「勉強したくないなぁ。。。」そんな時にもバッチリ勉強する方法があった!?
こんにちは。熊本の勉強戦略コンサルティング指導塾、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。
先日生徒さんからこんな質問をされました。
「家で勉強したくない時に、勉強するにはどうすればいいですか?」
ちょっとドキっとしてしまったのは、勉強したくないのにそれでも勉強しようとしているということ。こういった状況には多かれ少なかれほとんどの子供たちが直面しているのだと思いました。その生徒さんの純粋な疑問に答えながら、これはきっと共有した方が良い話だろうと思い、こちらで備忘録として残しておくことにしました。「家では勉強したくないなぁ・・・」と思った時に是非思い出して活用して下さい。
当塾が前提とするある不等式
まずこの話をする時に生徒さんに伝えたのは「『したくないことはしない』というのが健全な発想なんだよ」ということでした。
今この生徒さんは「したくない」ことを自然に受け入れ、かつ「それでもなお、しなければならない」と判断して、自分の心に反した行動の取り方を私に聞いてきました。この発想を褒めてしまう方も少なくないと思います。立派だとか、偉いとか、すごいね、という風に認めてあげたくなります。私の一言目も勿論そうでしたが、それは話の理解をしやすくするためのステップでした。当塾での結論は「したくないことはしない」ということだからです。
これは価値観の問題もはらんだデリケートな問題ですので、慎重に進めなければなりません。そのためにもまずは、したくないことでも無理をしてでもするのが善いことだ、とお考えの方もおられると思うので、そういった方々にも共通して受け入れていただける話をさせていただきたいと思います。
当塾にはある明確な価値基準を示す不等式があります。それが
健康>勉強
です。
「健康」というのは身体的な健康も精神的な健康も包含したものと思って下さい。その上で、勉強とはそもそも健康を害してまでするものではないということを当塾では教えています。それは明らかに間違ったやり方だとはっきりと申し上げているのです。むしろ健康を害することなく、ストレスも最小限にとどめて、かつ今の勉強時間を減らしながらも成績だけは上げていく(もしくはキープする)ことを考えて下さい、とアドバイスします。
ついついやってしまう「勉強あるある」
例えば睡眠時間を削ってまで勉強するのはもってのほかです。健康を害するということもそうですが、勉強する目的を成績アップに置いているなら、なおさら真逆の頑張り方であると言わざるを得ません。睡眠時間は人生上真っ先に確保すべき時間と言えます。
これは脳が記憶を長期保存するために睡眠という状態が必要不可欠だからです。勉強で習得した情報が記憶として長期に保存されてくれないと点数化できません。つまり、睡眠時間を削ることで
①勉強への集中力が阻害される
②せっかく勉強で習得した情報が脳に蓄積されない
という弊害が生じる以上、「睡眠時間を削って勉強する」のは本来の目的から遠ざかる行為になってしまうのです。
また、「したくないことをする」というのも、実は勉強においては百害あって一利なしの行為となります。理由はやはり脳の性質ゆえです。
脳の基本的な性質は「忘れること」にあります。これはこれまで何度もお話してきたことなので復習になりますが、脳は覚えることよりも忘れることをメインの機能としているので、基本的には「覚えたくない」です。特に命に関わることのないどうでもいい情報は覚えたくないのが脳です。そして残念ながら勉強の知識もまた、これに当たります。つまり、そもそもが勉強の知識は覚えにくい類のものなのです。
その上で「勉強したくない時に勉強する」という行為を検証すると、明らかに効果が出なさそうだとお分かりになるはずです。そもそも覚えたくない脳が、さらにマイナスに振り切っている状態で無理やり形だけ勉強したところで、それは時間の浪費以上の意味はありません。その状態で3時間勉強しても、その3時間で勉強したことは一切頭に残りません。せいぜいその日の夜まで。寝ている間に忘却処理されます。
では結局、勉強したくない時は勉強しないでおきましょう!で終わってしまうのでしょうか。いえ、ここからが本番です。
勉強したくない時に勉強する方法
「勉強したくない時に勉強する方法」を考える際に、その生徒さんに説明したのはまずこれでした。
「『勉強したくない』という状態をなくそう」
これはどういうことかと言うと、勉強したくないという精神状態で勉強しようとしても時間の無駄なので、まずは「勉強したくない」と考えてしまう精神状態そのものを改善しましょう、ということです。つまり前提を変えるわけです。
勉強をしたくないと考えてしまう理由は、まだ勉強をするということが自分の目標や目的と直結していないからに他なりません。明確な目標があって、そのために勉強することが必要ならば、勉強したくないなんて言わないはずだからです。まだ勉強することが自分事になっていないということです。
これは実際中学生や、ましてや小学生の子に要求するには難しすぎる課題です。勉強を自分のためにやりなさいとは、言葉以上に重たいテーマなので、絶対的に経験の少ない子供たちには理解するには限界があります。ですから、一つの考え方として持っておいていただくだけで構いません。
まずは目標を明確にします。例えば熊本大学の教育学部に行くのが目標、ということでも構いません。その場合、学部名そのものを目標とするのではなく、
「2020年2月25日の熊本大学の教育学部前期日程において、1250点満点中870点取る」
という風に、点数値として目標に据えて下さい。具体的な日程と数値に落とし込むことで、目標がより機能しやすくなります。
ではなぜ教育学部に行くのかと言えば、教師になって勉強で困っている子供たちを一人でも多く助けるためだ、と考えたとします。これが目的です。目標と目的は混同されがちな概念ですが、この2つは明確に分けて理解しておいて下さい。この「目標」と「目的」への理解が、ひいては勉強を自分事にするポイントにもなるからです。
勉強は本来自分のためにするものであり、他人のためにするものではありません。ただ実際には親御さんや学校の教師から強制されて勉強するというケースが勉強との出会いにありがちなので、子供たちの認識の上では「勉強はさせられるもの」という形で残ります。つまり、自分はしたくないが周囲がやれと言うから仕方なくするもの、と理解するということです。
これが前提にある以上、まずはこの前提をクリアしない限り「勉強したくない状態で勉強する」ということが多くなり、その状態が長く続く分だけ時間の浪費となるわけですから、どんどん周囲と差が開いていく事になります。ですから今考えるべきは「どうやって勉強すればいいか」ではなく、その発想をまず冷静に捉えて、前提変えた方が無理せずに勉強できるね、と気づいていただくことです。これが「勉強したくない時は勉強しない方がいいよ」と当塾がアドバイスする理由です。
まとめ
当塾に来られる生徒さんは真面目な方や考える力を持っておられる方、問題意識を持っている方やアドバイスをちゃんと受け入れられる柔軟でかつ素直な方がほとんどです。だからこそ短期間でしっかり結果を出していただけるわけですが、当塾が強みとしているのはこういった「ストレスを減らして成績を上げていく点」にあると言えます。
勉強をしたくない時に勉強するのは健全ではない、としっかり真実をお話した上で、現状に即したアドバイスをお伝えしていきます。根性や精神論ではなく、あくまでも生徒さん個人に視点を置いた「能力を引き出す指導」が、結果的に生徒さんの勉強への抵抗感(ストレス)を減らして、脳への情報の定着効率を上げます。今回の生徒さんへのアドバイスも、その一環となりました。
勉強は健康を害してまでするものではありません。健康や命が何よりも大事。それを念頭に置いて勉強への攻略方法を構築していくことが大切な発想法だと考えています。
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