「頭がいい子」の条件が変わった!令和新時代の教育論|熊本 塾

こんにちは。熊本の勉強戦略コンサルティング指導、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。

 

 

令和になると皆さんが口を揃えて令和令和と言い出し、令和時代(新時代)のなんたら~という話をするので、便乗してみることにしました(笑)平成だから、昭和だから、令和だからという時代の節目はあってないようなものなのですが、少なくても「頭のいい子」に対する条件はガラッと変わりそうです。いえ、本当はもうとっくに変わってしまっているのですが、学校や塾で勉強ばかりやっていると「点数」や「成績」「偏差値」といった数値ばかりが評価軸にされ、それが当たり前だと思い込まされてしまいます。実際は「社会」がお子さまをどう評価するかが大事な視点なのに、です。

 

 

そこで今回の記事では、学校や塾の”外”から見た勉強というものについて教育論をベースに追求してみたいと思います。これまで聞いてきた常識というものが、どれだけ学校や塾の世界に限定されたものだったかを認識していただいて、その先にある社会からの目線でこの記事を眺めていただけたらと思います。

 

 

「頭がいい子」のこれまでの条件

では今まではどういう子が「頭がいい子」とされてきたのでしょうか。これは学校制度が日本に敷かれてからずっと尊重されてきた価値観です。それは以下の2つ。

 

 

・協調性

・素直さ

 

 

協調性とは周囲に合わせて行動できること。素直さとは教師や親の言うことを素直に聞いて行動できることを指します。どちらにも共通するのは自制心であり、自律心。自分を抑えて公のために行動せよ、というのが教育によって子どもたちに刷り込まれた美徳でした。これはでも、悪いことは何も言っていません。自制心も自律心も大事なものです。

 

 

ただ学校というものが日本に敷かれることになった1873年の学制発布の時代というのは、鎖国から解放された日本が近代国家に追いつき追い越せと必死な時代。慎ましく生活し、軍艦や武器を買うお金を工面しなさいと奨励された時代です。そして寺子屋のように各自がバラバラに好きなことを学ぶのではなく、国が意図した人材が計画的に輩出できるような効率的な仕組みが必要でした。だから学校教育制度を外国から輸入したのです。

 

 

そこで求められたのは計画通りに国づくりが進むことですので、上記の「協調性」と「素直さ」が重要視されたわけです。みんなに迷惑を掛けるな、みんなと同じように動きなさい、そして上の命令には従いなさい、親の言うことをしっかり聞きなさい。儒教の教えです。

 

 

大人の言うことをちゃんと聞いて、周囲と同じように行動し、しっかり勉強して成績がよい生徒がイイ生徒であり、そういった事情を理解しわきまえた生徒が「頭のいい子」とされたのです。これが最近まで続いてきた「頭がいい子」でした。

 

 

「頭がいい子」の条件が変わった!

しかし時代は変わりました。大きく変わったのはWWⅡとバブル崩壊。日本は第二次世界大戦で敗戦を期した後、猛烈な勢いであらゆるものを吸収し、猿真似と揶揄されながらも、日本人特有の繊細さと真面目さで、焼け野原だった日本に高度経済成長をもたらしました。

 

 

しまいにはアメリカのロックフェラーセンターを買い取ったり、山の手線内の地価だけでアメリカ全土のそれを上回るなど、とにかく経済状況は最高潮に。そして誰もが知るバブルを迎えて、1991年ついにバブル崩壊。1993年に向けて一気に景気が後退しました。そこからは「失われた20年」の始まりです。

 

 

つまりこのバブルが崩壊してからの20年強の間が、完全に「頭がいい子」の条件が変わった時期だったのです。それまでは作れば売れる、作れば売れるの時代だったので、ひたすらモノを生み出すだけで良かった。しかし一旦それが飽和してしまうと、皆が十分なモノを持っている時代に入ります。するといつかは作りすぎのタイミングがやってきて、一気に受給バランスが崩れます。それがバブル崩壊ですが、要はここで、社会に求められる頭のよさが切り替わったわけです。

 

 

そう、ここからは創造力の時代、付加価値の時代なのです。モノにも情報にも溢れた日本が次に向かうのは、体験であり興奮でありワクワク。そしてそれを生み出せる人が「頭がいい子」と言われるようになったのです。

 

 

だから今はこれほどまでにYoutuberユーチューバーが盛り上がり、アフィリエイターが巨万の富を稼ぎ、フリーエージェントな生き方をした人が自由を謳歌しているのです。

 

 

そう、令和時代を生き抜く新時代順応型の「頭のいい子」の条件とは、常にこれから先の未来を思い描きながら今を努力できる子であり、それは勉強だけではない生き方も模索できる子なのです。

 

 

お子さまを「頭がいい子」に育てる教育論

そんな、これまでとは全く異なる価値観の社会を生き抜ける素養は一体どうやったら身につくのか。それにはまず保護者さまが新たな可能性を許容しなければなりません。これまでなかったものを受け入れ、これまで当たり前だったことが消えていく可能性を受け入れ、ゼロからイチを生み出せる自由な発想を持つことです。

 

 

そして何より、お子さまが未知に向かって興味を示すことにブレーキを掛けず、一緒に未来を描くこと。何しろお子さまに最も大きな影響を与えるのは保護者さまですから、保護者さまが変わればお子さまも変わりやすくなります。当然他の環境でも新しい情報を吸収して来られるでしょうが、「親の理解を得られるかどうか」は子どもにとってかなり大きいことなのです。

 

 

おそらくですが、ほとんどの保護者さまはこれからの時代のことについて無知です。何が起こるか分かりません。専門的に経済を勉強されている方とか、常に先を見据えてサービスやモノを生み出さねばならない立場にある方にとっては、リアルタイムの世界の動きにアンテナを張っていらっしゃるとは思いますが、それはきっとほんの一部の方。そして子どもたちはもっと無知。

 

 

ただ、無知は欠点ではありません。ある意味で武器です。分からないからこそ余計な不安を感じずに前に進めます。かえって人生経験豊富な大人の方が何と無く未来が見えてしまうことで未知を危険視することがありますので、それが元で新時代へ向かう子どもたちの思考、思想、発想に蓋をしてしまう恐れもあります。問題は、それは一人一人の意識で回避できるということ。

 

 

であれば、一緒にその未知に向かって学んでいけばいい。お互いに分からないのですから、一緒に調べて、一緒に模索し、一緒に考えればいいのです。大人としてアドバイスできることもありますし、子どもから気付かされることもあります。そうやってお互いに理解し合いながら進むことができれば、お子さまのことも分かるし、お子さまも保護者さまのことを頼れるようになります。

 

 

そうやって無知や未知にストレスを感じるのではなく、それらをむしろ楽しむように意識し、行動してみましょう。行動すれば分かることもあります。本やネットだけで答えが見つかるわけがありません。皆んなが同じように手探りだからです。そして新時代に抜きん出ていくのは、行動力のある人。行動して、人にない価値を見つけたり生み出したりできる人が新時代を作る側に回ります。

 

 

「未来を知る最も良い方法は、未来を自分で創り出すことだ」

 

 

と言ったのは、アメリカの科学者アラン・ケイ。私は彼と全く同じ言葉を、お子さまに贈りたいと思います。そして熊本の塾ブレイクスルー・アカデミーは、そういう発想で指導を行う学習塾です。

 

 

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