成績トップ層に下剋上をかます逆転の数学勉強術|熊本の塾長談
こんにちは。熊本の勉強戦略コンサルティング指導塾、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。
今日は数学で下克上をかましていきましょう!という話をします。なぜ数学なのかというと、数学は問題点が明確なことが多いからです。そして、その問題点とは大抵は数字慣れしていない、ということにあります。
そこでこれから成績トップ層に食い込んでいただくための逆転の数学勉強術をお伝えしていくわけですが、これは完全に人によって反応がバラバラです。賛否というか、やろうと思うか嫌悪されるかどちらかとなる方法ですので、頭を柔軟にしてお読みいただけたらと思います。
数学失速の原因はコレ!
これまでの私の経験と生徒さん方を見ていて発見した法則などから類推するに、数学が失速する主な原因はやはり「数字慣れしていない」ということです。もっと具体的に言えば「九九が覚え切れていない」ということにあります。
え!?さすがに中学生高校生になれば九九くらい覚えてるよ!と思うかも知れません。しかし私が言っているのは単純な九九の表ではなく、例えば63/27や14/49が瞬時に約分できるかとか、12の2乗が144だとか、196は14の2乗だとか、そういったことです。これらの処理に時間が掛かってしまったりすると、そこでまず時間を消費してしまいますし、これらを瞬間的に処理できないレベルの数字感度であれば、おそらく数学が何となく苦手だなぁと感じていることと思います。
実際に数学の計算が解ける解けない以上に、数学に対して感情的にネガティブになっている点が数学が失速する主因だったりするのです。その根本的な原因が数字への慣れができていない。数字そのものの扱いに難しさを感じているからこそ数学の問題への嫌悪感を拭えないわけです。そして数字への慣れの欠落は無意識に刷り込まれていて意識せねば気付けないので、誰もが「”何となく”数学が伸びない」というお悩みを抱えることになるのです。
数字慣れを今から短期間で解消する方法
ではこの根深い問題を今から解消することはできるのでしょうか。それが可能なのです。早ければ1週間もあれば十分解消できてしまいます。
なのに、です。ほとんどの方がやらない。方法が難しいからでしょうか?いえ、違います。「いやいや、それは」と抵抗するからです。
ではそれが一体どんな方法なのかと言うと、「小学生のドリルからやり直すこと」という方法です。勿論、あなたが中学生であれ高校生であれ、よく分からないけど数学が伸びていかないとか、何となく数学が苦手という方は、小学生のドリルからやり直して下さい。
さぁ、いかがでしょうか?「さすがに今更小学生のドリルからなんてやりたくない!」と思うのではないでしょうか。ほとんどの方がそういう反応をします。そんなのは恥ずかしいとか、そんなことしても意味がないとか、大抵は抵抗します。だからやらないし、だから数学への靄(もや)が晴れない。
かつてこの方法を生徒さんにさせていて、保護者の方がクレームを入れてきたことがあります。生徒さんは中学3年生でしたが、数学があまりに弱いから補強してくれと言われ、だったらまずは小学生のドリルを1週間でばーっと終わらせてごらんと指示を出したのです。分数計算も詰まるくらいでしたから、確実に小学生レベルからのやり直しが必要だと判断される生徒さんでしたが、なんと保護者の方が「そんなことさせるのはおかしいでしょう。それでお金を取るの?」と怒り出したのです。
勉強のことが分かっていないとこういうことが起きてしまうのです。やるべきことが分かっているのに、変なプライドや思い込みで問題を先送りしてしまう。中学生が小学生のドリルをやる、高校生が小学生のドリルをやる。それはおかしいことらしい。でも必要ならやらなければならないでしょう。勿論その保護者の方ともめた時点で契約を切りましたが、その生徒さんがかわいそうだなと今でも時々思い出します。
数学は積み重ねの学問
昔から言い古された言葉ですが、ここで改めて思い出して下さい。数学は積み重ねの学問です。それまで習ってきたことを使って次の処理をする。だから小学生の頃から簡単な計算パターンは分数から少数から全部網羅して練習し、そこに簡単な文章題を使って問題の解き方を学ぶわけです。
そのときの勉強をおろそかにしていて、中学生になった時にどうも数学が振るわない、数学がキツイぞと思ったら、大抵はおろそかにしていた時の数学的知識が十分に身に付いていないことが原因らしいと気付くはずです。気付いたらどうすればいいのか。また戻って拾い直すしかありません。これが、中学生でも高校生でも、必要なら小学生のドリルからやり直そうぜ、と言う理由です。
ですがこの基本的なことを度外視したり、そこに感情論や自分のプライドという全く関係のない話まで持ち出して話を複雑にしてしまうと、途端に話がこじれるわけです。ここに解消法の実践の難しさがあると言えます。
数学の逆転勉強術
では改めて話を進めますと、この小学生のドリルをやり直すということは私もやった戦術です。これは中学生の時の話ですが、足りないと思ったから必要な場所まで立ち戻って落としてきたものを拾い直したに過ぎません。小学生とか中学生とか関係ありません。やるべきことをやっただけです。
ただ、時間を掛ける必要はありません。1週間でやりきると割り切りましょう。3年生〜6年生分をやりこむだけで構いませんから、土日含めて換算すれば1週間で十分対処できます。そこでとにかくスピーディーに解いても正確に解けるという練習を反復して下さい。最初もし計算に慣れていなければ、まずはスピードよりも精度、分かっていなかった点の復習を優先してやり、その後徐々に解くスピードを上げていって下さい。
1周目はまず全部やります。間違っても良いので、とにかく気にせずひたすら問題を解いて、丸つけして、やり直しをしてを繰り返して全部やって下さい。この時はなるべく時間を計りながら解いて下さい。そうした方が早く終わります。
2周目は間違った問題だけで構いません。奇跡的に正解してしまったものは解き直しをしましょう。あくまでも自分の取りこぼしを全て拾うことが目的なので、何問正解したとか正答率がどうこうなどは全く無視して大丈夫です。それでも足りない場合は3周目をやりましょう。この3周までの時間を1週間でやると決めるわけです。
意外と忘れている部分もありますよ?単位の換算もそう、分数計算、少数計算は勿論、時間と距離と速さの関係や2.5mを450円で買った時の1m分の値段は?といった計算など、思っている以上に穴だらけかも知れません。
欲を言えば4周目や5周目で、スピード重視の瞬間回答を意識した練習までやると最高です。あとは11の2乗〜20の2乗までは暗記しておいた方が良いでしょう。
11×11=121
12×12=144
13×13=169
14×14=196
15×15=225
16×16=256
17×17=289
18×18=324
19×19=361
20×20=400
ちなみに
12^2-11^2=144-121=23=11+12 ※「12^2」は12×12のこと、12の2乗のことです
13^2-12^2=169-144=25=12+13
14^2-13^2=196-169=27=13+14
・・・
20^2-19^2=400-361=39=19+20
というルールに気付くと、暗算でも出しやすくなるのでオススメです。すると29の2乗(29×29)の計算も暗算でできます。30の2乗から30+29を引けば良いからです。900-59=841=29×29となります。
まとめ
今回は成績トップ層に下克上をかます逆転の数学勉強術についてお話ししましたが、それを実践できる人はほとんどいないだろうという話も併せてしています。理屈が分かっても感情が邪魔をするからでしょう。
ただ重要なのは、やるべきことをちゃんとやっているのかどうかです。やるべきことなら多少抵抗があってもやるべきですし、それをやらないと言うのなら自己責任です。それで数学が伸びないなんて言う資格はありません。天秤に掛けてどちらが大事なのかを冷静に判断して下さい。別に誰かに言わなければならないことではないので、こそっと隠れてやれば良いのです。
私は今でも堂々と小学生の参考書コーナーに行ったりしますよ?勿論で自分で使う用の問題集や参考書を探しに(笑)いや、意外と小学生向けに作られたものの方が分かりやすかったりするのです。絵が多かったり写真が多かったり、説明自体が本当に平易な文章で書かれていたりして参考書としての機能性が結構高い。オススメです。
熊本の塾で本気で数学下克上を目指すなら
このブログの内容に関連して、他にもお役に立てていただけそうな情報がたくさんあります。是非こちらも参考にしていただけたらと思います。今日から早速成績アップへ飛躍していきましょう!
まずはお電話での無料相談から!
気になった方、今現在勉強で悩まれている方は、今すぐお電話下さい!代表が直接あなたの悩みにお答えします!
相談内容はなんでもOK。成績が上がらない、志望校があるけど諦めかけている、勉強へのやる気がわかない、勉強の仕方が分からない。きっとモヤモヤがおありかと思います。誰かに相談するだけでスッキリするかも知れません。その”誰か”が勉強のプロであれば、そこに具体的な解決策を教えてくれるかも!?当塾の代表はまさにそんな勉強のプロ!勉強戦略コンサルタントとして12年目の現役コーチです!