勉強の正体に迫る!成績を上げたければまず「勉強の原理原則」を知れ!|熊本市の学習塾ブレイクスルー・アカデミー
こんにちは。熊本の教育&勉強攻略アドバイザー、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。
今回の記事からは、これまで明確には語って来なかったレベルで、勉強の正体についてお話していきたいと思います。それでも全てを語り尽くすことはできませんが、ポイントをかいつまんで、成績を上げるために知っておくべき部分にフォーカスしてお伝えできればと思っています。
熊本市の学習塾ブレイクスルー・アカデミーはこれまで色々な話をしてきましたが、勉強戦略コンサルティングを受講いただいた方を優先し、発信する情報にも優先順位をつけてきました。しかし今後はそれを撤廃し、かなり有料級の情報もバンバン出していく予定です。今回はその中でも最初にお話しするべき「勉強の原理原則」について。絶対に成績を伸ばしたい方に届いてくれたらと願います。
「成績を上げるのは簡単だ!」の理由
私はこれまでずっと「成績を上げるのは簡単だ!」と言ってきました。これは現在成績が芳しくない子たちが今以上の成績にすることを想定して考えれば、という意味でした。現時点で十分上位をキープできる子たちは別に問題はないのです。頑張っているのに成績が伸びないとか、成績を上げたいのにその方法が分からないという子を、改善してあげたいと考えています。
でも実際のところ、びっくりするくらい勉強のことが理解されていません。これは私が学生だった当時そうだったので敏感だということもあるのですが、成績が芳しくない子たちは特に、勉強とどう付き合っていけばいいのか全く分かっていないのです。だから必要なことができていない。
成績が芳しくない子たちは総じて、勉強というものをゴールのないマラソンのように捉えています。よく分からないものだから学校の教師や学習塾の講師の言うことを鵜呑みにしてその通りに取り組む、ということをやってしまうわけですが、そうやって真面目に取り組んでいるはずなのに一向に成績が改善しないと悩んでいるのです。これはアドバイスを聞く相手を間違ってしまっている例です。
成績を上げたいならば、アドバイスを聞くべきはせめて成績の良い同級生などです。実際に結果を出している人に聞くべきでしょう。学校の教師も、別に勉強が得意だから教師になっているわけではありません。むしろ逆です。本当に成績の良かった者たちは教師にはならず医者や弁護士や外資系大手などに散っていきます。学習塾の講師も含めて、本当に優秀で教育現場に残る人というのは稀なのです。ちなみに私は「優秀だったから教育現場に残っている」類の人間ではありません。私は優秀じゃなかったけれど、どうしたら優秀になれるのかというその仕組みや原理に魅入られて居座ってしまった、さらに稀有な類です。こういう、原理に気付く人間というのは概して優秀じゃない人間の方です。元々優秀だったら、そんなに深く考えることなんてしません。
話が逸れましたが、成績が芳しくない子たちは勉強をどう取り扱っていいのか分からないので、必要なことに十分に取り組めていない。やるべきことができていない。だから成績が芳しくないのです。であれば、逆に言えば、やるべきことさえできれば成績は改善するわけです。「やるべきことをやれるかどうか」は能力の問題ではありません。これは行動の選択の問題なのです。「頑張っているのに成績が伸びない」という子は、頑張ることはできるわけですから、あとはその対象を適切なものに切り替えれば嫌でも成績は上がります。だから私は常々「成績を上げるのは簡単だ」と言っているのです。
実る努力の三原則
努力は実るのか実らないのかという議論がたまにあります。ここにもある程度の結論を申し上げておきます。勉強の原理原則に直結する話だからです。
まず前提として、「頑張る」と「努力する」というのは全く別のものだと思って下さい。頑張ることは誰でもできるんです。でも努力を意識的にじゃないとできません。ですから「頑張っているのに成績が伸びない」という子は、確かに頑張っているかも知れないのですが、それが果たして「努力」になっているのかが心配です。というか、おそらく努力にはなっていないから報われていないと考えられます。
「頑張る」と「努力する」の違いは、主観か客観かです。「頑張る」というのは主観に過ぎません。だから誰にもできる。何も考えずにがむしゃらになることもできます。でもそれがちゃんと目的達成のためになっているのかどうかは分かりません。一方で「努力する」とは客観です。目的達成のためには何をすべきかを明確にしてから積み上げるものですから、前提が違うわけです。
人には「実るものが努力だ。実らなかったのなら、それは努力ではない」と言う方もいますが、私は違うと思います。というか、それでは厳しすぎますし、努力の定義がブレてしまう。そこで自分なりに「実る努力の三原則」を定義してみました。これは全ての生徒さんにお伝えしている内容です。
①方向
②方法
③スピード
この3つが適切になっているのなら、間違いなくその努力は実ります。実らなかったということは、いずれかが足りなかったと判断できます。
まず①方向です。自分が何に向かって努力をしているのかが明確かどうかを気にして下さい。学校の定期テスト対策なのか、第一志望校への受験対策なのか、それがブレてしまっている人がかなりいます。すると気にしなくていいことと気にするべきことが明確に分けられますからストレスがグッと減るのです。
次に②方法です。方向が正しくても、勉強の取り組み方が間違ってしまうと結果に繋がりません。勉強はただすればいいモノではない。頭に情報が入ってくれないと意味がありません。それも正確に残り、それが使う時に引き出しやすい状態になっていることがベストです。ここにも「何のためにその知識を覚えるのか」という意識があるかどうかが重要です。意識がないとただ詰め込むだけになってしまいますが、闇雲に詰め込まれた知識は使いづらいものです。
最後に③スピードです。どんなに方向や方法が正しくても、それが受験日までに間に合わなければやっぱり結果に繋がりません。受験日は決まっているのです。それまでに合格に足る十分な準備ができているかどうかが全てですから、自分の勉強のペースがちゃんと間に合っているのかは常に意識しておきましょう。
学校教育制度と受験制度
そもそも子どもたちが混乱するのは、学校教育制度と受験制度がチグハグだからです。これらがちゃんと整合性のある状態で噛み合っていればスムーズなんですが、学校は学校、受験は受験でバラバラに動いてしまうので、子どもたちは何をどうすればいいのか優先順位が難しくなって混乱するわけです。さらにその制度の下では「勉強」とか「教育」とか「学問」といった言葉が明確な定義付けもなされないまま飛び交っている。これがまた混乱を招くわけです。
学校の定期テストの結果と受験の合否はどんな関係でしょうか?相関関係でしょうか?それとも因果関係でしょうか?意外とこの点を疎かにしている人が多いです。答えは前者。
相関関係と因果関係の違いは、明確な関係性があるのかないのかです。因果関係となると、原因と結果の関係ですから、その両者には密接な関係がありますが、相関関係であれば「関係が全くないとは言えないけれど」程度の関係性です。しかし認識の上では学校の成績が受験の合否に直結しているような認識を持たれている方が非常に多いんです。
よく言われるのが、◯◯高校に合格したいなら、せめて今の中学校で○番以内には入っておかないと厳しいよね、とか。こういう言い方をされれば因果関係のように思ってしまっても仕方ありません。しかし冷静になれば、学校の定期テストの結果が合否を左右することなんてありません。内申点は影響しますが、試験日当日の出来不出来が最も合否に影響する要素です。
学校教育制度が受験制度とチグハグだと明確に示しているのが学習塾の存在です。もしこの両者がうまく噛み合っているなら、学校教育を受けている時間内で受験対策が終了していなければおかしい。もちろんそれ以上のプライベートの時間を受験対策に割くかどうかは各自の判断で良いのですが、どうも学校が受験対策に機能していないからこそ学習塾がここまで必要とされているという感じのようです。
今不登校を選択される方が多くなっているようですが、受験の合否を最優先に考えるならば、それが一番効率の良い選択でしょう。受験日までの準備の如何が合否を左右するなら、受験日までの過程の使い方がネックになる。学校に行かずに済むのであれば、それは受験においてはかなりのアドバンテージです。それだけ時間の無駄を省けるからです。
「でも学校に行かなかったら学校で学べたはずの教育が受けられないじゃないか」とおっしゃる方もいらっしゃると思いますが、学校で学べる教育であれば他のところでも学べます。代替環境はいくらでもありますし、それこそ意識の問題でしょう。学校でしか学べないことはないのです。ただ、学校の教育は全てが善なわけではないので、その意味では学校の外で受けられる教育の方が自分で意識的にセレクトできて効率的かも知れません。居心地の悪い環境に居続ける必要もないわけですからとっても過ごしやすい。ただ、人とは違う生き方を選ぶということにはそれなりの責任が伴うことも、意識しておかなければなりませんね。
ということで、今回は勉強の原理原則についてお話ししてみました。勉強の正体に少しでも迫れたでしょうか?勿論今回のお話しだけでは勉強の正体の全貌を掴めなかったとは思いますが、追々色々な情報を公開していきますので、それらを繋ぎ合わせて是非勉強を理解してあげて下さい。
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