受験勉強は点数アップよりも◯◯アップを目指した方がずっと効率的!

こんにちは。熊本の勉強戦略コンサルティング指導、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。

 

 

多くの学生の皆さんは未だに受験勉強での点数アップばかり追い求めている気がします。その原因は明白です。学校や塾がそうさせているからです。ではなぜ学校や塾がそんなことをさせるのか。それは学校や塾の発想が140年前となんら変わっていないからです。

 

 

学制が発布されたあの頃から、現実的時代は明らかに変わっているのに、教育の根幹を成すはずの学校は設立当初から時が止まっているかのようです。学校の成績の補完機関として生まれた塾は、必然的に学校の性質を受け継がざるを得ません。だからいつまでも英数国社理の知識習得道場としてしか機能してくれません。

 

 

しかしもういい加減古いです、その発想は!得点力をどんなに磨いたところで、残念ながらあなたが大人になる頃に必要なスキルは何も磨けていないことになります。今回そんな現状に危機感を抱く熊本の塾長が、なぜ得点力発想が古いのか、そして得点力ではない、もっと重要なスキルが何なのかについて語ります。

 

 

得点力向上信仰の時代遅れ感

まず最初に申し上げたいのは、得点力信仰の時代遅れ感についてです。点数を伸ばそう、成績上げよう。これ自体は良いのですが、そこに対する発想が知識習得であるという点に心配があります。そして知識習得への偏った考え方が過ぎると、今度は勉強時間の長さで自己満足に浸ったり、ノート作りに没頭し始め、どんどん本質から離れて行ってしまうのです。

 

 

そもそも今ではコンピュータが生活の中に浸透し、スマートフォンが高校生どころか中学生にまで浸透してきている時代です。スマホがネットに繋がっていれば、分からないことは検索して答えを探すことができますし、ネットに繋がっていなくても計算機機能を使えば暗算の必要すらありません。つまり、今あなたが一生懸命覚えている物事はネットで調べればすぐに分かることですし、計算ミスで悩んだり計算の遅さで悩んでいることも、計算機で一発で解決してしまう問題だということです。

 

 

コンピュータは一度インプットした情報はハードが壊れない限りずっと、それこそ永遠に忘れません。復習も不要です。外付けハードディスクを接続していけばいくらでも記憶容量も増やせます。こういった点では人間の脳は叶いません。勿論、今のところは、ですが。

 

 

ということは、何かモノを覚えるということ自体の価値がどんどん下がってきているわけです。人間の限られた容量でやることではないということです。コンピュータに得意なことはコンピュータにやらせればいい、人間にしかできないことをやりましょうという時代の風潮に対して、学校や塾がやっていることは真逆を向いているわけです。

 

 

大人になる頃にあなたは何を残せますか?

小中高という12年間で覚えさせられる情報量、実は256MBの小さなメモリに入ってしまう程度だと聞いたことがあります。そんなわずかな知識暗記に若い時間を12年間も投資して、さらにそれらの知識がどれだけ重要かと言うと、なんと大人になってもほとんど使われないという、衝撃的な話を受けて私は勉強への価値観がガラッと変わりました。一体何のために勉強させられているのだろうか。

 

 

このことはしっかり考えた方がいいです。大事なことですし、ここへの問題意識の持ち方1つで20年後の人生がガラッと変わります。あなたは知識以外の何を残せるかが重要なのです。

 

 

勿論、ここまでの話で私が出した結論は「勉強をしない」ではありませんでした。それではまだ短絡的すぎます。勉強を理解できていない。勉強が本質的に私たちに何をもたらしてくれるのかを知るべきです。すると勉強において知識よりももっと重要視すべきスキルが見えてきます。それが◯◯に入る力、「学力」です。

 

 

これは以前もお話ししましたね。問題解決能力の勉強分野バージョンです。将来あなたがあらゆる問題に直面する時に求められる力が問題解決能力なのですが、それを身に付ける練習を今勉強を通してやっているということでした。

 

 

この「学力」が得点力とは全く異なる次元の力であることをこの記事で理解していただきたいのです。得点力を鍛えることに12年間使うのか、学力を伸ばすために12年間使うのか、この違いは天と地です。

 

 

10時間勉強したと言った小学生を叱った理由

実は以前こんなことがありました。私がある塾で非常勤講師をしていた時、確か夏期講習中だったかと思います、ある講師が小学生のクラスでこんな質問をしました。

 

 

「お前ら昨日は何時間くらい勉強したんや?」

 

 

すると生徒の中には

「昨日は夜中の2時まで掛かって勉強しましたー」

「私は7時間です」

「僕は5時間くらいでした」

 

 

そしてこんなことを言った生徒がいたわけです。

「私は10時間やりました」

 

 

するとそれを聞いた講師はそんな彼女を褒めたのです。

「お前そんなに頑張ったんや、すごいなー!」

 

 

私は横で聞いていてゾッとしました。「おいおい、褒めちゃうのか(汗)」と感じてしまいましたが、その場では波風が立つので何も言わずにやり過ごしました。

 

 

その後で私がそのクラスの担当授業に入った時に話したのがこういう話だったのです。

 

 

「10時間はやりすぎ。そんなに勉強しちゃダメ。夜中の2時とかもってのほか。」

 

 

え?何が悪いの!?と思うかも知れませんが、全然ダメです。勉強の本質が分かっていません。そもそも勉強を何時間したかなんて質問自体がナンセンスでした。勉強は時間で測るものではないからです。何がどれくらいできたのか、これが全てです。そこに2時間掛けたことが妥当だったのかどうかを検証しなければならないのであって、2時間勉強したことが良かったのかどうかは全く論じる価値のない問題です。

 

 

また、相手が小学生だからですが、小学生が10時間も勉強したのであれば、それは勉強の仕方がよっぽど悪い証拠です。そんなに勉強しないと授業についてこれないようなやり方をしているということですから、絶対に健全ではないのです。ですから今から7時間も10時間も勉強することを許容していたら、それこそダラダラした勉強を癖付けてしまうリスクもあります。だから私は叱ったのです。そんなに勉強してたらダメ。その内容はもっと短い時間で済ませる努力をしなさい、と。

 

 

ちょっと厳しすぎるように見えるかも知れませんが、私からすれば子供たちの人生が掛かっている問題でした。小学生レベルの勉強に7時間も10時間掛けていたら、中学生レベルの勉強では間違いなく挫折しますし、高校レベルになると余計ついていけなくなります。

 

 

ただ補足しておくと、彼女がそこまで時間を掛けてしまった原因の一端はその塾のやり方にありました。その塾はノート作りを軸にしたシステムでしたから、プリントの切り貼りやノートのレイアウト、カラーリングそして強制調べ学習などの悪しきシステムによって、子供たちは不要な余計な時間を割かざるを得ない状況だったのです。だから夜中の2時まで掛かってしまうのです、と後から保護者の方からご相談を受けました。この塾での勤務経験が「自分の塾を立ち上げるしか解決の道はない」という決断に結びついています。

 

 

まとめ

このように、学力が育ってない状態で知識習得を無理やり進めても、結局は物理的に時間を投資するしかなくなっていきます。その結果小学生でも7時間も10時間も勉強に当てさせることになってしまう。これではいけないのです。

 

 

得点力と学力は全く次元の違う能力です。そして、あなたが伸ばすべきは間違いなく学力。学力さえ伸びれば点数も成績も一気に伸びていきます。でもこういった大事なことが学校でも他の塾でも触れられていない。だから知らない人がこんなに多いのです。

 

 

勉強を頑張っているのに成績が伸びません。この悩みの根底にあるのは昔から続く巷の得点力信仰。この信仰からは一刻も早く脱会していただき、代わりに「学力とは何か」という意識の転換を図っていただけたらと切に願います。もしそれをお一人で考えるのが大変だと感じられたら、熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミーにお気軽にお声かけ下さい。当塾はそういった原理原則からお教えする学習塾です。

 

 

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