なぜ「やること」より「やらないこと」が重要なのか?熊本の塾長が勉強効率と仕事効率を高める思考法を解説

こんにちは。全国の受験生を対象に、成績が伸び悩む受験生の思考、習慣、行動を根本から再設計している、学習変革コンサルタントの安東正治です。

勉強の極意は仕事の極意にもなります。そして勉強にしても仕事にしても本質は同じ。重要なのは効率です。勉強効率仕事効率。生産性を上げること、価値を生み出すこと。でもそれを考えもせずに取り組んでいれば、目の前の現実を変えられません。限られた時間、限られた労力、限られた環境でいかに価値や結果に転化するか。この先の数ヶ月でその効率を飛躍させることを念頭に、どうすれば現実を変えていけるかを少し掘り下げていきましょう。


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「効率」という言葉を忘れない

まず忘れてはいけないのがこの「効率」という言葉です。この言葉を無視して勉強したり仕事をするんだったら、もうそれはやる意味がないのでやめた方がいい。ダラダラすることには頭が働きませんし、効率を無視した働き方をする人は真っ先にAI、ロボット、コンピュータに代替されます。

ちょっと話が逸れますが、これらの技術革新が何をもたらすかと言えば、確実に思考停止です。何も考えずに勉強していたり仕事をしている人は、確実に思考停止状態になります。それも無自覚にです。自分は勉強している、仕事をしていると思っていても、それはコンピュータを打ち込んでいる、何かを作っている、何かを書いているだけで、作業です。価値を打ち出す行為ではありません。そのうちその部分はコンピュータ自身ができるようになる。

昨日レジ打ちしていた男の子もそうです。お釣りがキリよくなるように小銭を入れてお金を払ったのに、その子が1円取り忘れたために小銭のお釣りがわんさか出てきた。受け取ったお金をレジの受け口に入れて、レジが勝手に計算して、お釣りを自動的に出してくれるもんだから、本人は頭を使わなくていいせいで、受け取った瞬間に違和感もなくenterキーを押してしまう。これではどっちがロボットか分かりません。

これと同じことがこれからどんどん起こります。パッドを使って勉強するようになれば、パッドに指定された問題さえ解いていけばいいとなる。すると自分がやるのは問題を解くという作業だけ。でもそうやって勉強したところで本当に英数国社理の知識しか身に付かない(身に付けばまだいい)。それ以外に何も残らない。でも英数国社理の知識なんて無意味であり、将来の役に立つのはその「知識」ではなく、どうやって効率的に勉強したかという「知恵」の方であって、その大事な「効率」という言葉を無視したまま、勉強したり仕事したりしても、結局そこに残るものはないわけです。

なんのために勉強し、なんのために仕事をするのか。その勉強のやり方、仕事のやり方で一生生きていくのが幸せに直結した努力か。面倒臭いかも知れませんが、考えて欲しい。

効率を飛躍させるには「しないこと」を先に決める

効率を上げられない根本的な原因は、なんでもかんでもやろうとすることにあります。言われたことを全部しようと思ってしまう。だから大事なことにも大事じゃないことにも時間と労力を振り分けてしまう。必然的に”当たる”確率は下がりますよね。結果に直結した要素にリンクするところに当たれば、その時間と労力は結果を出してくれますが、そこに当たらなければ結果が変わることはありません。

ではこの状況に終止符を打つにはどうするか。それはもう「何をしないか」を先に決めてしまうことです。「何をすべきか」ではなく、「何をしないか」です。

勉強に関して生徒さんに言う時にも、「何をすべきか」と問うと結構答えに窮します。この理屈は何と無く分かります。でも「何をしないか」を教えると分かりやすいようです。「そんなことしたって成績は上がらないよね」という教え方です。するとやることが減ります。やることが減るので、本来の「やるべきこと」に割ける時間が増えるのです。

仕事の場合は「したくないことは何か」というのでも構いません。自分はこんなことしたくないと思えば、それをせずに済む方法で結果を出すしかありません。でも、結果を出すためにそれをしなければならないのだ、という発想からは「しない」という考え方が湧いてこないのです。

勉強にしても仕事にしても、モチベーションを下げるというのが最も避けたい状況です。そのモチベーションが下がる原因が非効率さにあるのならば、それを解消するのが早い。非効率さの原因はやらなくていいことまで大事だと誤解し背負ってしまっていること。であれば、そこをまずは切り離して放棄し、まずは本当に、確実に、結果に直結する部分だけにフォーカスして、余力があれば次に優先順位が高いものを選択して取り組む。

そうやって結果に直結したことだけにフォーカスする癖を付けておくことで、不要なことを上手く断るスキルも身に付いていくのです。

パレートの法則で効率アップ!

「パレートの法則」とは「8:2の法則」としても知られています。「全体の2割の顧客が、利益全体の8割を担っている」「全体の2割の選手が、総得点の8割に貢献している」といった法則です。これを適用するならば、あなたのやっていることのほんの2割が、成果の8割を生み出していると考えることができます。

そんなバカな!と思うかも知れません。当然、そんな綺麗に「8:2」なんてなっていないでしょう。でもこの法則を気にする価値というのは、「考えるようになる」ということと「その結果効率が上がる」という点にあるのです。

その法則が正しいか正しくないかということ以上に、その法則を知ったおかげで身に付けた発想を活用して、自分の人生を有意義にすることが本来的な目的です。すると、今まで自分がやっていたことの8割は要らないこと、する必要のないことだったかも知れないって考えるようになります。そうすると自分がやっていたことの対象を半分の5割くらいには減らせるかも知れません。それだけでも効率は飛躍的に上がります。

また、何が一体成果の8割に直結しているのだろうと考えると、全体を俯瞰することが余儀無くされますから、全体の中の自分の位置付けも考えるようになります。これまでは森の中で迷っていただけかも知れません。正に「木を見て森を見ず」の状態だったかも知れません。それが、ドローンを飛ばして上から森を眺めることで、自分が見ていた木が一体どんなものなのかを知ることができます。

すると「え?そんなとこで立ち止まってたって意味ないじゃん!」とか分かるわけです。これを「メタ認知」と呼ぶのですが、自分のことを客観的に見ることができる能力は、全体の中での自分の立ち位置や、自分が全体の中で何を生み出しているのかといったことまで見せてくれるかも知れません。

勉強効率、仕事効率はたった数ヶ月で飛躍する

最後にお伝えしたいのは、勉強にしても仕事にしても、効率を上げるというのはたった数ヶ月あれば飛躍的に向上させることができるということです。効率を上げるなんて大変そうだと感じたかも知れませんが、本気でやれば1ヶ月でも格段に切り替えることができます。

大事なことは全体を俯瞰することと、今自分がやっていることを減らすことです。ただ減らせばいいのではなく、不要なところを減らせるかが鍵です。でもこれができればストレスも格段に減りますし、これまでよりも早く作業を終えることができるので、余剰の時間ができるというわけです。この余剰時間を何に当てるのかで、今度は人生効率が飛躍します。

何をするか、ということよりも「何をしないか」。この視点で今のストレスから解放されましょう。

 

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