【絶対合格!】AO入試で勝ちたい人のための「志望理由書」の書き方|熊本市の学習塾ブレイクスルー・アカデミー
こんにちは。熊本の勉強戦略コンサルティング指導塾、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。
今回の記事は、AO入試で絶対合格したい人のための「志望理由書」の書き方について書きました。他の人よりも早い時期に受験することになるので、準備期間も短いですし、狭き門だったりしますので、この記事と動画を観てしっかり万全な準備をしていきましょう。
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AO入試指導の前提
熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミーでは、AO入試の対策を必要とする生徒さんの場合、あくまでも「就職活動」を基準としたレベルで指導を行うようにしています。就職活動のレベルでなんてレベル高すぎでは!?と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、実際他の生徒さん方がどんな熱量で対策をしてくるのか分からない以上、万全を期するに越したことはありません。
そもそも私は以前、大学生の時に就職活動のセミナーを主催していたこともあり、知識的に就職活動レベルのものがほとんどなのです。勿論、すべてをそのまま提案するのではなく、あくまでも意識のレベルにおいてです。具体的な内容については大学側の意図に合わせないといけませんので、その点は十分に配慮します。「これくらいで良いんじゃない?」という意識で準備して安心して受験できますか?120%で準備してもなお不安なのが受験ですから、指導のレベルが高いに越したことはありませんよね。だからこそ当塾では指導のレベルを落とさないことにしました。
中には「レベルが高すぎる!」と感じてしまう生徒さんもいらっしゃるのも事実です。でも残念ですが、ここでの指導が厳しすぎると感じるようでは、いずれにしてもAO入試では合格できません。というのも、AO入試というのは特別入学意欲が高い生徒さんや能力の高い生徒さんを青田買いするのが目的ですから、皆総じて一般入試よりも真剣に準備をしてくるからです。
先ほども「周囲がどの程度の熱量で来るか分からない」わけですから、そこには「私はここに入りたい!」と強く望む方が集まってくると考えた方が自然。それも倍率も高い。一般入試では成績がバラけていきますので、実質倍率は1.3倍とか1.5倍程度だと考えられますが、AO入試は倍率そのものが実質倍率でしょう。
AO入試で最も大事なのは◯◯
色々と方法論はありますが、その根底にあるのはあなた自身ですから、すべてにおいて、この「志望理由書」にもあなた自身が良くも悪くも投影されることになります。あなたに熱意がなければ確実にそれは伝わりますし、熱意があればそれもちゃんと相手には伝わります。
ただ、「熱意」というのは空回りすることもあるものです。ですから熱意があればいいかというとそうでもありません。他にもっと重要視するべきものがあります。それが「マインド」です。
マインドについては以前も別の記事で書きましたので、そちらも参考にしていただけたらと思いますが、マインドの持ち方一つで「あ、この子はうちに本気だな」「この子は表面的に作ってきているな」と、大学の側にはある程度分かるものです。それくらい書面でも面接でも滲み出てしまうものだったりします。
ではどんなマインドを持てばいいのか。それは「私はあなたの大学に絶対に必要な生徒です」というマインドです。
おそらくほとんどの生徒さんは「私を取って下さい」「頑張って取ってもらおう」という受け身のマインドのまま受験することでしょう。でも本当に大事なのは「私を取らないと損をしますよ?」という自信に満ちたマインド。これがあるからこそ準備に関しても「大学側が取るにふさわしい人物」として行動しようとします。
要するに、大学があなたを選ぶのではなく、あなたの方が大学を選ぶのです。このマインドが大事です。
志望理由書のレイアウト
志望理由書の設計としては
・出だし(結論)
・展開(本文)
・閉め
の3部構成が良いと思います。文字数にも因りますが、よっぽどボリュームが求められない限りは3部構成が最も読みやすいです。
出だしは最もセンスが問われる部分です。「私は◯◯により貴校(貴学)を志望します。」という結論をバシッと提示して詳細に進みます。この◯◯に入ることがありきたりだと「またか」と思われ相手のモチベーションを下げ、突飛すぎると「テクニックで来てるな」とバレバレです。そうではなく、あくまでも本音で良いので「へ〜そういう思いで書いてくれてるわけか」「なるほどね。じゃあここはどういうことだろうか」とちょっと興味を持ってもらえるような切り口で書き出しましょう。
例)
私は自身の進路を教育学と文学との間で悩んでいましたが、高校2年生の頃に読んだ△△教授の論文をきっかけに、貴校の教育学部を志望することを決断しました。
私は小学生の頃から追求を続けてきた「人が本当の意味で幸せになるには」というテーマをより深く学ぶために、貴学の社会学部を志望しています。
こうすると、展開(本文)の内容にも期待が持たれ、かつエピソードを含めた内容と具体的な理由1つ2つ入れての濃い内容が書けます。
また、内容そのものに説得力を持たせるためには、その背景に十分な情報が必要です。情報もない主観的な経験ベースの話になってしまうと、志望理由書の中身が非常に薄いものに感じられてしまいます。
志望理由書はあくまでも「あなたが私にとって必要な理由」を書くものですので、相手のことは少なくてもしっかり調べてきましたよ、というメッセージが文外から伝わらなければなりません。その上で、あなたが志望する学部の分野の周辺知識を、関連書物やネットで調べて理論武装しておくことが重要です。
この「ちゃんと調べてきたのかどうか」は絶対に相手に分かります。気持ちだけで努力してないなこの子は、という印象はビックリするくらい伝わります。これは添削していて私が感じることでもあります。熱意だけが空回りするとはこういうことです。気持ちだけ熱くても情報収集が浅いと中身のない文章にしかなりません。
志望理由書に対する情報収集のやり方
まず情報収集の方針ですが、就職活動をベースに考えると、
相手企業のこと
相手企業が属する業界のこと
社会全体のこと
自分のこと
という視点で、物理的な視点と時間軸的な視点とからアプローチしていきます。
物理的な部分というのはどういう企業なのか、その業界がどんな業界なのかという部分のことです。そして時間軸的な部分とはこれまでの沿革やこれからの展望です。
これを大学受験に当てはめると、
大学のこと(大学全体と学部、学科のこと)
志望学部、および志望学科の分野のこと
日本のこと
世界のこと
自分のこと
となります。大学がどんな人物を欲していて、これからどんな人材を輩出していきたいのか。その大学を創設したのは誰で、どんな思いで立ち上げたのか。その大学の創設された頃と時代がどう変わっていて、その変化に対して大学としてどうキャッチアップしていこうとしているのか。
そういうことを理解しやすいように、今度は視点を少し上げて日本のこと、世界のことを調べておきます。全体の中の一部に過ぎないので、全体も知らなければですよね。
そして最後は自分自身のことです。自分自身の価値観や得意なこと、興味関心、これからの展望と将来のビジョンを明確にしていきます。ここにも情報収集は必要でしょう。
そしてこういったすべてのことを網羅して調べ上げた上で、実際に文章を書いて添削を受けてみて下さい。自分で気付けないことでも添削を受けることで見つけることができます。そこで指摘されたことをさらに情報収集で詰めていくわけです。
まとめ
AO入試で重要なのはマインドと情報収集と添削。不遜な態度を取れということでも、おごれというわけでもなく、あなたが志望大学にとってふさわしい人間であることを証明しなさい、ということです。志望大学にふさわしい人間はそのための情報収集を惜しまず行うだろうし、説得力のある意見を言えるはずです。あとはそれを他者の視点からしっかり修正してもらうことでバランスの取れた文章を完成させられるのです。
絶対合格をしたいなら、それにふさわしい努力をするべし、です。レベルが高すぎるとか、そこまで求められていないのではないかという考え方は、受験のために人生を浪費している証拠。発想は逆で、あなたのために受験があるわけですから、レベルの高い準備をしていれば、それはあなたのレベルを上げられるわけですから確実にプラスですよね。
AO入試、絶対勝ちに行きましょう。併せて「キャリア計画書(キャリアプラン)」の書き方と「面接」の受け方も参考にされてみて下さい。
熊本の塾で本気でAO入試合格を目指すなら
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