勉強に集中できない原因とは!?熊本の塾長がたどり着いた結論|熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミー
こんにちは。熊本の勉強戦略コンサルティング指導塾、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。
今回のテーマは「集中力」です。先日無料体験の折、生徒さんの保護者さまから「うちの子は集中力が続かないみたいで。。。」「勉強に集中できない原因を知りたい!」とのご相談を受けました。こういったご心配をお持ちの保護者さまは非常に多いと感じています。
そこで今回の記事ではその際にお答えした内容も踏まえて、集中力が続かない時の対処法をお話ししていきたいと思います。
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熊本の塾で集中力を知る
おそらくですが、あなたは「集中力って何ぞや」ということを深く考えたことはないのではないでしょうか。実は掘り下げてみるとそれなりに奥が深いものなんです。
よく塾の宣伝などで「集中力を鍛える!」なんて簡単に書いてありますが、実際に集中力を鍛えようと思ったら相当大変です。なぜかというと、集中力と呼ばれるものは生物学的に約25分が通常の限界だとされているからです。メンタリストDaiGoさんがおっしゃるには、プロのアスリートの方や役者さんといった方々はその集中力を鍛えることで120分程度まで集中力維持の時間を延ばすことができるとされています。
ただし、これは大人のプロの方や、明確に目的意識の持てる対象に対しての集中力です。方や皆さんは勉強に対する集中力を鍛えようとされていますが、果たしてここまでガチの訓練を取り入れますか?それこそキツイですよね。つまり「集中力」を鍛えることは相当ハードルが高い課題と言えます。
そもそも集中力とは何か
では、そもそも集中力とは一体何なのでしょうか。
この点に関してはおそらく今あなたがイメージしているように、集中力とは1つのことにガッと意識を集中させること、その状態をキープできるスキルのことを言います。ただ、先ほども申し上げた通り、これは人類の進化の結果、生物学的には25分くらいしか意識を集中させることはできません。その理由は明白で、目の前の1点に集中した状態を長く維持できてしまったら、敵に襲われて殺される危険が非常に高まるからです。
敵って何だよって思うかも知れませんが、私たちの脳は今「1万年前」の情報を根拠として進化してきた結果にあたります。つまり脳が想定しているのは1万年前の環境なのです。それはそうですね。脳のような複雑な人体機能がそんなにサクサク進化するわけがありません。途方もない時間をかけてゆっくり進化するものなはずです。
話を戻すと、もし目の前のことに集中できる時間が長くなればなるほど、遠くから近付いてくる危険に気付くのが遅くなります。これでは命が危ない。何か察知したら即反応。それを実現するために脳は常に注意散漫にいることの方を得意としてきました。なんとなく全体に意識が散っている状態。ですから逆に言うと、意識を1点に集中させている状態というのは、脳にとっては非常に不自然で嫌な緊張状態ということになるのです。
ゲームの時のお子様は集中している?
集中するということが脳にとって嫌な状態だということですが、この時には一種の過緊張状態にあるわけですから、多大なストレスが脳に生じています。そしてこのストレスは記憶の定着を一番邪魔するもの。ですから脳は早くその状態から解放されたくて、結果集中状態の継続時間を延ばす発想にはならなかったようです。
では、よく言われる「ゲームの集中力はすごいんです」という表現。これはどうなのでしょうか?もしゲームの時にお子様が「集中」しているのであれば、その脳の状況は過緊張状態でストレスいっぱい。そんな状態で何時間もゲームを続けられるでしょうか?おそらく難しいでしょう。ということは、実はゲームをしている時の脳は「集中」とは全く別の状態にあるということになるのです。
私はこの時の状態を「夢中」と呼びます。つまりゲームに「夢中」になっている状態です。そしてこの時の脳はリラックスしているのです。この「集中」と「夢中」が全く別の状態だという認識があると、今回のタイトルに対しての考え方が変わってきますよね。そうなんです。あなたが鍛えたいのは「集中力」ではなく「夢中力」の方だったのです。そして夢中力の方であれば、何時間でもその継続時間を延ばすことができます。もっと言えば、その時間をほぼ切らさずに1日を過ごすことだって可能なのです。
夢中力を鍛えるには
ではいよいよ核心に入ります。本当は夢中力が欲しかったのだと分かったので、次に考えたいのは「どうやったら夢中力を習得できるのか」です。ゲームをしている時と同じ夢中状態で勉強できるようになれば、確実に飛躍的な成績アップに繋がるはずですよね。
ではリラックスして勉強に取り組める状態とはどんな状態でしょう。少なくてもイヤイヤではありません。イヤイヤやっている時というのは脳内がストレスでいっぱいになっている状態です。するとストレスは記憶の定着を阻害しますので、イヤイヤやっているのに(イヤイヤやっているから)全然覚えられない。我慢して頑張っているのに伸びないから、ますます勉強がイヤになるという悪循環にハマるわけです。
では勉強がイヤではなくなるようにするためにはどうするか。それは「受け入れる」しかありません。自分にとって勉強をすることが善であって、将来の目標達成において確実に勉強は必要なんだ、ということになれば、生活の一環として行動スケジュールの中に採用することができます。食事の後の歯磨き、気分転換のゲーム、好きなドラマ、それらと同じ水準で勉強時間を生活の中に自然に溶け込ませることができれば、勉強への夢中力が発動します。ブレイクスルー・アカデミーは、その実現のためのアドバイスを行っていく塾なのです。
まとめ
今回は集中力と夢中力の違いという観点になって終えることになりました。あなたが日頃「集中力」と呼んでいるものが実は「夢中力」という全く別の力、状態であることを知ると、おそらく今後のアプローチが変わってくるのではないでしょうか。
全身に力が入った過緊張状態よりも、脱力している状態の方が勉強には適している。このように表現することもできるでしょう。そしてストレスは脳を萎縮させ記憶力を減退させる反面、リラックス状態の脳はスポンジのように新しい知識をどんどん吸収していくことができます。この違いを明確に認識して下さい。
勉強はガチガチになってやるものではありません。今でもハチマキ巻いて「絶対合格!頑張るぞ!」なんて気合いを入れてやらせているところがありますが、そんなのは前時代的な昔の発想であって、その昔の発想が最近ようやく科学的に間違っていたことが証明されたということになります。結果を出すにはリラックスが大事なのです。
頑張れ!負けるな!気合い入れてけ!油断するなよ!
これらは日本での応援のワードですが、英語ではまるで印象が変わります。
Cheer up! You can do it! Be relax! Do your best!
なんだか考えさせられますね。
熊本の塾で集中力を理解して成績アップ!
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