熊本市遠藤教育長と語る!増え続ける不登校、どうする学校?どうなる子ども?|熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミー
こんにちは。熊本の教育&勉強攻略アドバイザー、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。
「熊本市遠藤教育長と語る!増え続ける不登校、どうする学校?どうなる子ども?」というイベントに出席してきました。
この先日のイベントに関しては、改めて私見をこちらに残しておきたいと思います。というのも、この話題を取り上げているほとんどの人が、問題点を指摘されていないからです。イイ側面ばかりフィーチャーされているのは、どうもバランスを欠いているようでモヤモヤしてしまいます。
これは勿論、皆さんが大人であるということなんでしょうが、私はどうしても「それは民主主義の否定でしょう」と思ってしまうわけです。遠藤さんが大切にしている要素の1つ民主主義は、意見を交わし合ってなんぼですが、批判的な意見よりも建設的な意見をという考え方は、クリティカルな意見を出しにくくさせてしまう。
中には遠藤さんの信者のような方もいらっしゃるようなので😅あまり批判めいたことを書くと不愉快に感じられるかも知れませんが、そういうバイアスがない私からすると、どうしても今回の遠藤さんの「不登校問題に対する姿勢」は、ずいぶん淡白だなぁという印象でした。というか、教育長という立場って結局どういうものなんだろう?と思わずにはいられない発言が多かったように思います。
遠藤さんがおっしゃる通り、不登校とはそもそも何ぞや?という定義も大切ですし、その割合は言ってしまえば全体の数%。もしそこに割けるリソースがあるなら、そりゃ学校に行っている子どもたちに振り向けせざるを得ないでしょう。「あなたがたは少数派なんだと認識して下さい」という発言の意味はそういうことです。これは間違いない。
ただ中には、壇上で対談された先生も「その言い方はさすがに無責任でしょう」と思わず口にした「学校が万民全てに合ったものではないということでしょう」という遠藤さんの発言。寺子屋を全部潰して学校教育を強制させた学制の経緯をご存知ならば、教育長の立場でそれをサラッと言ってしまうのは、さすがに当事者意識に欠けてやしないか?😅
遠藤さんは遠藤さんとして色々考えていらっしゃるし、実行してもおられる。しかし現にそれは学校現場の体質という部分がボトルネックになるデリケートな仕組みです。校則についての話し合いの際に、PTA会長まで出てきてもなお校長や教頭が聞く耳を持たなかったことを瑣末な問題のように扱っていたけれど、私にはむしろ、不登校問題の解消改善においてはそこが本質だろうと感じたわけです。現場と協力しないといけないのだから、校長教頭がその姿勢なら、かなりハードルは高くなる。これが少数派だと信じたい(苦笑)
民主主義を重要だとするなら、人の話に耳を傾けることは大前提だし、それをしない校長、教頭は教育者以前に普通のこともできていないわけだから、そんな人を学校現場の長にしてちゃダメだろうと、私は思う。ただ、そういう現場があるという申し出に対して「もっと頑張ってそういう状況を乗り越えて下さい」はちょっとない💦「それは由々しき事態です。不登校の問題に限らず、そういったことは学校から無くさないといけない!」くらい思わないのでしょうか?と思うのは私が青臭いからでしょうか(笑)
確かにこういった討論会や場が設けられること自体が、不登校問題を扱う我々にとっては画期的なことで、歴史的な1ページだったのかも知れないのですが、極めつけは「呼ぶ相手を間違ってませんか?これ(不登校児増加の問題、ないし、その解決方針が私学助成ということであれば)は社会福祉案件であり知事案件であって、教育委員会ではないですもんね」という発言。こと不登校の問題に関しては、遠藤さんは本気でどうにかしようと思っていないんじゃないかと、最後までモヤモヤが拭いきれなかったイベントでした。
よくも悪くも正直であり、表裏がないということだとは思います。だからこそこのイベントでの遠藤さんの発言は本音に近いことになる。遠藤さんは民主主義を重視されているのだけれど、その民主主義は多数決の論理だから、少数派は最初から話をすんなり聞いてもらえると思わずに、もっと声をあげていきなさい、というお考えだったとしたら、確かにその点においては筋が通っていた。でもそれは同時に「どうなる子ども?」に対しての見解が終始「自分たちで頑張って下さい」というメッセージに尽きる印象でした。
兎にも角にも、教育長マターではなかったけれど、それでも遠藤さんが来てくれたことが大きかった、、、のか?本当に?これは前進なのか?不登校児増加を問題視し、その解決、改善を図りたい私にとって、子どもたちの居場所を増やして彼らが誰も孤立したり引きこもったりしないようにと奮闘する私にとって、今回のイベントでの遠藤さんは、正直すぎた故に、もっと姿勢を見せて欲しかったなと思った次第でした。多くの人にはそう映らなかったかも知れないけれど、少なくても私の読解力はそう受け止めた感じです。
ということで、一人くらい忖度しない人がいても良いかと思い発言してみました。何かの参考になれば幸いです。
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