【AO入試対策③】小論文対策の視点は「試験官がどこを見るか」|熊本市の学習塾ブレイクスルー・アカデミー

こんにちは。熊本の勉強戦略コンサルティング指導塾、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。


今回はガチの小論文対策の第3回目。予想問題として今回設定したテーマは比較的オーソドックスな「あなたが入学後にやりたいことは何ですか?」。過去問対策としては非常に書きやすいテーマですが、だからと言って甘くみてはいけません。しっかり試験官とコミュニケートできるかどうかを意識しましょう。ズバリ、AO入試対策における対策の方針は「試験官はココを見ています!」です。


独り言にならないための小論文対策

最初に注意点を挙げてみますが、まずは何と言っても”独り言”にならないように注意して下さいということです。小論文は自分の言いたいことを好きなように書いていいものではありません。自由課題文ではなくあくまでも論文なのです。このあたりの詳しいことはこちらの記事に書いておりますので参考にしていただけたら幸いです。


”独り言”というのは、相手のことを無視した一方的な情報発信のことなのですが、小論文ではこの過ちを犯してしまう生徒さんが結構多いのです。小論文における前提、暗黙の了解を考えずに、あなたの直感で課題を解釈して書いたとしても、それは入学試験における正解にはならないということです。これはあくまでも試験。問題です。何を答えれば正解なのかを考えて書かなければなりません。


すると、試験官がその小論文の課題を通して聞きたいことをまず把握します。「入学後にやりたいことは何?」という質問から、あなたの何を見たいのでしょうか。


ここに「サークル楽しみ〜」「羽を伸ばして遊ぶぞ!」「バイトたくさんやって金貯めて海外に行くんだ!」といった個人的な願望を挙げ連ねても、点数にはならないわけです。相手の聞きたいことはそういうことではなく、あなたが入学後のビジョンをどれだけ描けているかを問うているのです。


すると、ここに書くべきはあなたが単にしたいことではなく、あなたがしたいことを相手が聞きたいような切り口で翻訳した上での情報ということです。試験官が考えているのは「この子をうちの大学に入れた方が良いのかどうか」です。それも「他の子ではなく、この子を」です。あくまで入試ですから、そこには潜在的に競争、他者との比較がある。そして論文に求められるのは論理的思考能力。であれば、試験官や大学側の意図を無視した論を展開してくる学生はその時点で「論理的思考能力の欠如」と判断されるわけです。


小論文はあくまでも証明問題です!

これは私が小論文対策の時にお話することですが、小論文は説明文ではありません。証明問題なのです。何を証明するのか。それは「私はあなたの学校にふさわしい生徒です」ということ。そこに対する理由、根拠を挙げて説得力を持たせ、試験官に「なるほど」と言わせるのが小論文のポイントです。


とすると、切り口は極論何でも良いということになります。それこそ、先ほど挙げたように「サークル楽しみ〜」「羽を伸ばして遊ぶぞ!」「バイトたくさんやって金貯めて海外に行くんだ!」でも実際は良いのです。良いのですが、その論の結末をどこに着地させるつもりで書いているかが、小論文の質を左右するのです。


例えば、小論文の切り口が「羽を伸ばして遊ぶぞ!」の場合に、それが単なる「だってこうしたいんだもん」で終わってはいけないということであって、それが入学後のビジョンを達成するために必要不可欠な行為なのだと証明できれば、試験官は「なるほど、だったら遊びも大事な学びになるな」と分かります。遊びのない学生さんほど偏った人はいませんので、実際遊びは重要な要素なのですが、そのことをどう論じれるかです。


例えばサークル切り口で論文を書くにしても、「私はこのサークルに興味があって」「ずっと続けてきたバスケットを大学でもやっていきたい」「大学生である立場を生かして」といった個人的な発想のまま終えてしまってはアウト。それが入学後にどう活かされるのか、入学後に学びたいことがあって、そのためにサークルで何を得たいから、このサークルに入って活動するのだ、という論を展開できて初めて「この子はこういう考え方をする子なのか」と分かります。


そうです。試験官はあくまでも、あなたという人間を知るために課題を出すのです。そのことを忘れてはいけません。


小論文の練習を効率化させるズルい方法とは!?

個人的に思うのは、生徒さん方はみな真面目すぎると思うのです。もっと楽にやれる方法は沢山あるのに、それは学校でやってはいけないことだと言われている、そういうことはダメだと言われる、そんなやり方は皆んなやっていないのでズルいことなのでは?と言うのです。


小論文の対策もそうです。試験本番は確かにペーパーですから、作文用紙の使い方や文字の丁寧さ、誤字脱字の有無なども評価されるため、最終的には作文用紙での練習は不可欠でしょう。


しかし、小論文の「書き方」という点では、そこをわざわざ作文用紙でする必要もないのではないかと私は思います。型を覚えて、3段階の序論・本論・結論で書くのか、4段階の問題提起・意見提示・展開・結論で書くのかで600字800字書くという、その部分の練習なのであれば、パソコンで書いてメールで送って添削受けて、というのがスムーズに、というより瞬時にできてしまうのではないかと思うのです。


本を読んだりネットで調べたりして情報収集して、それを自分の考え方に集約して書き出す。そういったアウトプットの練習であれば、パソコンでやりとりした方がはるかに1本処理するのに掛かる時間が短くなります。そうやってまずは情報収集とアウトプットの練習の両輪をガンガン回して、直前1ヶ月くらいはペーパーで本番想定の練習に切り替える。時間を計ってちゃんと区切って添削も真剣に。


ですから、学校や塾からあれするなこれするなと言われても、こうした方が効率的だぞと思う方法はどんどん採用するべきです。時間は限られているのですから、文明の利器はどんどん活用して効率的な勉強をしてしまいましょう。


まとめ

今回で一応小論文対策の内容は打ち止めにしますが、あなたの練習はきっとこの先も続いていきます。もし小論文の対策で添削が必要になったり発想のブラッシュアップが必要になった場合は、是非熊本の個別指導型学習塾ブレイクスルー・アカデミーをご活用下さい。一人で頑張るよりも、いくらか効率的な練習ができるかと思います。


受験は競争。人と差をつける、人に追いつく、そして人を追い越す。いずれにしても人と同じことをしていたのではできないことですよね。小論文にしても面接にしても、それが入試である以上相手の意図をちゃんと汲み取って「ちゃんと分かっていますよ」とメッセージを発しながら、自分の独自性をアピールしていくことを考えましょう。そういった論理的思考能力や戦略思考的な部分を教えているのが、熊本の塾ブレイクスルー・アカデミーなのです。


熊本の塾で小論文をマスターせよ

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