熊本の塾長が唸る!早稲田の政経学部の入試改革は業界を揺るがす!

こんにちは。熊本の勉強戦略コンサルティング指導、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。

 

 

天下の早稲田がついに入試改革を発表しました。2018年現在高校1年生である子供たちが大学受験に差し掛かる2021年度から、政経学部の入試科目を大幅に変更するというのです。大まかな変更点は以下の通りです。

 

 

[現行]

外国語 90点

国語 70点

選択科目(世界史、日本史、数学から1科目選択) 70点

[2021年度からの新一般入試]

①大学入学共通テスト(計100点)

 外国語 25点

 国語 25点

 数学Ⅰ・A 25点

 選択科目(世界史、日本史、数学Ⅱ・B、理科から1科目) 25点

②英語外部検定試験と学部独自試験(計100点)

 TOEFLなどの英語外部検定試験

 日英両言語による長文読解問題(記述回答含む)

 

 

ではこれらの変更のインパクトは一体どれほどのものなのでしょうか。そして、これからこの早稲田の政経学部の入試改革がどんな影響をもたらすのかを、少し紐解いていきたいと思います。

 

 

数学必須化のインパクト

まず最初に見ていきたいのは、文系学部であるはずの政経学部入試に数学を必須化するという決定です。数学が苦手だから文系を選んだのに〜という方は絶対いますよね。実際これまでの選択科目の内訳は数学4割、日本史3割、世界史3割。つまり6割の生徒さんは数学を避けていました。ということは、もし今回の入試改革で数学を避けたい生徒さんが早稲田の政経学部を回避したとしたら、単純計算受験者の数が6割減ということにもなり兼ねません。

 

 

勿論、この程度のリスクは早稲田側も想定内です。現実、私立大学の7割ですでに定員割れが発生するような大学全入時代にあって、大学の持つブランド価値というのは逆に上がっていきます。特に早稲田、慶応、MARCH(明治、青山、立教、中央、法政)は確固たる地位を築くでしょうし、そうしようと考えるでしょう。

 

 

ではブランド価値を守るためにはどうすればいいのか。それは生徒さんへの姿勢を改めることです。生徒を集めるために入試を簡単にしてしまえば、入学者の質はどんどん低下します。逆に、今回のように入学者の質を確保するためにあえてハードルを上げてしまえば、少なくても入学してくる生徒さんの学力は総じて高くなるので、結果教授たちが教えやすくなり、さらにその循環が今度は生徒さん側に返ってきて、大学でしっかり習得すべきことを身に付けた上で社会に出ていける可能性が高くなります。

 

 

必要な下知識をしっかり身に付けて来て下さい、というメッセージに応えてくれた生徒さんは、実質早稲田に入学してしっかり成長してくれる生徒さんなので、結果的には早稲田政経学部の生徒さんの質の向上につながっていくということです。

 

 

早稲田の入試改革は数学必須化だけにあらず

今回の早稲田の入試改革が素晴らしいのは、単に数学を必須化するだけではなく、日英両方の言語で構成された長文読解問題を貸し、そこに記述式も盛り込んできたという点です。

 

 

大抵の学生にとって、これまでセンターのマーク式だけで済んできた入試が、数学も必須化し、長文読解問題に記述式まで入ってくるということになれば、さぞゾッとすることと思います。しかし一方では、早稲田に入学してから必要になる基礎知識をしっかり習得した上で入学することができる方が、入学してからの成長が期待できます。これまでは入学してから数学の授業を受けたり英語の能力を磨いたりして余計な時間を割かれていたのが、その補習の時間を大幅に減らせる上に、より政経学部のための授業に時間を使うことができるようになるので、一石二鳥です。

 

 

また、数学の必須化と共通して日英両言語の長文読解問題には論理的思考能力が求められます。この組み合わせで入試改革に盛り込んできたのは、かなり練られた結果だと私は考えています。

 

 

ちなみに熊本の塾ブレイクスルー・アカデミーでも「数学は論理的思考力を培う上で必須の教科だよ」「数学を捨てることは人生の半分を捨てるのと同じだからね」と強く推奨してきました。この数学へのこだわりは熊本の塾の中でも当塾が独特な点かと思われます。

 

 

物事を筋道立てて考えることができる能力がなければ、物事の大半を感覚的に判断することしかできなくなります。何か問題が起きても、そこに感情的な反応しか起こせないのは、対処の段階で致命的です。それを大学に入学してから身に付けようとしても、それ以外の誘惑が多すぎて現実的には難しい。であれば、せめて大学受験という課題をきっかけにして、今の勉強をベースに身に付けることを考えた方が、実は効率的であり現実的だと言えるのです。

 

 

論理的思考能力の重要性

早稲田がどれくらい論理的思考能力を意識したかは分かりませんが、少なくても熊本の塾ブレイクスルー・アカデミーではこの能力への意識付けはしっかり行っています。物事を論理的に見ることができるようになれば、何をどうすればどんな結果が起こるのかが見えるようになり、その過程で具体的に何をすれば良いのかも考えられるようになるからです。これは勉強においても非常に役に立つ能力で、要は独学を可能にしてくれる力となります。

 

 

例えば英語という言語は、迫害という背景を持って構築されてきたガチガチの論理的構造を伴う言語です。ちょっとした言い間違いやニュアンスの伝わり方の齟齬で命を奪われてきた歴史が、英語に文型や文法という原理原則、ルールを施してきました。ここは占領経験の少ない日本にはない発想です。日本語は逆に曖昧さを「わび、さび」とする価値観で育ってきた言語なので、その成り立ちがまるで異なります。

 

 

ただし入試問題という前提に立てば、その曖昧さは回避されなければなりません。誰が解いても同じ正解にたどり着かなくてはなりませんから、そこには明確な論理的なプロセスが求められます。感覚に委ねた回答の出し方ではブレますよね。国語の点数がブレてしまう人は、そういった国語の試験の解き方がちゃんと身に付いていない証拠かも知れません。

 

 

とにもかくにも、勉強にも入試にも、そして社会を生き抜いていく上でも、ある程度の論理的思考能力は必要になります。今回の早稲田の入試改革は、生徒さんにはハードルが上がる話に感じますが、別に早稲田の政経学部に合格するために勉強しているわけではなく、あくまでも早稲田の政経学部で必要な学問を学ぶために受験がある、というのが本来の流れなはずですから、そういったことを思えば(こういった発想に切り替えることも論理的思考能力のなせる術ですが)、これは生徒さんにとって受け入れるべき課題だと言えそうです。

 

 

この入試を乗り越えて入学された方は、それまでの生徒さん方とは明らかに性質を異にした、学力の高い生徒さんとなられると思いますので、是非安心して早稲田の政経を狙っていきましょう。

 

 

まとめ

今回は、政経学部の入試改革を断行すると発表した早稲田の考え方を紐解いてみました。熊本の塾ブレイクスルー・アカデミーとしては、この早稲田の改革については、ベクトルが非常によく似ており「やっぱりそういう方向に来たか〜」と合点がいく思いがしました。

 

 

ただ問題は生徒さんサイドの受け取り方です。これを単に「入試のハードルが上がった」と見るのか、「これは必要な改革だよね」と受け止めるかどうかで、狙い方がガラッと変わります。前者は真っ先に落とされて、後者が選ばれて合格していくという流れになるだろうと思われます。

 

 

早稲田はきっと長い目で今回の改革を考えているはずです。単に文部科学省が進めている教育改革に乗っかっただけではないと思いたいものです。

 

 

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