うちの子、スマホ・ゲームにハマってます。どうしたらいいでしょうか?|熊本の塾長談

こんにちは。熊本の勉強戦略コンサルティング指導、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。

 

 

スマホゲームにハマってしまって毎日2時間も3時間もやってしまう。そういう我が子を見てご心配な保護者様からご相談を受けることもあります。確かに傍目にはとてもヤキモキしてしまいますよね。

 

 

ただ、分かっていただきたいのは、スマホやゲームにハマってしまうのはお子様が精神的に弱いから、という理由だけでは決してないということです。これは一種の「麻薬」のようなものですから、これをきっかけにしっかり向き合うべき問題なのです。今回はその点にスポットを当て、あわよくばお子様がスマホ・ゲームから距離を取れるようになるためのヒントになればと思います。

 

 

お子様がスマホ・ゲームにハマる理由

以前にもスマホやゲームにハマるお子様をどう勉強に振り向かせるかについて記事に取り上げたことがあります。その頃はちょうどスマホやゲームへの中毒性、依存性に関する本を読んでいたこともあって、このテーマに強い関心を向けていました。

 

 

まず社会的にも子供達がスマホやゲームにハマってしまっているように、これはお子様に起こる限定的なことではなく、子供達に共通して蔓延している病気のようなものです。それも人工的なウィルス。意図的に人がハマるような構造を考え仕掛けて、それをゲームとして世に広げている誰かがいるわけですから、ある本の言葉を借りれば「麻薬」と同じようなものと考えても良いと思います。

 

 

スマホやゲームにハマってしまうこと自体を、お子様の弱さだと断じてしまうのはあまりにかわいそうなくらい、スマホやゲームはかなり周到に仕組まれ作られています。特にゲームはすごい。ゲームが人をハマらせる要因は以下の点にあります。

 

 

・無料 (誰でも始められる)

・娯楽性 (楽しい)

・手軽さ (いつでもどこでも好きなときに)

・擬似成長 (成長している気分になれる)

・達成感 (乗り越えた快感)

・現実とのリンク (コミュニティ化)

・課金制(お金を掛けさせる)

 

 

では1つ1つ見ていきましょう。

 

 

ゲームにハマる理由は「無料」で「楽しい」から!

何と言っても子供達がゲームにハマる一番の理由はこの2点です。まず「無料」。厳密に言えば通信費はスマホの端末本体代と込みで毎月保護者の方がお支払いされているので、子供達の体感としては、という話になってしまいますが、要するに誰でも登録してすぐに始められてしまうということです。手元にお金がない子供達にとって、1本5000円、6000円するPlayStationのソフトを買うよりもよっぽどお手頃です。

 

 

そして何より無料なのに「楽しい」。かなりのクオリティです。結構隅まで精巧に作られているので、設定されたストーリーの作り込みもしっかりしていて飲まれる面白さが確かにあります。

 

 

そして、スマホさえあればどこでもやれてしまう「手軽さ」。暇な時にパッと開いてすぐにプレイ。この手軽さは大きいです。テレビでプレイするPlayStationのような据え置きタイプのゲームには、どうしても在宅中しかできないという制約がありました。これを完全に払拭してしまったのがスマホゲームというわけです。

 

 

スマホ・ゲームは「成長」できる!?

次に、ゲームに仕組まれた注目すべき特性として「擬似的な成長感」があります。ゲームに没入することでストーリーの主人公のようになっている子供達は、様々なイベントをクリアする度に、レベルが上がったり、アイテムが増えて強くなったりします。やればやるほど勝手が分かってきて上手くプレイすることができるようにもなりますので、そういったことが相まって「自分はどんどん成長できている」と錯覚してしまうのです。

 

 

ゲームプレイに擬似成長を感じてしまっている子供達からすれば、イベントをクリアする度に「達成感」を感じることができます。これは「快感」です。快感は脳にその種のホルモンであるドーパミンやアドレナリン、セロトニンといったものが分泌されることで起こる症状なので、要はゲームによって脳が刺激されてホルモンが発生するメカニズムによって子供達がハマっている、ということになります。これは自制が利きません。

 

 

ちなみに、ゲームのさらに怖いところは、成長に対して「快感」はあるのに「苦痛」がないことにあります。現実の世界では成長するためには努力が不可欠ですから、肉体的もしくは精神的な苦痛が多少なりとも伴います。これがゲームの世界では無いのです。ここが現実とゲームの虚像にみる世界観の、最も大きなところかも知れません。

 

 

もはやゲームは現実と繋がった!

ゲームの中の虚像の世界と現実は大きく異なるとは言っても、もしこれらの境界線が曖昧になればさらに厄介なことになります。脳内ではその識別ができなくなってしまうからです。

 

 

目の前に広がる物理的な現実空間と、ネットの中に広がるサイバー空間は、確かにその性質は全く異なります。しかし、自分の分身を「アバター」としてゲームの住人として作り出し、そのアバターを意のままに操ることで、現実世界とサイバー空間の境界線が見えにくくなってきているのが現状です。アバターを通して快楽を感じ、擬似成長を遂げる子供達は、さらにもう1つの仕組みによってゲームの世界に引きずり込まれています。それが「オンライン・コミュニケーション」。

 

 

ネットを通じて世界中の人とつながれるようになった今、アバターは単なる分身ではなく、ゲームの世界を生きる本当に有機的な分身と化しました。そこにコミュニケーション機能が追加されることで、同じゲームの中で一緒にプレイする仲間ができ、そこでコミュニケーションが行われます。そうなると、ゲームの中では自分の価値観を理解してくれる仲間ができる。それもゲームのキャラクターではなく、ちゃんとその向こうには生身の人間がいるわけです。「友達」とも言えると思います。つまり、かつては公園などで繋がっていた人間関係が、ゲームを通してサイバー空間で人間関係が構築される社会となっているのです。

 

 

育てたモンスターを戦わせたり、アイテムを交換したり、一緒に敵と戦ったり、様々なコミュニケーション方法が確立されたゲームの中では、すでに子供達も立派な登場人物として市民権を得ています。それが何よりも没入感を生むのです。

 

 

ゲームの最大の罠「課金制」

そして、最も現実世界をゲームに引き込む要因はこの「課金制」にあります。ゲームの中でしか使えないものにお金を払う感覚は、ある世代よりも上の方々には馴染みが無いかも知れません。これはスマホ世代の子供達や、そこに順応できた方にしか分からない感覚でしょう。

 

 

ただ、これがさらにゲームの中に止まらないとしたら、余計に厄介です。例えばゲーム内で課金制によってしか手に入らないアイテムや、課金しなくても良いが手に入れるには相当な労力や時間が必要なアイテムは「レア」とされます。これがもし売りに出されるとしたら。勿論ゲームユーザーからすればお金を出してでも手に入れたいと思うでしょう。

 

 

こうしてゲームの世界と現実世界が複雑に絡み合うことで、子供達はどんどん知らず知らずのうちにスマホ・ゲームにのめり込んでしまうわけです。

 

 

まとめ

ではそんなゲームからどう抜け出せばいいのか。ここにはお子様本人の意識だけでは難しい部分も出てきます。まずは私たち大人がゲームの脅威についてしっかり学び、理解することが大事だと思うのです。楽しいだけでハマっているわけではありません。言ってみれば、何も知らない子供達はゲームに”ハマらされて”いるのです。

 

 

適度に距離を保ってプレイする分には、ゲームも良い気分転換になりますが、ある一線を越えると途端に麻薬化するのが怖いところ。できればお子様自身にその脅威を認識していただきたいですが、楽しいものを取り上げられると分かっていて話を聞きたいとは思わないはずです。そこで熊本の個別指導塾ブレイクスルー・アカデミーが間に入ってお子様とお話したいと思います。

 

 

言っても私も元々ゲームユーザーですし、体験も知識もある程度有した人間として、お子様とお話をするくらいはできます。問題はそこにどう解決策を講じるかです。しかしそれもまた、お子様がご自身で気付かれるのがベスト。だからこそ対話重視のコンサルティングをサービスとして軸に据えたのが当塾なのです。

 

 

スマホ・ゲームにハマっているお子様にご心配な方は、是非当塾にご相談下さい。

 

 

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