勉強そっちのけで映画観てきた話と『スパイダーマン / ファー・フロム・ホーム』 の裏側|熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミー

こんにちは。熊本の教育&勉強攻略アドバイザー、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。

 

 

本日6月28日(金)はMCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画最新作『スパイダーマン / ファー・フロム・ホーム』の公開日でした。早速朝イチで鑑賞してきたのですが、ここで私の中で、あるモヤモヤが。

 

 

そこで今日は勉強そっちのけで、映画に関する話を本気モードでさせていただきたいと思います。むしろ勉強力というのは、こういうところで真価を発揮するものかも知れません。

 

 

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※ちょいネタバレあり『スパイダーマン / ファー・フロム・ホーム』

さて、今日観てきたのは私の大好きなマーベル作品であるMCU映画最新作でした。当然前々からこの日はスタンバイされておりましたので、雨だろうが何だろうか関係なく突っ込みました。にしても平日の午前中ですよ?と疑うくらいの混みよう。皆んな考えることは同じです。

 

 

MCUとは先ほど申し上げたようにMARVEL CINEMATIC UNIVERSE(マーベル・シネマティック・ユニバース)のことです。マーベル作品の映画の世界を総称してこう呼びます。本作はその世界観からすると23作品目ということになります。『アイアンマン』シリーズや『ドクター・ストレンジ』、『アベンジャーズ』シリーズの全てがMCU作品です。

 

 

先日4月26日には『アベンジャーズ / エンドゲーム』が公開されましたが、あれがあまりに大作すぎたので、本作はかなり立場的にドキドキでした。否応無くMCUファンの大きな期待を全力で背負うことになるからです。それもそのはずで、実は本作はその『エンドゲーム』を終えて初のMCU作品であり、新たなフェーズの始まりのような立ち位置だったからです。

 

 

師であるアイアンマンことトニー・スタークを失い、その後継者として期待されるスパイダーマンことピーター・パーカー。まだ16歳の青年が、世界最高のヒーローの後継者として全世界から期待される重圧は、それはもう半端ありません。そして同じように、その役を演じることを引き受けたピーター・パーカー役の23歳トム・ホランドも、プレッシャーは相当なものだったでしょう。

 

 

故郷ニューヨークを離れて(原題 far from homeは「家から遠く離れて」の意味)ヨーロッパで繰り広げられる新たな敵との戦いは正にアベンジャーズ級。迫力も試練も恋もユーモアも上手く融合された、かなり見ごたえのある、そしてとても考えさせられる映画だったと感じました。

 

 

『スパイダーマン / ファー・フロム・ホーム』の裏側

さて、こうして期待以上の作品に大いに満足して帰ってきた私でしたが、1つだけモヤモヤしたことがありました。それは「SONY」のロゴがあって「ディズニー」のロゴがなかったこと。

 

 

今回の作品はソニー・ピクチャーズがマーベル・スタジオと共同制作の形で築いた作品ですが、マーベル・エンターテインメントは2009年にウォルト・ディズニー・カンパニーに買収されており、かつマーベル・スタジオはじめマーベル・コミック、マーベル・アニメーション、マーベル・テレビジョンはそのマーベル・エンターテインメントの子会社ですから、ディズニー配給となっているはずではなかったか?というモヤモヤが残ったのです。

 

 

実は『スパイダーマン』作品はかなり複雑で、2002年から今までで主演陣が3回も変わっています。最初の3部作については大ヒットしたもの、リブートされた次の2部作は鳴かず飛ばず。そこに、今作のようなトム・ホランドを起用したリブート作品をMCUに参画させることを前提に制作することになったというわけです。

 

 

ソニー・ピクチャーズが『スパイダーマン』の映画化権を購入したのは、当時マーベル作品の中でトップスターだったから。他の作品は”スパイダーマンに次ぐ2軍”という扱いで、それこそ『アイアンマン』『ソー』『アントマン』『ブラックパンサー』など様々なキャラクターの映画化権をまとめて2500万ドルで!というマーベル側の提案も蹴り、「他は要らないからスパイダーマンだけよこせ!」と、『スパイダーマン』の映画化権のみを1000万ドルで購入したほどの思い入れ。当時のマーベル・コミックは1997年に一度倒産してしまうほど追い込まれており、新生マーベル・エンターテインメントとして生まれ変わった矢先の勝負だったようです。

 

 

ソニーは勿論日本本社の会社ですから、本作『スパイダーマン / ファー・フロム・ホーム』は日本が世界最速の公開ということになりましたが、こういった複雑な立場にある『スパイダーマン』も、実はマーベルとの契約が本作で切れるのではないかという噂があります。つまりMCUにせっかく合流を果たしたスパイダーマンが、再びMCUから姿を消すかも知れないというのです。そして本作は、先ほどは『エンドゲーム』明けの一発目の作品でこれからの新章の始まり、みたいな言い方をしてしまいましたが、実は2016年公開の映画『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』から始まるフェーズ3の閉めの作品と言われています。つまり、ここで何かが”切れる”わけです。

実際には『スパイダーマン / ファー・フロム・ホーム』プロヂューサーであるエイミー・パスカル氏は、マーベル・スタジオとの関係継続を熱望していると言います。流石にこのタイミングでMCU離脱は酷すぎますよね、ストーリー的にも。でも当の本人が2017年3月に契約解除を示唆するような発言をしている上に、リスクヘッジもあるのか、『スパイダーマン』をクロスオーバーさせるソニー製ユニバースへの作品投下も進めています。その最初の作品が2018年に公開された『ヴェノム』です。

 

 

一方で、マーベル・スタジオ側も、スパイダーマン役のトム・ホランドも、本作を含め、前作からの作品は3部作であることは構想としてあると明かしてきただけに、本当に本作で両者の契約が切れるとなると、なんだか寂しいし、大人の事情すぎて複雑な気持ちです。

 

 

 

『スパイダーマン / ファー・フロム・ホーム』とお金の話

さて、先ほどのソニーとマーベルとの契約云々をお金の話を交えてお話ししてきました。ソニー・ピクチャーズが『スパイダーマン』の映画化権を1000万ドルで買ったとか。そこで併せて、これらの契約や映画の興行収入に関して面白いデータがあるので余談としてお話しします。

 

 

まずソニーはその1000万ドルで買った『スパイダーマン』の映画化でどのくらい儲けたのか。これは最初に制作したトビー・マグワイヤー主演の3部作の興行収入はトータルで25億ドルと言われています。1000万ドルが25億ドル!鳴かず飛ばずに終わったとは言え、それに続く2部作もあるので、もっとでしょう。

 

 

ちなみにそのスパイダーマンのキャラクター使用権を有する本来の親のマーベル・エンターテインメントをウォルト・ディズニー・カンパニーが買収したときの金額は約40億ドル。これが2009年のことですが、どれだけディズニーが凄まじいかが分かります。

 

 

ちなみに同じくマーベルのキャラクターの映画化権を有する21世紀フォックスも2019年今年に713億ドルで買収されています。713億ドル!勿論マーベルのキャラクターだけが目的ではなく、むしろ21世紀フォックスの持つストリーミングサービスやその技術などを取り込むこと。ちなみに2017年にアメリカのディズニーワールドのアニマル・キングダムに建設された新エリア『パンドラ~ワールド・オブ・アバター』の世界は映画『アバター』のものであり、その『アバター』も、そして最近公開され話題を呼んだ『ボヘミアン・ラプソディー』の制作・配給を手掛けたのも21世紀フォックスです。

 

 

この金額だけでも凄いのに、それこそソニーが蹴ったキャラクターたちが映画を通して叩き出した興行収入の額は135億ドル。そして、映画史上最強とも私が勝手に評する『アベンジャーズ / エンドゲーム』は、全世界興行収入2500億ドルを突破!ソニーの成功した『スパイダーマン』3部作トータルの100倍(汗)もう、とんでもない数字です。

 

 

今や映画界の帝王となったウォルト・ディズニー・カンパニー。そしてその傘下のマーベル・エンターテインメント 。揺れ動く『スパイダーマン』の今後。『スパイダーマン / ファー・フロム・ホーム』がイイ作品だっただけに、モヤモヤした私の気持ちが少しでも伝わったならば嬉しいです。何事も本気でなければ面白くない。

 

 

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