塾・予備校選びの最大のコツは「その前」にある!|熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミー
こんにちは。熊本の勉強戦略コンサルティング指導塾、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。
実は先日とても考えさせられる、それでいて個人的にもかなり明確な答えの出せた体験をしました。その問いをくれたのは以前当塾に通ってくれていた生徒さんです。
その生徒さんとは随分前、もう2年くらい前に別れてから久しぶりの再会でしたが、どうやら大学受験が終わり、その先のことについて相談したいとのことでした。残念ながら結果がおそらく芳しくないため、予備校を選ぼうと両親と話し合っていたのだそうです。でもその最中どうも頭が混乱して正解を出せそうにないと感じた折、私のことを思い出してくれたとのことでした。
塾や予備校を選ぶときには誰もが悩ましいものを感じます。それは保護者さまも同じでしょう。通うのはお子様ですが、できうる限りの最高の環境を我が子に与えたいと思われるはずです。しかし一方で、その塾・予備校選びの際に最も重要な点を忘れがちになる方が多いのかも知れないという思いを抱きました。
そこで今回は、先日の生徒さんとのやりとりから考えさせられたことを記事に起こそうと思います。是非後悔のない塾・予備校選びをなされて下さい。
これは危険!受験後即予備校探しのリスクとは!?
まず最初にお伝えしたいのは、受験が仮に残念な結果に終わったとしても、その段階からすぐに「どこの予備校に行くべきだろうか」なんて話にしないで下さい、ということです。先日の生徒さんは正にこういう状況になったようで、その際に私のこのメッセージを思い出してくれたと言います。
そもそも学校に行かなくて済む時間が与えられるというのに、また学校と同じような環境に飛び込もうとしているわけですから、これまでと同じ結末を繰り返そうとしているのは目に見えています。しかし多くの方は不安が先行してすぐに予備校探しに動いてしまうのです。
不安や混乱、動揺はもっともです。3年間の努力が実らなかったわけですから、ショックも大きいことでしょう。問題は、そのショック状態のままで大事な今後のことを考えられるわけがないということなのです。まずは落ち着いてからです。4/1には新しい環境で、つまりどこかの予備校を選んで下見し、話を聞いた上でお金を払って、心の準備をして臨まなくてはならない、というお考えゆえに、早く早くと気持ちが急いてしまうのだと思うのですが、大事な今後の1年のプランをそんな状態で決めてしまえば確実に後悔します。まずは立ち止まることをお勧めします。
私も熊本の壺溪塾、北九州予備校の寮、代ゼミといった予備校を体験したので、大体のことはイメージができるのですが、何にせよ1年間で100万円は掛かる話です。寮に入るのなら150万円〜200万円(寮費、食費、生活費など込みで)が想定されます。そして何よりメンタルが持っていかれます。つまり勉強漬けになる1年間は相当にキツイということです。そんなあらゆる要素を慎重に吟味して検討すべき案件を、焦って決めても絶対にいいことはありません。まずはお子さまの状況を理解した上で選ばないと、途中で息切れ、悪ければ燃え尽き症候群、勉強したくないという状態になり兼ねません。
「予備校選び」何をどう考えたらいい?
では立ち止まって何をどう考えればいいのか。それは以下のような点を明確にすることです。
・今後どんな勉強をすればいいのか
・自分の理想の勉強環境は何なのか
・予備校に行くにしても、何を求めて行くのか
これらのことを考えてから、
・予備校に行くのか行かないのか
・行くにしても何を基準に選べばいいのか
・予備校に行く必然性が本当にあるのか
といったことが見えてきます。むしろ判断基準が明確にならないうちに予備校を選ぶなんてできないということが本来的です。
例えば今回の生徒さんのケースでは、関東の大学を受験したいとのことで、そのためにもその大学専門の予備校を選ぶべきでは?という考えだったそうです。ご両親からも、この1年は缶詰になって必死に頑張りなさいと言われたらしく、寮生活を選択するつもりです、とのことでした。
そこで、検討している予備校のサイトから、ざっと1年間に掛かる金額を概算で出していただいたところ、200万円オーバーということになりました。問題は、本当にそれだけのお金を掛ける必要があるのかどうかということです。
・その生徒さんの現状
・目標としている大学の学部・学科
・必要とされる学力
・現状と合格ラインとのギャップ
・生徒さんの性格
・生徒さんが求める理想の環境
・関東の予備校に行かなければならない必然性がどこにあるか
・熊本に代替できる環境はないか
・判断を下す際の心理状態
・志望校の変動リスク etc.
こういった点を2時間掛けてみっちり話し合いました。実際はもっと広範囲に、深い部分にまで渡ってあらゆるヒアリングを行い、本当に現時点での結論が最善解なのかどうかを吟味したのですが、そうしたところ、勇気を出して私に電話してきた理由、彼に電話をさせるに至った生徒さん自身が抱えていたモヤモヤの原因が明確になってきたのです。
その原因は正に、今の自分に求められていることと予備校選びのやり方が合致していなかったということでした。
気持ちが先行して衝動的に「志望校専門の予備校に行って寮に入って缶詰になる」という最高にも思える選択肢を選んだわけですが、その選択が大きくズレてしまっていたのです。
「予備校選び」最大の敵は○○
彼の判断が大きくズレてしまった理由は明確です。落ち着いて考えられていなかったからです。これは彼本人だけの問題ではありません。ご両親もまた冷静ではなかったのです。「浪人」に関してはご本人も保護者さまも大いに感情を揺さぶられる問題です。ですから冷静になれというのが簡単なことではないことは承知しています。だからこそ私のような人間が間に入って客観的に頭の中を整理するお手伝いをさせていただくことで、より良い答えに行き着くのだと思います。
今回のケースでは、明らかに生徒さん自身が感情的になっていました。「覚悟を決めて1年間必死に勉強しなくちゃと思いまして、、、」と口にするくらい追い詰められていました。が、実際現状を理解していくと、彼が思いつめ過ぎていることは明白でした。彼自身もどこかで違和感を感じていた。その理由は「問題を過大評価し過ぎていた」というものです。
彼の場合は志望校を変えない前提で浪人の仕方を検討している段階でした。しかし今年の得点率と求められる合格ライン、そして彼の学力と1年間という時間を総体的に考えて見たところ、明らかに目標が低すぎる状態でした。要するに1年も掛からず(1年どころかおそらく3,4ヶ月今の気持ちのまま真剣にやれば)合格ラインを突破できる状態にあったわけです。そこに、わざわざ自分を追い詰めて寮に入り、それも関東の予備校に行ってまで頑張ろうなんて、明らかに過剰な意気込みだったのです。それが彼が抱えていたモヤモヤの原因でした。結果、現状のまま結論を出すとすれば熊本で十分クリアできてしまえると分かったわけです。
あとは、そういう状態なのであれば、志望校をさらに上に引き上げて1年掛けるに足る状況を意図的に作り出すか、どうしてもその大学・学部にこだわるのであれば、合格ラインのはるか上に自分なりの目標ラインを設けて、そこに向けて努力をするかしかありません。あとはその状況を前提にして、改めて予備校が必要なのかどうかをゼロベースで検討し直すことが必要だという結論に至りました。
こうして振り返ってみるとお分かりいただけるかと思いますが、予備校選びの最大の敵は、紛れもなく「感情」だったということです。
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私立の受験も終わり、間も無く国公立大学の前期日程も終わりを迎えます。この時期から、予備校を検討され始める方もいらっしゃることでしょう。予備校には大きなお金も掛かりますし、何より1年間という時間を投資することになります。そんな大事な問題を後悔のないようにしていただきたい。
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