『前置詞がわかれば英語がわかる』英語の勉強負担がこれ1冊で激減します!|熊本市の学習塾ブレイクスルー・アカデミー
こんにちは。熊本市の教育&勉強攻略アドバイザー、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。
今日は私が今読んでいる本をご紹介します。『前置詞がわかれば英語がわかる』という英語の勉強のための本なのですが、思いの外わかりやすくて読みやすいので、是非英語の勉強に役立てて下さい。本を読むのが面倒臭い、そんな暇はないと考えている方、絶対この本に時間を割いた方が効率上がるので。急がば回れです。「騙されたと思って」なんて言いません。騙されて遠回りをしている暇は、それこそないでしょうから、絶対におすすめできる本しかご紹介しません。熊本市の学習塾ブレイクスルー・アカデミー代表として、今回は自信を持ってお勧めできる本のポイントと、お勧めできる理由をお話しします。
私が『前置詞がわかれば英語がわかる』に行き着いた理由
まず考えたいのが、本当に「前置詞がわかれば英語がわかるのか?」という点です。その点については確かに「意識」が関係していますので、そもそもなぜ私がこの本に行き着いたのかをご説明する中でご理解いただきたいと思います。
実は私はこの本を以前から知っていたわけではありません。知ったのは1週間前です。そして知ってからメルカリやアマゾンで探して注文し、届いてようやく読み始めて「これはいい!」と感じたのが今ということになります。つまり明確に「前置詞を理解したい」という目的意識があって探して見つけた本ということになります。
ではなぜそこまで前置詞にこだわったのか。言ってみれば前置詞なんて英語を勉強していれば当たり前に出てくるし、なんとなく意味は分かるから、あとは熟語や語法を暗記すればカバーできるじゃん、と思えるものかと思います。実際私も、東大対策を念頭に起きつつ『NEXT STAGE<ネクステージ>』を使って必要なフレーズをガツガツ頭にねじ込んでいく手法を取っていました。しかしです。私には悠長に受験勉強だけに時間を使えるわけではありません。東大と言えども”片手間”で合格レベルまで引き上げねばなりません。それこそ趣味で勉強しているわけではありませんから、ダラダラ勉強するつもりはなくて、この1年できっかり東大対策は仕上げてしまうつもりでいます。だから、常に頭には「もっと楽に」「もっと早く」「もっと効率的に」という意識がありました。その問題意識が、今回前置詞で引っかかったというわけです。
なぜ引っかかったのか。単純な暗記では限界があると感じたからです。ネクステージをやって文法・語法知識をガツガツ入れていると、受け身の動作主は「〜によって」のbyを使って、例外的にbe known to のように別の前置詞を使うことがある、的なことが大量に出てきます。体系的にまとめてくれている参考書兼問題集ではありますが、機械的すぎて、正に暗記本の塊でした。しかし暗記というのは怖いもので、忘れてしまうと対応できません。そして応用が効かない。覚えた知識が他の知識を牽引してくれることが勉強のやり方としては望ましいわけで、1を覚えてその1にしか役に立たないやり方はナンセンスなわけです。その1を知ったら5とか6にも拡張させて活かせて、かつ忘れても理屈で思い出せる万能性が欲しい。そして英語の勉強の中で、特に英文に頻繁に登場する前置詞は、これを全て暗記でカバーしようとすると、どうしても読解において確実性を欠くことになる。東大英語での目標ラインは120点中90点以上ですが、その点数を安定して取るためには、暗記という脳の性能に頼っているわけにはいかない。勉強は能力ではなく戦略でクリアすべきものですから、暗記ではなく理屈で対処すべき。ましてや英語はシステマティックな言語ですから、その余地が十分ある科目です。そこで前置詞理解に着目した私が探し出した本が、今回の『前置詞がわかれば英語がわかる』でした。
本当に、前置詞がわかれば英語がわかる?
では本当に『前置詞がわかれば英語がわかる』のでしょうか?私は「わかる」と感じました。理由はこうです。
これまでの私は文法・語法の知識と単語の知識、そして基本五文型の知識と「なんとなく」の英語理解で英語学習に臨んでいました。それでも実際不便はなかった。センター試験、共通テストレベルならそれで十分対応できるからです。それにある程度の国公立大ならそれ以上に深追いする必要はない。必要最低限の勉強で済ませるなら暗記でいいわけです。
しかし東大対策を始めてからは、良くも悪くも”完璧”を目指すようになりました。なんとなくこんな感じだろ、という自分が引いた理解のラインと、東大が求めてくる理解度のギャップを考えたのです(これはあくまでも私の解釈です。実際そこまでの理解が求められているかどうかはまだ確定していません。ただ東大理系合格レベルを安定して出し続けるためには、もっと私なりの言葉で言うなら、楽して確実に東大合格レベルまでになるには、理解を完璧に仕上げないといけないと、あえて思うようにしたということです。東大理系合格における必要最低限が「各教科の完璧なる理解である」としたわけです。)。一方で、あまり複雑なことや、やりすぎ感のある対策は実戦的ではありません。これは現役生や浪人生の方々に追々共有していくために勉強しているので、私にできて高校生にできないレベルの勉強や時間の使い方はしないという前提で勉強しています。だから、参考書や問題集以外の参考書籍については多用しないのが基本。それでもこの本は必要と判断したということです。
さて、話が外れましたが、これまでの私の場合は基本五文型の知識がありましたから、それこそ文型分析の際には英文から副詞句を省くという作業が初期段階で生じます。すると必然的に<前置詞+名詞>は副詞句なので真っ先に省く対象だったわけです。そして英文の骨子が明確になった後に省いた修飾句をそれぞに付け足していくという流れになります。そして各前置詞への理解は、それこそinとかtoとかwithとか見慣れているので、そんなものは「こんな感じだろう」という風に、これまでの場数で培ってきた”理解”で対処してきたわけです。あとは”例外”として覚える。
でもふと思ったのです。例外が多すぎる。覚えることが多すぎる、と。もちろん日本語とは違う言語なので、中には覚えるしかないものもあります。「なんで?」なんて考えているとキリがないと思い、とにかく覚えるべし!と割り切ることも必要な素養なんですが、私は「本当にこれら全てを暗記で処理して大丈夫か?」と気になるようになりました。ちょっと格好付けましたが、要は「覚えるのが面倒臭くなった」ということです^ ^; もっと覚えるんじゃなくて、理屈で処理して1の暗記10カバーしたくなったということです。
すると、前置詞への理解を深めることで、英文に頻繁に登場する前置詞付随の修飾句の全てへの理解が深まることになりますから、英文読解全体がより正確になると考えたのです。助動詞や関係代名詞もさることながら、前置詞の果たす役割は実はかなり多くて、ましてや日本語を介して英語を理解しがちな私たちは、日本語と英語の感覚の違いをあまり認識することなく日本語的に英語を理解しようとして、結果それができないものを”例外”として処理してしまうのですが、例外がそんなにあるわけないのです。英語は文法言語で「法」が確立されている以上曖昧な表現はほとんどないはずだからです。それこそ日本語の方が曖昧模糊としているので、そんな性質の大きく異なる言語同士を繋げて理解しようとすること自体がそもそも無理があった。でもそうせざるを得ない現実と、明治時代に外国語を伝えてくれた先人たちが、そうして伝えるしかなかったということもあって、今もそうなっているだけで、ちょっと考えてみればおかしいんですよね。英語は英語の理屈で覚えるべき。であれば、日本語的な解釈や訳語で理解しようとするのではなく、なんでこういう言い回しなの?っていう、その言語の成り立ちから知るべきなんです。そして前置詞がこれだけ頻繁に英文に多用され登場するわけですから、前置詞の理解は絶対に必要。そして”例外”とは、あなたの理解はまだ曖昧ですよ、というシグナルだったわけです。例外をカバーできないレベルの理解は十分な理解ではない。
そう言った意味でも、前置詞理解はかなり重要です。
前置詞への完全理解は英語のためのみならず
そしてこの発想は英語のみならず国語の「漢文」にも言えます。
漢文には前置詞的なものに加え「置字」なるものが存在します。訳出の際には登場しないのに、なぜか置かれる、文法由来の文字です。しかし、訳出の際には活かされないとは言え、意味のない字が置かれるわけがありません。絶対にそこには意味がある。ニュアンスを伝える助動詞的なものもありますが、何か明確な意思があって書き手はこの字を置いたはずですから、読解の際には確実に気に留める必要があります。
実は漢文は英文と酷似しています。ちゃんと基本五文型みたいな流れがあるのです。ですから漢文の読解の場合にもSVOCを意識すると分かりやすい。ですから英語の理解を深めることは、実は漢文にも影響するのです。
また、前置詞なんていう細かい要素に格段の意識を向ける効用は、勉強全体に浸透します。他の教科においても細かい点にまで意識が向くマインドになることです。これは単に「なんでもかんでも気になる」ということではなく、どんなに細かいことでも、ここを曖昧にしたら全体について良くない、という重要細事に気付けるということです。
勉強において良くないのは「まぁ、このくらいの理解でいいか」という手抜きです。自己満足が先行すると「頑張っても伸びない」予備軍になります。「まぁいいか」は癖になります。それが常態化すると無意識でそうするようになり、最終的には「何が分からないか分からない」という状態になってしまうのです。自ら意識に蓋をしてしまうことで、分からない理由の肝心要を盲点に追いやってしまう。これは私もそうだったと認識しました。程度の差こそあれ、誰もが陥る危険です。
ですから、前置詞の理解まで手が回らないよという方は、まず「それで合格点が狙えるか」を検証して下さい。高偏差値の国公立大、難関私立大、医学部志望の方々は、是非前置詞理解を蔑ろにせず、必要であればこちらの本『前置詞がわかれば英語がわかる』に是非目を通して下さい。2日で読めますが効果は絶大です。
今回は英語の勉強に役立つ本をご紹介しました。何かの参考になれば幸いです。
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