熊本の塾長が教える「『得点力』と『学力』の違い」|熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミー

こんにちは。熊本の教育&勉強攻略アドバイザー、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。

 

 

今日は勉強をする上での基本中の基本について復習していただきます。以前も別の記事でご紹介しましたので、そちらの記事と併せてご通読いただけますと幸いです。

 

 

さて、今回のテーマは「得点力」と「学力」の違いについてです。これは基本中の基本なのに、どこの塾でも、ましてや学校でも全く教えられていません。そのために保護者の方々も、当然、子どもたち自身も勉強していて訳が分からなくなっています。このままで将来のためになっているのか、勉強を将来ために生かそうと思ったら、どう教え、どう導いてあげれば良いのか。今回の記事はそんな悩みの指針にしていただけたら嬉しいです。

 

 

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得点力を追い求めても、、、

この部分を明確に指摘させていただきたいと思います。現時点で得点力と学力の違いを明確に認識されているのであれば、全くなんの心配もありません。それができているのなら、いまどんな努力が将来に直結し、何が将来のためになっていないのかも明確に理解できるはずだからです。

 

 

ただ一方で、目の前の勉強を頑張っていれば将来のためになるのだと考えている方がまだいらっしゃいます。私はここに注意喚起をしたい。そういう発想はもうバブル崩壊と共に吹っ飛んだ価値観ですので、いま持ってたらマジでヤバいです。お子さまのためになりませんので早く捨てて下さい。

 

 

そもそも高度経済成長をもたらしたものとして、学校と得点力のイメージが強固になった時代背景は認めたとしても、それが終わってから30年も経済成長が止まったままなのが日本です。もし学校で優秀だった人間が日本を前進させてきた人材だと言うなら、日本の成長は止まらなかったはずです。勿論今でも面白い会社さんがどんどん生まれているのは確かですが、そういった新しい価値を生み出す人材のエッセンスは、学校教育で培われたものではありません。英数国社理で創造性が身に付くわけがないのです。

 

 

それこそ、これからは確実にAIやロボットといったコンピュータが人間の仕事をどんどん代替していきますから、モノを覚えたり計算したり単純作業に当たるものというのは人間がしなくても大丈夫になっていきます。つまり、人間はそれ以外の、何か新しいモノを生み出す分野で力を発揮していくことになるということです。

 

 

でも学校で教えられているのは、146年前と同じ内容。おじいさんもおばあさんにも、きっといまの子どもたちの勉強内容が「おお、懐かしいなぁ」と伝わるはずです。ずーっと同じことを勉強し続けている。それが20年後30年後のためになると思いますか?このまま成績を伸ばせ、偏差値を上げろと頑張ることに、どれくらいの価値があるでしょうか?得点力を追い求める学校教育のいまの在り方は、残念ですが時代と逆行していると言えます。

 

 

得点力と学力の違いはココ!

表面的に点数や成績や偏差値を追い求め、そのためにやる勉強の努力というものは、得点力を磨いてくれるかも知れませんが、学力は伸ばしてくれません。学校でも塾でも、安易に得点力と学力を混同して使っているので皆さんが混乱されているだけで、本来は全く別物だし、それこそ学力を伸ばすために考えてやることが将来のためになる勉強のやり方です。でも、そういった「考えて勉強する」ということができている方はほとんどいません。

 

 

学力というのは文字通り「学ぶ力」ですから、学びに直結するものです。そして学びと勉強は似て非なるもの。勉強には得点力が直結する要素として存在します。だから得点力と学力は根ざしているものがそもそも違うのです。

 

 

また、得点力とは文字通り点数のことですから、テストで点数を上げるために必要な力、なのですが、これは例えば何も考えることをしなくても、勉強する量を増やしたり、勉強する時間を長くすれば事が足ります。その結果、成績は伸ばしたいけどごちゃごちゃ考えたくない!という人が、早稲田スクールや英進館に行くのです。

 

 

すると、結果は目に見えていますよね。得点力は上がるけれど学力が上がらないので、一方は自分が勉強に使える時間に制約されて限界を迎え、中には自分の勉強へのモチベーションが潰えて努力すら放棄するようになる。

 

 

当然、そういった放棄型の方だけではないので、学校では全く物足りないという学力の高い子たちは、かえって塾を上手く活用してさらにどんどん得点力を伸ばしていく。だからどんどん他の子たちと差が開いていくわけです。

 

 

この全く異なる結果に分かつ要素が「学力」です。勉強と学びは似て非なるものですが、学びは勉強を包含する事ができます。要するに、勉強を学びとして扱うことで、単なる得点力を超えた「学力」を伸ばすことができるのです。先ほどの例で言えば後者です。学力が高い子たちはどんどん得点力を伸ばしていけますが、学力とは何かを知らないままだと、勉強することで学力が身に付くのだと勘違いしてしまいますから、物量作戦で挑むしか無くなります。しかし1日は24時間しかありませんので、そういうスタンスしか選択肢のない子というのは、遅かれ早かれ限界を迎えるというわけです。

 

 

学力を身に付け、伸ばすためには

では得点力を超えた「学力」を身に付け、それを伸ばしていくにはどうしたらいいのでしょうか。そこにはまず「視点の切り替え」が非常に重要です。この視点の切り替えによって、勉強を学びとして意識できれば、自ずと得点力が上がっていきます。

 

 

ただ、これも難しい話です。勉強を学びに切り替えることにベクトルを向けることと、勉強が大事であるというベクトルとは、また別だからです。勉強はそこまで重要なものではないからです。

 

 

「勉強は将来のためになるものとは必ずしも言えない。勿論、そうしようと思えばできるけど、何も考えずに勉強したところで、将来のためには全然ならないよ。」というのが、私が子どもたちに伝えるメッセージです。なんせ子どもたちは「キミは何のために勉強しているの?」と聞かれても答えられない状態ですから、前提として間違っているのです。目的があって手段があるはずなのに、手段である勉強が先にあって、目的が全く見えていない。そのまま勉強して結果が出せるわけないのです。

 

 

ですから、まずは前提を見直してみて下さい。考えましょう。何のために勉強するのか。もし勉強するなら目的は明確にしてやらないと結果の出しようがありません。また、仮に勉強はもう嫌だ!となるのであれば、勉強以外の何を武器に将来に臨むのかを考えなければなりません。どちらにしても考えることが必要で、それをしないと言うなら、ひたすら将来のためには一切ならない得点力のために大事な時間を浪費することになります。

 

 

前提を見直し、目的を明確にできたら、あとはマインドを上げることです。マインドに関しては「医学部に受かりたい人のための強烈!マインドアップ講座」でお話ししていますから、そちらを参照されて下さい。

 

 

マインドを上げ、視点を上げ、行動を変える。それができさえすれば、学力はどんどん上がっていきます。考え、行動することが、また学力を押し上げてくれるので、そのサイクルができればどんどんエネルギーが循環していきます。ただ勉強していても、エネルギーは循環されずに浪費し、ショートしてしまうだけです。

 

 

得点力と学力の違いを明確に認識し、勉強を学びの領域まで昇華させて、是非いまの努力を将来に直結させて下さい。

 

 

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