中高生に知ってほしい”超合理的”な受験勉強法!理科を自分で勉強するコツ|熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミー

こんにちは。熊本の教育&勉強攻略アドバイザー、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。

 

 

今回のテーマは理科です。理科は教科書が総じて読みづらく、使いにくいことを受けて、完全独学で理科を攻略するための”超合理的”な受験勉強法をお伝えします。自分で理科を勉強する時のコツはこの「ダブルチーズバーガー戦略」を使うと効果的です。

 

 

気を付けないといけないのは、理科や社会のような勉強は面白くなると危険ということ。勉強は「面白い」と感じることに越したことはないのですが、面白さと受験勉強のベクトルが離れていった時が怖いのです。その点についてもお話ししていきたいと思います。

 

 

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理科の受験勉強法は「ダブルチーズバーガー戦略」で!

まず、意味が分からないと思いますのでお話させて下さい(笑)

 

 

思い出していただきたいのは勿論チーズバーガーの構造です。この場合以下のような構造に分けられます。

 

 

・上下2枚1セットのバンズ

・ハンバーガーを挟むようにセットされた2枚のチーズ

・中央に挟まったハンバーグ

 

 

ここで、それぞれのパーツが何を指すのかを加えてみると以下のようになります。

 

 

・上下2枚1セットのバンズ→教科書

・ハンバーガーを挟むようにセットされた2枚のチーズ→参考書

・中央に挟まったハンバーグ→問題集

 

 

まず教科書が読みづらい原因を明確にしておくと、内容がかなり中途半端である、ということが言えます。というのも、レベルのバラバラな多くの生徒さんに分け隔てなく情報を共有しようとした結果、説明の度合いが中途半端になってしまったからです。習得のいまいちな生徒さんは読んでも分からないし、習得の進んでいる生徒さんには説明が短すぎてスッキリ来ない。ただ、この問題はどんなに優れた問題集を作っても起こる問題ですから、教科書自体が悪いということではありません。教科書に関する不足は各個人で補う必要がある、という問題提起です。

 

 

そこで、最終的にはアウトプットの練習として問題集をベースに進めていくことになるとは言え、教科書の理解を何かで補う必要がありますから、そこに2冊の参考書を当てがおうというわけです。ちなみに上下のバンズに分かれてしまいましたが、バンズは教科書のことだと考えていただくと2枚で1セット(つまり教科書は手元にある授業に使っているメインの1冊のこと)であるということになります。

 

 

ではどんな参考書が2冊なのか。これは

 

 

①薄てのもの

②辞書タイプのもの

 

 

が1冊ずつという感じです。この2種類の参考書が必要とされるのには明確な理由がありますので、それは後ほどご説明します。

 

 

理科を自分で勉強するコツは「受験勉強の目的に適った努力」

先ほど、理科の参考書は2冊用意するようにお伝えしましたが、その理由は今回のタイトルにあるように「受験勉強の目的に適った努力」を実現するためです。どちらか一方でもいけません。これは両方確実に必要になります。

 

 

例えば薄てのものとなるとポイント集ということになります。全分野のポイントだけに絞った記載で、かなり薄っぺらいのですが、センター対策から二次試験の確認用にとめちゃくちゃ重宝します。

 

 

逆に厚ての辞書タイプの参考書は、教科書などで説明不足があった場合などに重宝するアイテムです。時には噛み砕いて、時には高校範囲を優に逸脱した説明によって、いまいち分からなかった箇所を理解しやすくしてくれます。ただしあくまでも「辞書」なので、こちらは特に覚える必要はありませんし、学習指導要領には従っていない内容も含まれていますので、そこは絶対試験にも出ないわけです。それはあくまでも理解のフォローに必要なだけですので、ここが前述した「面白さ」と「受験勉強」の線引きが求められるところです。

 

 

私がお話ししているのはあくまでも受験勉強で結果を出すためのことであって、自己満足ができればいい、教養として勉強しているだけだということであれば、そのニーズとは異なってしまいます。

 

 

理科はハマると面白いんです。確かに実社会と直結していますし、役立つことも多い。そういった「実社会で使うために」という観点から問題の構成を切り替えてきた、というのがこれからの教育改革における理科の出題傾向変化ですよね。そこに合わせる意識は確かに必要なんです。必要なんですが、その線引きが結構デリケートで難しい。あくまでも「これは受験勉強なのだ」という明確な目的意識を持って取り組まれて下さい。

 

 

その上で、自分が一体何を理解し覚えないといけないのかを把握して、それを覚えやすいように2冊の参考書を目的に応じて使い分ける。この発想をブレイクスルー・アカデミーではお伝えしています。

 

 

理科の勉強の最終地点は問題集でのアウトプット特訓

理科に関してはやはり最終的にはアウトプット特訓がメインになって行きます。特に10月に入って来たらもう過去問中心に問題を解きまくって実戦演習をする時期に移行しなければなりません。そこに至るまでに参考書や教科書をうまく使うようにしましょうという話でした。

 

 

実際受験勉強においては入試当日に結果を出すことがあなたにとっての最も重要な使命です。ということは、インプットばかりしていても、最終的にはアウトプットで結果を示さなければなりませんから、最終的に据えるべき特訓はアウトプット、つまり本番と同じ行為の練習ということになるわけです。

 

 

入試というアウトプットは、合格不合格で人生が大きく左右されるようなことが、1年に1回しかないという状況において、限られた時間の中で正確な知識をアウトプットしなければならないという条件下で行われます。かなり緊張が強いられます。その日のために1年以上もの時間を勉強に当ててきたわけですから、絶対的に結果を出したいと思ってしまうでしょうし、でもそこには競争が切っても切れないこととして存在するので、その瞬間のために最高のパフォーマンスを発揮するためには、そのためにすべきことをやってきた人にならねばなりません。努力の純度が高い人が勝つのです。それが受験勉強のルール。

 

 

問題集という話をしましたが、過去問が十分に手に入るのであれば、もう過去問だけやり込んでも構いません。その代わりちゃんと解答が付いているという前提です。過去問の問題の方だけ豊富に手に入っても、それを解いた後に検証できない状態であれば意味がありませんから、解答解説付きの過去問をたくさん集めて下さい。センター対策と二次試験対策両方を考えると結構な問題量になるかも知れませんが、重要なのは特に二次試験の過去問です。それらをしっかり配分を考えて取り組む。

 

 

過去問をやりながら、不足を感じる分野については別途問題集を用意して演習量を増やすということも想定されます。ですから10月頃から過去問を中心とした問題演習期に入るのであれば、それまでの期間は徹底したインプットの時期であり、他の教科指導のところでもお話しましたが、その時期には考えるために立ち止まる時間が勿体無いので、ひたすら覚える、覚え直す時間として使って下さい。

 

 

あとは今この時期(この記事を書いているのは2020年の3月17日ですが)、そういったことを想定した上で年間の大まかなプランというかスケジュールを立てて下さい。計画を立てるのではありません。あくまでも戦略を練るのであって、柔軟な視点を持った上で年間の暫定のスケジュールを立てて、そこに微調整をかけながら進めるという感じで取り組んで行きましょう。

 

 

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