母校熊本高校のイベント幹事をやって分かったこと|熊本の塾長コンサルタント談
こんにちは。熊本の勉強戦略コンサルティング指導塾、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。
私は熊本高校出身なのですが、実は熊本高校には「江原会」という同窓会組織があります。さらに、40歳以下の若手世代だけ、2018年度で考えるとするとH8以下の学年だけで組織された同窓会「青年江原会」というものがあるのですが、毎年毎年青年江原会のイベントの幹事は、学年毎に受け継がれるのが伝統となっています。H8がやった次の年はH9が、その次の年はH10がという風に。そしていよいよ、私たちの学年H14がその幹事を任される年がやってきました。それが2019年、今年なわけです。
そこで今回の記事では、いつもと視点を変えて、実践を通して分かった問題解決能力の重要性と、当塾で教えている勉強の考え方がどのようにリンクしているかについて、お話ししていきたいと思います。
勉強してバカになる子、頭が良くなる子
いきなりものすごいタイトルに感じられるかも知れませんが、現実的な話をしますと、残念ながら勉強を頑張ることでバカになっていく子がいます。というか実際そちらのケースの方がはるかに多いとさえ言えます。
その原因ははっきりしていて、勉強する意味が分かっていないからに他なりません。勉強することで何を伸ばさないといけないのかが分かっていない状態で勉強すると、結局必要な力が身に付かないまま、役に立たない知識だけが増えてしまうという状況になります。
これは以前も他の記事でお話ししました、「得点力」と「学力」の混同がもたらす混乱状況です。
得点力というのは、目の前の成績や点数、偏差値といった「数値」を上げるための力のことです。ほとんどの子どもたちはこの得点力を伸ばすことを目的として勉強していると言えます。
一方で学力とは、ざっくり言えば「頭の良さ」を表す言葉です。こちらは単純にテストの結果だけを見ても分からない力ですが、実は社会に出たときに求められる力がこの学力なのです。
本当に大切にすべきは学力で、実際にはこちらを伸ばすために取り組むのが勉強なのですが、如何せん目に見えない力ですので、分かりやすい得点力の方ばかりを気にする方が多くなってしまいます。その結果、「頑張っても成績が伸びない圧倒的多数」と、「頑張らなくても成績が良いほんの一部の子」に別れてしまっているのです。そして、失礼承知でかなり直接的な言い方をしますと、前者はバカになるために勉強しているような状態と言えるわけです。
学力を伸ばす勉強のやり方とは
ではどうしたら得点力だけでなく学力までしっかり伸ばすことができるのか。それを教えているのが当塾ブレイクスルー・アカデミーです。
実際当塾では以下のようなことを全ての生徒さんに教えています。
・欲しい結果を先に決めなさい
・やるべきことをやればイヤでも成績は上がります
・起きた物事の解釈を意識的に選びなさい
おそらく学校や普通の塾では教えてもらえないことばかりではないでしょうか。特に1番目と3番目は「どういうこと?」と思われるかも知れません。しかしこれはかなり重要なことなのです。
例えば、頑張っても成績が伸びないお子さまというのは、「頑張って成績を上げよう!」とは考えますが、それで何点伸ばしたいのか、何位まで上がりたいのかはあまり具体的には考えていません。何となくぼんやりと「頑張れば成績は伸びるだろう」と思っている。これがいけません。
何点取るのか、何位になるのか。まずはそれを決めなければならないのです。先に欲しい結果を決めて下さい。そうすることでやるべきことが明確になります。数学で40点だった子が、次のテストで70点取りたいと思えれば、残りの30点を埋めるために何をすればいいのかが分かります。少なくてもその方法を考えるようになります。この「何をすればいいのかが分かる」「それを考える」というのが勉強には非常に重要なのです。
また、3番目に挙げた「起きた物事の解釈を意識的に選ぶ」ということの意味ですが、これは目の前で起こる事象の受け取り方を自分で選びなさいということです。「頑張ったけど伸びなかった」という事象に対して「やっぱり自分は勉強が苦手なんだ」と思うのか、「何が悪いんだろう、何をどう変えたらいいんだろう」と思うのかは、自分で選べるのだということを意識して欲しいのです。
何も意識せずに過ごしていれば、起こる事象にいちいち感情で反応してしまうはずです。しかし直感的に感情で反応していると
「点数が悪い」→「頭が悪い」
と考えてしまいがち。これが繰り返されると、その悲しい誤解のせいで自己評価をどんどん下げて、いずれやる気を失っていきます。
この悪循環をどこかのタイミングで断ち切っていただきたいのです。頑張っても伸びないのであれば、それは頭が悪いのではなくやり方が間違っているだけです。前提が違います。能力はあるのに何で結果が変えられないんだろう?と考えるべきなのです。そして、そう思えるかどうかは自分で選べるということなのです。
この3つの発想を頭に置いて勉強していただくだけでも、結果はガラッと変わってきます。そう、全ては発想次第。どう考えて勉強に取り組むのか。それが重要なのです。
勉強で伸ばした学力の使い方
ではそうやって勉強することで伸ばした学力がどう活きることになるのか。それを身を以て体験したのが、先日行われた母校熊本高校の同窓会組織「青年江原会」の新年会イベントでした。先述した通り我々の代H14がその新年会イベントの幹事を任されたわけですが、実は私が代表を引き受けた去年の11月の段階では、経験ゼロ、知識ゼロ、協力者ゼロという状況だったのです。
私はそれまで江原会のイベントにはほとんど参加したことはなく、それこそ自分が幹事をすることになる新年会にも出席した経験はありません。なので経験ゼロ。
さらに前任者(自分の前にH14の学年幹事を務めていた同級生)が何もしていなかったことで、新年会の準備は場所取り以外何も進んでいない状態。つまり何もない状況から2ヶ月半で新年会準備を進めなくてはならないというわけです。が私自身「江原会ってなに?(汗)」のレベルなので知識すらゼロ。右も左も分からないというのは正にこのことです。
その上、新年会の準備や当日の運営に協力してくれる同級生も誰もいない。一人の船出です。結構追い込まれてる感じが伝わってくるでしょうか^ ^;
そこから私がどうこの状況を打開し、14名の同級生を集め、新年会を大きな失敗なく成功させることができたかを少しだけ種明かしさせていただきますと、正に前述した3つの発想で取り組んだのです。
・欲しい結果を先に決める
・やるべきことをやればイヤでも結果は出る
・起きた物事の解釈を意識的に選ぶ
新年会の日取りはすでに決まっています。そこに求められる結果(同級生を何人くらい集めなければならないか、それまでにどんな準備をしなければならないか)もある程度決まっている。あとはやるだけです。
やっていくと必ず色々な問題が生じます。それこそ気持ちが萎えることもありますし、不安も過ぎります。同窓会は会社とは違うので明確なルールはないし、先輩方も言うことがバラバラなので、そういったことにイライラが募ることもあります。それらにいちいち感情的に反応していたら、行動力が低迷するでしょう。残されたわずかな時間で結果を出すには、感情を害して立ち止まっている暇はないわけです。そこで、解釈を意図的にコントロールすることでモチベーションをキープし、「やるべきことをやる」を止めないようにしました。
こうして、戦略的かつ我武者羅に行動をし続けた結果、何とか事なきを得たという感じです。
まとめ
少し視点を引いてみていただくと、勉強を通して身に付けるべき発想や力と、今回新年会の幹事で求められた力は繋がっていることがお分かりいただけるかと思います。
そう、本来は繋がっていなければならないのです。勉強は知識を習得する作業ではありません。得点力を伸ばすためにやるのではなく、学力を伸ばすためにやるべき事なのです。というか、そうしないと何の意味もありません。なぜなら英数国社理の知識そのものは大人になっても使わないからです。使うのは今回ご紹介した問題解決能力なのです。
当塾が子どもたちにお伝えしているのは、何も考えずに勉強してもダメだよ、という事。将来のために勉強すると言うのなら、せめて将来に求められる力を伸ばすように勉強を活用しなければなりません。ただ勉強を頑張って成績を上げよう上げようとしても、それが将来に繋がった形になっていないのなら本末転倒ですよね。だからブレイクスルー・アカデミーがあるのです。
もしこういった指導にご興味があられましたら、是非お気軽にご相談下さい。3ヶ月お時間をいただければ、今の結果を変えるための発想を身につけていただけると思います。
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