、共通テストが「変わった」わけではなくて、求めてくる出題の仕方が変わってるだけで、やるべきことは同じ「大学入試センターが主催するマーク試験の対策」なんです。そして大学入試センター試験時代と本質は変わっていません。見た目が変わったので、傾向が変わったと感じてしまうだけなんです。
過去問の対策を十分にしないと何が起きるのか。それは予想問題と称してZ会や駿台や河合塾などが作る、無駄に難しい問題を山ほど解かされて、復習が追いつかなくなり、不消化の山が積み重なっていくという悪循環です。過去問を知らないから、これは必要、これは要らないという判断ができない。だから全部大事に思えてきて、でも1問1問が重たく、その上復習がしっかりできる前に次の問題演習を課されるため、必要な復習ができないまま、解いても解いても点数が上がっていかない苦痛の連続になっていきます。
そうならないためにも、9月あたりまでで過去問対策をある程度終えててしまうしかないのですが、その時期はまだ二次試験対策メインに進めたいため、理想は学校が過去問をまずやらせてくれて、その上で、予想問題演習に入ってくれるのが良いのですが、それがおそらく叶わない。ここに現役生のジレンマがあるというわけです。
共通テストを受けるのか、総合型選抜で攻めるのか
戦略的に考えれば、この2択を今のうちから検討しておくべきだと思います。そもそも共通テストを受ける方から志望校を狙うのかどうか、ということです。
共通テストの”ヤバさ”を目の当たりにし、かつ学校という制約の中で非効率な勉強をさせられる現役生にとって、早くからこの2択を真剣に見越しておくことはあまりに重要です。総合型選抜試験でいくなら、全く別のアプローチになりますし、ここから時間を掛けて準備をしていく必要があるからです。
総合型選抜についてはこちらの記事でもお話ししていますが、総合型選抜試験も相応に準備と学力が求められる試験です。特に現時点で特出したアピールポイントがないよって方は、今からそれを仕込む必要があります。ないなら作るしかありません。
しかし一方で、総合型選抜のために作ってきたな、と思われるような仕込みでは逆効果となります。ここに戦略が求められるわけです。
時間が残っている今のうちに、、、というか、すでにこの記事を書いている2026年1月20日時点で、来年の共通テスト(2027年1月16日、17日)まで1年を切っています。もう来年の受験まで”最後の1年”は始まっているのです。だから1日も早く自分の打つ手、今後の1年の使い方を模索し始めて下さい。ここはその全てに応え、伴走する学習塾です。
ということで、今回は実際に共通テストを受けてみて感じた、共通テストの”ヤバさ”について共有してみました。来年受験する方に何か参考になれば幸いです。
まずはお電話での無料相談から!
気になった方、今現在勉強で悩まれている方は、今すぐお電話下さい!代表が直接あなたの悩みにお答えします!
相談内容はなんでもOK。成績が上がらない、志望校があるけど諦めかけている、勉強へのやる気がわかない、勉強の仕方が分からない。きっとモヤモヤがおありかと思います。誰かに相談するだけでスッキリするかも知れません。その”誰か”が勉強のプロであれば、そこに具体的な解決策を教えてくれるかも!?当塾の代表はまさにそんな勉強のプロ!勉強戦略コンサルタントとして12年目の現役コーチです!












