熊本の塾長が考える異文化交流の壁!日本人は中国人を理解できない理由とは!?|熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミー

こんにちは。熊本の教育&勉強攻略アドバイザー、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。

 

 

今回は異文化交流に関するネタを書きたいと思ったのですが、きっかけはこちらの本を読んだことです。『日本人は永遠に中国人を理解できない』この本を書かれたのは、論語で有名な孔子の75代目直径の子孫、孔健さん。日本文化にも精通していて両者の比較をかなり客観的な立場から分析できる方です。勿論ベースは中国人なので中国人の感覚の方がより理解できるでしょうが、日本人の書く中国人像とは全く異なる視点から理解できる貴重な本かなと思ったりします。

 

 

そこで今回は異文化交流という軸で考え、なぜか日本人が中国人を理解できないその理由から熊本の長が帰納的に考察していきたいと思います。

 

 

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異文化交流のポイントが見える!日本人が中国人を理解できない理由

まずは今回ご紹介する本の内容を元に検証していきます。

 

 

私は直感的に中国人が苦手です。これはおそらく感情的な問題でしょう。直接的に関わったことがあまりないので印象でそう思っているだけかも知れません。でもあの圧というか、遠慮のなさがちょっと対応が難しい。

 

 

世界情勢などを調べていくと、中国の成り立ちやこれまでの政治的な動き方、実際にやっていることなどを総合して考えると、中国人はとんでもない国民だなと感じてしまうこともありますが、そういったグローバルな視点で見えてくる中国というのは大抵CCP。中国共産党です。だから正確に言えば中国のそれではない。

 

 

中国は13億人強いる国です。日本の10倍以上います。その感覚でいくと、中国共産党員が9000万人いるというのがものすごい規模のように感じてしまうのですが、中国国内の人口比率で言えば8%程度に過ぎません。つまりCCPの印象は中国の8%でしかないのです。だからテレビで見かけるような政治的な部分、米中関係などで登場する中国の印象で中国人全体を判断するべきではないというのはわかっています。

 

 

ただし一方で、やはり中国という国の成り立ちの中で情勢されてきた中国人気質と言ったものは確実に存在するようです。これはずっと海に囲まれた島国で暮らしてきた私たち日本人とは全く異なるものです。

 

 

中国人の特質を3つのポイントで解説すると以下のようになります。

 

①[民族性]中国人は大陸民族であり騎馬民族

②[環境]中国人は政情不安定であり貧困

③[主義]中国人は社会主義であり人治主義

 

異文化交流のポイントの1つは相手のことを知るということですが、殊中国人に関しては以上のような観点で理解を進めれば見えてくるのではないか、というのが今回読ませてもらった本の主張です。

 

 

異文化交流には「日本人」を知ることも重要

では中国人のことはこの3つのポイントから見えてくるとして、日本人はどうなのでしょうか。異文化交流を考える上では、実はこの点も重要だったりします。相手のことを知ることに時間を割いてばかりで、じゃあ私たち日本人はどうなのかということにはあまり時間を割かないものなのです。それは分かっていると思っているから。

 

 

十年以上も日本人として生きてきたのだから、今更日本人とはどんな民族か、なんてことを考える必要もないだろうと思いがちですが、実際のところ、日本人がどんな民族なのかということに無頓着すぎることが日本人の平和ボケと言われる理由の一つなのかも知れません。日本人は日本のことを知らなすぎるのです。

 

 

日本人とは特殊な民族です。四方を海に囲まれて他国との関係性について程よく距離を取ってこられた国です。また四方を海で囲まれた島国であれば、コミュニティも固定化されやすい。広大な大陸で騎馬民族として過ごした歴史を持つ中国人たちにとって、今日会う人間と明日会う人間が同じであること自体が珍しいことでした。常に移動を伴う生活をしていると、その時にしかチャンスがないのだという価値観になりますが、定住がメインの日本人はいつも同じ顔ぶれで過ごすわけですから、逆にコミュニティ内での安定を求めます。発想のベクトルが真逆なわけです。

 

 

また歴史的に見れば日本は、紀元前660年に神武天皇が即位されてから2600年以上も万世一系の下、天皇制が維持されてきました。どの国にも明確な支配を受けることなく日本としてあり続けてきました。これは世界的に珍しいことです。方や中国は王朝がコロコロ変わり、その度に大虐殺が起きて支配者層の顔ぶれが一新されるという不安定な歴史を辿ってきました。今の中国共産党の独裁体制も、1949年から始まったものですから、まだ70年ほどしか経っていないのです。

 

 

方や2600年以上も安定した国であり続け、方や70年周期でシステムが改変される不安定な国。同じ価値観に育つわけがありません。

 

 

もっと細かい話をし出せば、日本人がY染色体に持つ特有のYAP変異のことや、日本古代史の情報が十分に共有されていない教育的背景、第二次世界大戦で敗戦した日本が奪われたもの、背負わされているもののこと、そして敗戦から続く今置かれている日本の現状など、私たちはかなりアンテナを張って自助努力で情報を集めないと自分たち自身のことすら理解できない状態に置かれてしまいました。日本は未だに国連から、全世界から敵国扱いされていることも、1952年4月28日、サンフランシスコ講和条約と日米安全保障条約は発効されたことで表面上は独立ということになった日本は、未だに全然独立状態にないことも、私たちはもう少し認識した方が良いかも知れません。

 

 

それを重たく捉えることがどうということではなく、日本人として日本のことをちゃんと知って、日本人として辿ってきたルーツを把握しておくことで、本質的な異文化交流が適うだろうと考えているのです。自分たち日本人のことをあまり知らないまま、自分個人の感覚を基準して他者の文化を相対的に理解しようとするのは、異文化交流ですれ違いを起こす可能性がある危険な態度かなと思います。

 

 

相手を知るよりもまず自分から

国際的に見ても領土問題がいつも平行線を辿るのは互いに主張を譲らないからでもありますし、お互いの民族性の違いを理解していないことも原因なのではないかと思ったりします。日本人は日本人としての主張を、中国人は中国人としての主張を、ロシア人はロシア人としての主張を続けてばかりで、お互いを知ろうという姿勢に欠けているから話が収束しない。

 

 

勿論相手が話の分からない人なら難しいこともあるでしょう。でもそういう時には窓口を変えるしかない。その人との交渉に埒が明かないなら、別の、もっと話が分かる人とやりとりするしかない。もしそれが日本側に非があるなら、日本人はもっと相手のことに興味を持つべきです。でないとまとまる話もまとまらない。

 

 

異文化交流にしても、相手を知ろうとすることと同じように、自分たちのことも知る努力が必要です。自分たちの歴史や特性を知らないまま相手のことばかりを知ったところで、本当の理解には及びません。別に過去の話を背負う必要はないわけですから、自虐史観がどうこうということことではなく、あくまでの認識の問題です。歴史認識にしても、そういうことがあったよねということくらい知らないと話ができない。日本の教科書は確かに自虐史観が張り巡らされているとも言われますが、客観的な事実として知っておくことは大事です。当事者ではないわけですからごめんなさいは要りません。これは『進撃の巨人』にも通じる話かも知れませんね(笑)マーレもエルディアもないでしょう、今更、という話です。

 

 

今回の話も何かの参考になれば幸いです。ご通読ありがとうございました。

 

 

 

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