最強の勉強法「独学」のやり方、教えます。|熊本の塾長談
こんにちは。熊本の勉強戦略コンサルティング指導塾、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。
最強の勉強法、それは何と言っても独学、自分で勉強することです。塾に行けば効率的に勉強できると思うかも知れませんが、メリット・デメリットは必ずあるので、それが本当にマックスな効率なのかはちょっと考えてみた方が良いかも知れません。個人的には縛られるのが嫌なので、自分がしたい教科を自分がしたい時にできる独学がやはりお勧めしたい方法です。
ただ、独学って結構ハードル高く感じますよね。だからそれを伝える場所が欲しかったんです。その結果、コンサルという形を採った熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミーを立ち上げることになりました。
そこで今回の記事では、独学ってどうやってやるの!?という点を少しお話ししていきたいと思います。少しずつ独学のウェイトを増やしていきませんか?
塾に行くことのデメリット
塾に行くことのメリットは何となく分かっていても、意外と考えにないのが塾に行くことのデメリットです。塾に行って損をすることなんてあるの!?と思うかも知れませんが、塾なんて本来なくて良いものです。学校があれば本来事足りるはずなのですが、学校だけに頼っていても十分なサービスが受けられないので、補習や受験のための補強として補完機関の学習塾や予備校という業界が浸透してきました。
そもそも学校で教科書や副教材が配られているので、それだけでもしっかりやれれば問題はありません。もし足りなければ本屋に行って参考書なり問題集なりを選んで購入し、自分で演習すれば良いはずです。
しかしあまり深く考えずに塾に行く方というのは、教科書や副教材以外の、生徒のためではなく塾で使うために作られたテキストをあてがわれて、学校と同じように授業を受けて、学校とは別に宿題をやって、という作業に時間とお金を投資します。その結果どうなるか。不消化を起こすわけです。学校だけでも処理できないのに、塾で別の作業を課されるわけですから、処理できるわけがありません。
学校と塾の歪み構造
だから学校と塾が敵対関係になるのです。学校の方をなおざりにして塾に傾いていくからです。サービスクオリティ的に生徒さんやその保護者の方が求めているものを提供してくれているのは明らかに塾の方なので、どっちかを選べと言われたら塾の方を選ぶでしょう。しかし一方で学校はやめるわけには行かない。1日のほとんどは学校に縛られるのですから、本来であれば学校1本でやっていきたいくらいです。でもそれができない。
サービスのクオリティが低い学校がメインで、サービスの質が高い塾はサブ。でも気持ちの上でも勉強面でも塾がメインで学校はサブ。この歪みが、勉強の非効率を生み出している原因です。
このことを上手く自分の中でバランスできる子というのが、成績優秀者たちだと言えます。それぞれのメリットを上手く組み合わせて、最も理想的な活用の仕方をしているので、自然に成績をキープできてしまうわけです。
彼らは独学もできるでしょう。家庭学習もしっかりやれているからこそ成績がキープできているからです。ただ、彼らの場合は塾を利用した方が楽なので利用しているという感じです。ですから、独学ができると「選択」ができるのです。全部自分でやってもいいし、塾を利用してもいい。これは依存ではありません。
塾が麻薬化している子供たち
依存というのは塾に頼りきってしまっている状態です。塾がなくなれば途端に困ってしまいます。どうしていいか分からなくなって成績が下がって行ってしまう。これでは塾をやめたくてもやめられない。
以前他の記事でも言いましたが、塾にはシステムはあってもノウハウはありません。塾に行けば「勉強をさせられる」ことはできますが、「勉強ができるようになる」わけではないのです。この違いはあまりにも重要で、要はあなたが塾に行って何を得ているのかを考えていないと、塾にどんなに通ったところで何も成長できていないということになります。ただ忘れるために覚えに行って、そのために年間何十万も支払い続けるということです。
こういった状況を、ものすごく悪い言い方をすれば、塾が麻薬のようになってしまっているとも言えないでしょうか。それがなければ自分を維持できない、役に立ってないのにお金だけは支払っている。自分は何も変わっていないのに、なぜか成長している、頑張っている感は感じられる。だからやめられない。皆んなやってるから、自分もやらないと不安になる。
実際塾に行っている子の方が成績が良かったりすると余計に心配になるでしょう。自分も行かないとダメかも知れない。しかし裏にある論理は全くの逆で、成績がいい子たちが塾に通っているだけなのです。塾に行ったから成績が上がって上位層にいる、というわけではないわけです。
独学のポイント
独学をせよ、といきなり言われても難しいことは分かっています。重要なのは、塾は独学の効率を上げるためのツールに過ぎず、頼るものではないということです。
では一体何が、独学のハードルをそこまで上げているのでしょうか。それはおそらく「何をどうしたらどんなことが起こるのかが見えていないから」だと思います。点数を取り成績を伸ばすための筋道が見えていないのです。ここさえ見えれば理屈上、上記のことがご理解いただけるはずなのです。
勉強のルールを考えてみると、その本質は「分からないことが分かるようになること」であると分かります。知らないことを知って、分からないことを理解し、間違えたことを正して、テスト範囲内のことはしっかり正確に答えることができるという状況になれば、点数は嫌でも付いてくる。難しく考える必要はありません。正確な知識を1つでも多く頭に入れて下さい。
その過程であなたを苦しめるのは、あなた自身の感情でしょう。不安とかイライラとか自己嫌悪といったネガティブな感情があなたを勉強から遠ざけようとします。間違った自信がプライドと化して、頼るべきものからあなたを遠ざけることもあるかも知れません。そうやって勉強が嫌になれば、無理して頑張っても結果に結びつかない悪い循環にハマってしまいます。
独学の成功の鍵は、こういった感情的な反応への適切な対処も重要なのです。
・勉強のルールに従う
・その過程でセルフコントロールができる
まずはこの2点だけにフォーカスして取り組むことを考えてみて下さい。ステップアップしましょう。いろいろ最初から完璧にしようと思わなくて構いません。順を追って少しずつ積み上げて、長いスパンでの全体の完成を考えて下さい。
まとめ
塾を麻薬化し、頑張っても伸びないという苦しい勉強を続けている方へ、改善の糸口をご紹介しました。その上で、自分で勉強するという独学の道こそ、最も効率的に結果を出していける最強の方法であるということもお伝えしました。
塾そのものが悪いとは言いませんが、それを上手く使いこなせないのであれば、結果的には塾を成績低迷の悪要因にしてしまいます。勉強のルールに則って、あなたの目指す第一志望校合格へ向けた適切な努力をするためにも、基本は自分で考えて勉強に取り組めるようになった方が良いと、私は思うのです。
そしてその方針に興味がある方に対して、学力そのものを伸ばすお手伝いをさせていただく環境、それが熊本の塾ブレイクスルー・アカデミーです。独学を習得し自分で勉強できるようになった方が、よっぽど自由に有意義な過ごし方をしながら成績を伸ばせる幸せな学びが手に入ります。是非今のうちから視野に入れて下さい。
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