勉強を好きになる方法?中学生に知って欲しいこと|熊本の塾長談

こんにちは。熊本の勉強戦略コンサルティング指導塾、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。

 

 

今日の生徒さんからの質問コーナーは「勉強好きになるにはどうしたらいいんでしょうか?」です。正直この質問への答えはいつも同じで「別に好きになる必要なんかないよ」というもの。でもこう返されると「???」という表情をされるので、ちゃんとこれからお話しするようなことをお伝えしています。

 

 

そもそも、お子様に勉強を好きになって欲しいという保護者の方からの要望が結構多いのですが、それは発想がちょっと間違った方向に行ってしまっている証拠なのです。成績が良い子たちが皆勉強が好きかというとそうではないし、全く別の理由で彼らは勉強を受け入れ取り組んでいます。その論理を理解しなければ、勉強を好きになったけど欲しい結果は得られなかった、ということにもなりかねません。

 

 

そういった内容に興味がございましたら続きをお読み下さい。あなたにとっても何か参考になれば幸いです。

 

 

「勉強を好きになる必要はない」の証明

「勉強を好きになるにはどうしたらいいの?」といった疑問をお持ちになる方というのは、おそらく共通した論理公式が頭の中にできてしまっているのだと思われます。それは「勉強が嫌い、だから成績が悪い」という図式です。自分が勉強を嫌いだから勉強したくないし身が入らない。だから成績が悪いのだと考えているのです。確かに自分の実体験に即したもので理解しやすいし、そう考えるとわかりやすいです。

 

 

しかし残念ながらその公式は間違っているのです。それは数学的にも証明できます。

 

 

高校数学に「論理と集合」という項目があります。ここでは「A→B(AならばB)」が真か偽(ぎ)かと考えさせる内容が出てきます。A→B(AならばB)というのを「命題(めいだい)」と呼ぶのですが、このA→B(AならばB)が真と言うためには、Aである時には常にBでなければなりません。逆に言えばAであってもBでないこと(例外)が1つでもあれば、A→B(AならばB)は偽(つまりは正しくない)ということになるのです。

 

 

ここで元々の命題に戻ってみると、「勉強が嫌い→成績が悪い(勉強が嫌い、ならば、成績が悪い)」は真か偽かということになります。勿論「偽」ですね。勉強が嫌いだけれど成績が良い人は山ほどいるからです。むしろ成績が良い子たちのほとんどは勉強を別に好きではないはずです。「嫌い」と「好きではない」は程度の差こそあれ「好き」の真逆のベクトルであることは同じです。

 

 

ということは、成績を良くしたいと思った場合に「勉強を好きになればよい」と考えるのは、それ自体解決策の1つになるにはなりますが、勉強を好きになること自体がそのまま成績アップを確約してくれる原因でもなければ条件でもないということは、しっかり頭に入れておく必要がありそうです。

 

 

つまり、成績を伸ばしたいと思った時に、別に勉強を好きにならなければならないという必然性はないということなのです。

 

 

成績が良い子でも勉強が好きではない!?

直感とは違うかも知れませんが、成績が良い子たちは意外なほど勉強が好きではありません。やらなくて済むならできるだけやりたくない、というのが彼らの本音ですらあります。

 

 

ではどうして彼らの成績は良いのでしょうか。それは、やるべきことはちゃんとやっているからに他なりません。好きではないけれど勉強はちゃんとやっているんですね。だから好きではないけど成績は上がるわけです。

 

 

ではどうして彼らは勉強のことを好きでもないのに勉強ができてしまうんでしょうか。それは「好きではないけど、やっておいた方が良いと理解はしている」からなのです。

 

 

本音を言えばやりたくないけど、やっておいた方が目的は達成できるから、というのが彼らの考え方です。偏差値の低い学校に行くよりは偏差値の高い学校に行った方が良いし、偏差値の高い学校に行っておけば色々と楽だろうと考えています。それが大学選び段階ならば、その先の就職に関して含めて考え、どうせやるならある程度のところに行こう。そういった意味で勉強の必要性を理解しているからこそ、仕方ないけどやっておくか、になるわけです。

 

 

好きじゃないから成績が伸びる!の真実

ちなみに、彼は勉強を好きではないのにどうして勉強で成績が良いんですか?と質問してくる方がいますが、それは発想が逆で、勉強を好きではないから成績が良いのです。

 

 

彼らは勉強が好きではありません。だからこそ勉強をあまり長い時間したくない。でもある程度の成績をキープしておくことへの必要性は理解しているので、長い時間はしないけどやるべきことの必要最低限はしておこうと思います。その「必要最低限」の中に、塾に行ったり予習気味の勉強をしておけばいいという選択も含まれているので、彼らは塾にも行くわけです。

 

 

つまり、勉強が好きではないからこそ、必要最低限を求め、その「必要最低限」とは何かを考えながら取り組むので、自然と本質と効率を求めるのです。勉強における本質とは「何をすれば最も楽に成績を伸ばせるのか」という問いへの答えだと思って下さい。そして効率とは「こんなことに時間を掛けたくない」という彼らの本音です。

 

 

するとなるべく短い時間で必要なことを済ませてしまえれば良いので、彼らは自然に「自分の好きなこと」「自分のやりたいこと」を優先し、その合間に勉強を入れ込む、という発想で日常を組み立てます。だから成績が良い子ほど生徒会などの課外活動や部活動を一生懸命頑張るわけです。これは頑張っているのに成績が伸びないという子や、これから成績を伸ばそうと思っている子たちとは真逆の発想と言えそうです。

 

 

まとめ

今回の記事で気付いていただきたいことは、成績が良い子たちと悪い子たちの発想は、あらゆる面で真逆であるという事実です。この事実は思いの外重要です。なぜなら発想そのものがそのまま成績に反映されるからです。

 

 

発想が成績の良い子たちと同じになれば、遅かれ早かれ彼らと同じ成績に落ち着いていきますし、成績が悪い子のままの発想で勉強していけば、どんなに頑張っても伸びないか、無理やり伸ばそうとすれば時間を今以上に引き延ばすしかないという物理的な解決策しか講じれません。そしていずれ限界を迎えます。

 

 

やりたくない勉強を無理やり好きになる必要など全くないということがお分かりいただけたかと思います。嫌いなことを好きになるよりも、現時点で好きなことのために嫌いなことに時間を掛けずに済む方法を考えた方がはるかに建設的、かつ現実的です。

 

 

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