熊本の塾長が合気道から学んだ「力を脱く勉強の極意」

こんにちは。熊本の勉強戦略コンサルティング指導、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。

 

 

私は最近合気道を習い始めました。それこそ以前から親友と「合氣道やろうやろう」と言いながら、早くも15年も経ってしまいました(笑)時間はあっという間ですね(笑)そんな合氣道ですが、なぜ空手や少林寺や剣道ではなかったのか、自分でも不思議です。でも始めてみると「これしかない!」って感じでスッとハマることができました。見学に行って、その次の回から入会意思を伝えました。

 

 

そんな合氣道のことを知れば知るほど、その真髄がどうも私の価値観に自然にマッチするので、どうしてだろうと思い返してみると、私が日頃教えている勉強の話と本質が似ていたからでした。なるほど!という感じです。そして新たに合氣道をやって気付かされたこともあるので、今回はそれらのことを色々混ぜて「勉強の極意」といった分野についてもお話ししたいと思います。

 

 

合氣道とはどんな武道なのか

私が好きなフレーズにこんなものがあります。

 

 

合氣とは、自己に打ち克ち敵をして戦う心無からしむ。否、敵そのものを無くする絶対的自己完成の道なり。

 

 

これは敵と戦うことのための武道ではなく、すべては自己完成への道であるという精神です。だから合氣とは愛だと言われるのです。この発想は私にとても刺さりました。

 

 

言っても私も男であり、強くなりたいという欲を持っていました。それ自体は悪いことでも何でもないわけですが、それであれば空手や少林寺のようなもので良かった。しかし力をベースとした武術になれば、体力や体格が物を言います。技を磨く前から越えられない優劣があるわけです。

 

 

しかし合氣道は力や体格ではなく、脱力がベースとなる無形の武術です。つまり、どんなに体力がある者もどんなにガタイの良い者も、皆等しく”0”なのです。13歳の少女も、80歳のご老人も、0の上では同じ0でしかない。そして、自らの力への欲望を捨て去った時、そこに無限のエネルギーが流れ込んでくると言います。これが相手の力を利用して戦うとする所以です。

 

 

私もまだ合氣道を始めたばかりの人間なので偉そうなことは言えませんが、何かあった時のための実用としての力を得たいという考え方と、かと言って自分から積極的に相手を負かそうという使い方をしたいわけではないという考え方もありますし、とにかく、私に欠けていた「物理的な力」が欲しくて入会しました。それこそが私にとっての絶対的な自己完成への道になっています。出会うべくして出会った道かも知れません。

 

 

力を脱け!それは「勉強の極意」にも通ずる

ここまでスッと私の中に合氣道が入ってくる理由は、私が日頃教えている勉強の極意もまた、同じように脱力だからかも知れません。力を脱け!力を入れすぎてるから自分が何をやっているか分からなくなるんだよ、ということです。

 

 

それこそ進路を選ぶ時だってそうです。

 

 

志望校を選定する時になって、本当は京大を受けたいのに、時間が足りないからと言って阪大を選択しようとしていた生徒さんがいました。どちらも素晴らしい大学ではありますが、確かに残った日にちで対策をやろうとすると。合格可能性的には京大よりも阪大なのでしょう。その選択の仕方は間違ってはいません。学校や塾も同じようにアドバイスすることでしょう。

 

 

しかしそんな決め方は明らかに間違っているのです。京大よりも阪大が受かりやすいから阪大にする、というのでは、何のための受験か分かりません。これでは受験のための人生になってしまいます。逆でしょう。自分の人生をより良くするために受験という選択肢を採る、受験という選択肢の中で京大に興味が湧いた。だったら、そのハードルがどんなに高くても京大を狙うべきなのです。

 

 

どうして偏差値や難易度に振り回されるのでしょうか。それは自分の人生を生きていないからです。流されて生きているからです。自分の事としてちゃんと受験を考えているのなら、大事な人生を行く末を偏差値や成績で決めようなんて思いません。そんなものはクソくらえです。自分がこっちに行きたいのだから、どんなに険しいかは関係ない。乗り切ってみせるわ、そんくらい!っていう選び方じゃきゃ。何のために受験するのか分かりません。

 

 

こういったことはこの生徒さんに限らず、本当に多くの生徒さんが同じような発想で進路選択しているのだと思います。それこそ学校の教師も塾の講師も、皆がそういった進路提案をするからでしょう。そうやって皆んなで小さく小さく考えるように矯正されていくわけです。そしていつの間にか勉強のための勉強、受験のための勉強をさせられることに慣らされていく。違いますよね、こんなの。人生のための勉強であり、人生のための受験です。力を脱いて視野を広げて一歩引いて見て下さい。景色は思っていたものとは違うはずですから。

 

 

勉強は自分のためにすること

これから当たり前のことを言いますが、勉強とは自分のためにすることです。勉強というよりも本来は学びなのですが、学びとは自らの自己完成へ向けての自助努力の過程なのです。なのに今では誰かのために勉強している人が多い。誰かにさせられている、と言う方が正確かも知れませんが、とにかく自分のためにではなく、誰かの目を気にして勉強しているのです。

 

 

 

成績は悪いよりも良い方が良いでしょうし、偏差値だって低いよりも高い方が良いでしょうが、成績を伸ばすために勉強しているわけではないし、偏差値で優劣を付けて論じるような話でも本来ありません。自分にとって必要なことを積極的に知りに行く行為が学びであり、今の勉強というものの側面です。しかし競争を煽って、成績の良さを求めて、偏差値を上げよと背中を押す大人が歪ませてしまうわけです。「あなたのためだ」と言いながら、大人があらゆる自分たちの念を押し付けてくるのが、学びとは何かを分かりにくくさせてしまっています。

 

 

周りの友人たちが東大だ京大だ医学部だと言うような学校に言っていれば、自分もそういった大学を目指さなければならない空気に飲まれてしまうかも知れません。でも違うのです。他にも進路は沢山ある。本当にそこに行きたいと思えるような進路選択をできない人は、東大に行っても満たされない学生生活を送るだけです。偏差値なんかで人生は決まらない。気にすべき軸は他にあるのです。

 

 

でも真面目な子ほど視界が狭くなります。視界が狭いだけならまだしも、思考も狭くなります。「こうだ」と決めたら融通が利かない。誰が言っても意見を変えない。これは頑固と言いますが、頑固は褒め言葉にはならない言葉です。頑固はバカと同義です。発想が凝り固まるほど時代に取り残されるリスクが高まります。発想が柔軟な者ほど切り替えが利くのでフットワーク軽く振る舞えますが、頑固は沈んでいくだけです。

 

 

頑固と似てはいますが断固は大事です。断固は合氣道と同じく脱力です。硬さはありません。ただ芯がある。流れに逆らわず、その流れを見定めて、最後まで自分のゴールから目を離しません。頑固は石のようにガチガチに固まったまままっすぐゴールに向かおうとして余計な波風を立てますが、断固は本当に対処すべき問題以外は受け流してしまえます。そして随所随所のポイントでだけは芯の強さを発揮する。余計な力は要りません。リラックスです。

 

 

まとめ

合氣道を始めてみて、色々なことが見えるようになりました。デスクワーク中心だった生活に、汗をかく時間が増えたこともあって、清々しい体験も増えました。力を脱くというのが、何も武道の時だけでなく、日頃から大切にすべき発想であることにも気付かされましたし、何より自分の身体というものに今まで以上に意識を向けるようになりました。私たちは自分の身体であっても思い通りに動かすことができないのだと気付いたのです。

 

 

そうやって、武道を始めたことでより絶対的自己完成に近づけているという感覚が何よりも嬉しいことです。今できることを精一杯やること。そして、大切なものを守るために、頭の中だけではなく、物理的な力も身に付けること。そういった学びがまた生徒さん方に還元されていって、エネルギーが循環する。

 

 

こうして熊本の塾ブレイクスルー・アカデミーでは今、色々なエネルギーが循環してきているところです。エネルギーが流れるところには運氣も流れ込んで来ますし、それが生徒さんや私自身の生体エネルギーと融合して、本来の無限のポテンシャルが発動されていくでしょう。勉強の極意というのは、こういったことも実は関係しているのです。

 

 

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