『進撃の巨人』から学ぶ勉強哲学!熊本の塾長が「成績アップにつながる失敗と成長」を解説

こんにちは。全国の受験生を対象に、成績が伸び悩む受験生の思考、習慣、行動を根本から再設計している、学習変革コンサルタントの安東正治です。

私はこう見えても漫画を結構読みます。というか、これまでも無数に読んできました。アニメも見ますし映画も観ます。勉強を生業にしてはいますが、勉強ばっかりやっているわけではないのです。むしろ逆で、勉強なんてしたくないけど結果は出しておきたい、だから最低限の勉強で済ませる方法はないものか、、、と考えて今に至るわけです。

そんな私からあなたにオススメの漫画があります。もうすでに知っている方が多いと思うのですが、それは『進撃の巨人』です。これは価値観がビンビンに刺激される面白い漫画です。残酷なシーンもあってかなりインパクトがありますが、その分私たちが忘れかけている闘争心にしっかり火を灯してくれます。

特に序盤にメッセージ性を強く感じていて、惹かれる場面が多いので、今回の記事ではこの漫画『進撃の巨人』から導かれた成績アップ秘訣を大公開したいと思います!これこそセレンディピティの威力とも言えるものです。


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失敗してから学ぶか、失敗する前に気付くか

『進撃の巨人』の始まりは、壁の中に暮らす人々の生活の描写からです。巨人から身を守るべく、人々は巨人の入ってこれないくらい高い壁を築き、その壁に囲まれた土地の中で生活をしていました。そうやって襲われずに平和に暮らせた時代が100年続いたのです。

しかしその平穏な暮らしがある日突然終わりを告げます。壁の高さをも超えるほどの超大型巨人によって壁が破壊され、外にいた巨人たちが大挙して街の中に押し寄せて来たのです。そうして人類が巨人に蹂躙(じゅうりん)される中で、主人公エレン=イェーガーの母親もまた、彼の眼の前で巨人に殺されてしまいます。その光景を眼にした彼は、巨人を1匹残らず駆逐(くちく)してやる!!!と復讐を誓うのでした。

このエピソードから私が感じたのは、準備の重要性でした。人々の意識の上ではそもそも巨人が入ってこないように壁を築いてその中で暮らしているという、過酷な状況への認識はあったはずでした。でも100年も何事も起きなかったことで、これからもその平和は続くものと都合よく考えていたわけです。

そんな中でエレンだけは「いつこの平和が壊されるか分からない。もし巨人が入ってきたらどうするの!?」と幼い頃から意識していたようです。皆んなはそんな彼の心配性を笑いましたが、それが正確なリスクへの感性だったことが証明されてしまいます。

失敗というにはあまりに過酷な現実ですが、彼らは壁が破られるという信じがたい光景や、周囲の凄惨な状況を目の当たりにして初めてことの重大さに気付きました。でもそれでは遅いのです。壁が破られるリスクを想定して、そうなった場合の準備を前もってしておかなければならなかったのです。

失敗してからその失敗から学べば良いと思うかも知れませんが、その失敗が再起可能性を残してくれる程度のものである保証はありません。リベンジの機会がないかも知れないのです。だからこそ、私たちは失敗する前に、そうなっても良いように対策を打つなり、そうならないよう準備をしておく必要があります。

そのために漫画やドラマや本というものがある気もするわけです。私たちの代わりに色々な経験をしてくれている登場人物たちを見て疑似体験をし、自分だったらどうするかと想像を巡らす。それこそが重要な気付きだと思います。

失敗する前に気付ける人間でありたいものです。

「できるかできないか」ではない

自分はこのままでちゃんと志望校に合格するんだろうか。今度のテストでちゃんと結果を出せるだろうか。人はとかくこのように考えてしまうものです。しかしこの問いには永遠に答えは出ません。誰にも未来のことなど分からないからです。

中には「お前ならできるよ!」「君なら大丈夫!」なんて発言をして生徒さんを安心させようとする人もいますが、これほど無責任なことはありません。そうやってノープランのまま背中を押したところで、事態は好転しないのです。具体的にこれをこうやってここまでやれば可能性は見えてくるよ、とあくまで現実的な観点からアドバイスをするようでないと、何も相手のためにはならないでしょう。

でもこれは、「できるかできないか」と問うこと自体に誤りがあるのです。

エレンが巨人化したという話を聞いた東側統括のドット=ピクシスは、彼の巨人化の能力を盛り込んだ戦略を立て「君にこの戦略を成功させることはできるか?」と問いました。しかし自身の巨人化について当の本人すらよく分からない状況です。安易に「できます」と言えるほど軽い任務でもない。彼は「自分には判断できません」と正直に答えました。

するとピクシスは、笑いながら「おう、すまんすまん。聞き方を間違えておったわい」と言い、改めてこう彼に問うたのです。「お前はやるのかやらんのか、どっちだ?」。この時、彼は背後に広がる街を眺めながら、ここで巨人を食い止めるしかないと判断。鋭い眼光でピクシスを見やると「やります!」と力強く決断したのでした。

そう、大事な問いは「できるかできないか」ではありません。「やるかやらないか」です。答えのある問い方をしないと答えようがありません。しかし私たちの脳は律儀ですから、問われるとその問いに対する答えを、出るまで探してしまいます。しかし答えはない。その結果脳はどんどん疲弊していき、機能低下を引き起こしてしまうわけです。でも「やるかやらないか」なら答えは出ます。この問いが重要なのです。

あなたが何を見たいかで世界は変わる

『進撃の巨人』の世界では、立体機動装置なるもので飛ぶように移動することができます。しかし人が空を飛行するためには当然動力が必要です。この世界ではそれがガスボンベでした。ガスボンベを装着してその噴出で水平方向への機動力を得るわけですが、勿論ボンベはいつかは切れてしまう。そこでボンベの中身が空になる前に、新しいガスを補給しないといけないわけです。

そんな中、ガスを補給するための補給所が巨人に占拠されてしまう状況に陥ったことがあります。建物に多くの巨人が群がり、とてもガスの補給をして出て来れる状況ではない。その場にいた全員が、死を悟りました。ガスの補給ができないということは、その場から移動できないということです。補給所まで行ける量が残っていても、その量では出口までは到底たどり着けない。補給できないということは、前にも後にも進めないということを意味するからです。

するとそこにミカサがやってきます。同期の中で、いえ、それこそ10年に1人の逸材とまで言われている超のつく実力者です。そんな彼女は、立ちすくむ全員を横目に、一人でも突っ込むと宣言。「私は強い。ものすごく強い。ので、あの巨人どもを倒すことができる。たとえ一人でも。。。」。当然周りの者たちは無理だ無理だと叫びます。どんなに優秀なミカサでも、一人であの数は無理だ、と。

しかし彼女に選択肢はありませんでした。生き残るためには巨人の群がる補給所をどうにかするしかないからです。できるかできないかなんて関係ありません。やるしかないのです。

その場にいる人間は皆、同じ状況にいます。しかしミカサだけは彼らとは違う結論を導き出しました。同じものを見ても、全く異なる反応をしたのです。

勿論、彼女には実力がありますから、そういった意味での自信はあったことでしょう。しかし誰かが言ったように、とても彼女だけではその状況を打開することはできないレベルでした。彼女もその現状認識はしていたはずです。ただ、彼女は生き残る未来しか見ていなかった。であるから、一人でも何でも補給所の巨人を何とかするしかなかったわけです。

人は同じものを見ていても、見出しているものはバラバラのようです。その目の前の情報から一体どんな結論を抽出するか。それは何に意識を向けて現実を捉えているのか、何を見ているのかで決まります。

そう、現実は「ある」のではなく、私たちが「選んでいる」のです。

まとめ

『進撃の巨人』を見て、成績アップの秘訣が数多く見つかりました。その一部が上記に挙げたものです。

漫画というのは、何のリスクもないだけに現実的には難しいことでも、いつも理想的な振る舞いを採ることができます。だからこそ気持ちが良いし、清々しい。そして自分もこうありたいと思うものです。

そういった、胸が熱くなる場面が沢山出てくるのが『進撃の巨人』という漫画ですので、是非機会があれば目を通してみて下さい。きっとあなたも様々な思いを抱くことでしょう。

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