熊本の塾長の生物学の授業|進化生物学の権威リチャード・ドーキンス博士の特別レクチャー!|熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミー

こんにちは。熊本の教育&勉強攻略アドバイザー、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。

 

 

今回は進化についてお話ししましょう。進化生物学ときたらリチャード・ドーキンス博士でしょう。まずは学生向けに行われたという特別授業が掲載されたこちらの本『進化とは何か』をご紹介します。

 

 

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熊本の塾長の生物の授業「進化ってそうだったのか!」

地球の歴史上多くの天才たちがこの世に生まれてきました。しかし私たちをはじめとする生物の進化の真相を解き明かしたダーウィンの誕生まで、私たちは待たねばならなかったようです。

 

 

チャールズ・ダーウィンが『種の起源』を発表し、進化とは自然選択の結果であるとして神の創造論を冒涜したのが19世紀初頭です。これはおそらくガリレオ・ガリレイが地動説を唱えたのと同じような衝撃ではなかったでしょうか。キリスト教精神を否定することとなるこの論は、もはや理論ではなく真実と言われるようにまでなりました。

 

 

進化に目的などない。

 

 

あまりに衝撃的な結論です。私たちがここまでの知能を持って生物界の頂点かのように振る舞えているのも、昆虫や動物たちがさまざまな特質を兼ね備えて、壮大な弱肉強食の世界で生き残ってきたその理由が、生き残りという絶対的な目的の達成ゆえではなく、あくまでも自然選択の賜物であったという現実は、レンガで頭を殴られたかのようなインパクトがありました。

 

 

こういった文章を書けるだけの”意識”を持った生物は人間だけです。もちろん、この先の研究で、今私たちが認識できていないだけで本当は他の生物にも高度な”意識”があって、明確に考えて行動している種があると分かる日が来るかも知れませんが、少なくても現段階では人間の進化こそが他を圧倒している状態です。そんな私たちであれば、この環境に順応しなければ生き残れない!と、自身の行動を目的に応じて選び取ることができるだろう、と。しかし他の生物はそんなことをしてきたはずがない。そうではなく、あくまでも、生き残るためにではなく、生き残ってきたものこそが歴史を作ってきただけだというのです。

 

 

進化に目的などない。ただあるのは結果のみ。それがリチャード・ドーキンス博士の言う進化の真実です。

 

 

進化を促してきたのは○○の意思!?

であるならば、この飽くなき進化をこの何億年もかけて促してきた物とは一体何だったのでしょうか。それこそ人類として知能を持ち始めたとされるのは、テヘラントロプス・チャデンシスからとされ、今から700万年前頃からだと言われています。それ以前はやはり猿であったと。

 

 

すると意識的に環境への適応を考えて行動を選び取ってきたと考えられるのは700万年前からであったと考えるのが妥当。それ以前はあくまでも結果論で生きてきていたということになります。ということは、この人間という種であってさえも、生き残りを意識していた主体は私たち自身ではなかったということになる。では一体何がこれほどの進化を促してきたのでしょうか。

 

 

その正体は「遺伝子」でした。

 

 

遺伝子とは、人間の場合には細胞一つ一つが持つ塩基配列32億対から成るDNAの一部を言います。全体の25%ほどで構成される、意味を持つとされる塩基配列です。これが私たちをはじめあらゆる生物の進化を促してきた主要因です。

 

 

ちなみに、この塩基配列を解きほぐしていくと、その共通項から見えてくるのは「人類皆兄弟」どころか「生物皆親類」という事実です。私たちも昆虫も鳥類も爬虫類も生きとし生けるものそれら全てが、まさにバクテリアから始まる多様性の結末であって、本を質せば同じ種から派生してきた親類関係にあるということです。遠い遠い親類関係にある私たちは、皆同じように、自身が保有する遺伝子に突き動かされてきたということになります。

 

 

それこそ道端に咲いている花であっても、それらが咲いているのは何もこの世界を綺麗に彩るためになんてことはなくて、彼らは彼ら自身の遺伝子を増やさんがために生き残ってきただけであって、私たちがその花を愛でるのは勝手ですが、別に私たちを楽しませるために咲いているわけではないということです。人間が、この世界を人間中心に考えてしまうのはおこがましいとさえ思えてしまいます。実際そうなのかも。

 

 

熊本の学習塾が考える”進化”

進化とは結果論でした。生き残ってきた者が進化の結末であるに過ぎず、彼らが意識して生き残ってきたという目的論を捨てねばなりません。ただ、人間にはその権利が少なからず残されているということなのでしょう。

 

 

ダーウィンの進化論を考えれば、自然選択の結果として今生き残ってきた者が生きているということですが、それは裏を返せば、環境に順応できた者たちが生き残りを可能にしてきたという意味にもなります。ですから、これから複雑化する社会の中で生き残るためには進化が欠かせなくて、それも「意図的な進化」が求められているということです。それを意識的に選び取ることができるのは人間の特権ですらあります。

 

 

1000年後にどんな人類が生き残っているかは、今私たちが生き残ることができるかにかかっている。自然淘汰されていく種は滅びゆくのみです。こんなことはドラマや映画の中だけの世界に思えますが、現実として見えないところで私たち人間はそういう宿命を背負って生きている。それを自覚した人たちが進化を選び取って次の世代に命を繋げるわけです。

 

 

大袈裟ですか?確かにそういう風に聞こえるかも知れません。1000年後の子孫の繁栄よりも、今を生きているあなたの人生の方が大切です。あなたが子孫を残せなくても他の誰かが子孫を残して、彼らが次の世代を生んでいく。人間はそう簡単には滅びることはないでしょう。ただ、私にまたここで大袈裟な発言を許されるのなら、言いたいことがもう少し。

 

 

それは、自然淘汰によって消される命か、努力によって勝ち取った次に繋がる進化か、選べるのに選ぶことを放棄する生き方はしたくないなということです。今ならどんな生き方でも選べるというのに、望むことに伴う苦しみや絶望のリスクを恐れるあまり、あらゆることを諦めて過ごす余生があと80年も続くと考えると、努力に伴う達成感や希望と共に生きられた方が楽しそうな気がする。私は少なくてもそう思います。

 

 

熊本に学習塾ブレイクスルー・アカデミーを立ち上げたのも、根底にあるのはそこです。選択を放棄して諦めて過ごす一生よりも、結果を恐れず自由を求めて生きる誇り高い人生を堪能してほしい。その方が楽しいから、絶対。でもそんなことが自分に許されないと思い込んでいる人もいるかも知れません。要らんお世話だと感じられる方もいらっしゃると思います。何も考えずに普通の塾で英数国社理を習得する方が楽でしょう。でもそうやって学校や学習塾の成績の結果に毒されて、色んなことを深く考えずに過ごすことに慣らされているのかも知れません。であるならば、まずはその成績による束縛から解放されてはいかがでしょうか。フラットにこの世界を観察し認識するには、バイアスから抜け出すのが一番です。学校や学習塾の評価に絡め取られているうちは、冷静に、ありのままの世界を認識することは困難かと思います。成績や偏差値で行ける場所を探すような進路選択は、自然淘汰の別の表現に過ぎません。人間は他の生物とは違う。未来を見据えて考えて、今取る努力の方向性を選べるのです。

 

 

リチャード・ドーキンス博士の『利己的な遺伝子』が示すように、遺伝子が私たちの進化を促してきた事実はあるけれど、知能を持った人間だけはそれら遺伝子とは別の選択する意思を有しています。小中高大と英数国社理という舗装された道路を皆んなと一緒に漫然と突き進んでいくか、ちょっと歩を止めて道から外れ、一人にはなっても道なき道から世界を眺めて進むべき方向を模索するか。後者は正直突然変異であり特殊で、本人からすれば不安や心配もあるとは思いますが、でも生き残るために自分が何をするべきかを考えるには、皆んなと分かれて単独行動できるだけの覚悟と勇気が必要です。皆んなと一緒にいたとしても、決して油断せず、ある程度の緊張感と観察力を持って自分のペースで歩く方がいい。それが「進むために化ける=進化」です。

 

 

 

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