『ドラゴン堀江』から学ぶ成績アップの原則|熊本の塾長が教えます
こんにちは。熊本の勉強戦略コンサルティング指導塾、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。
先日よりAbemaTVで放映されております『ドラゴン堀江』。この番組に関する記事をいくつか書いて来ました。これまでのバックナンバーはこちらです。
そしてこの記事を書いている頃には『ドラゴン堀江』の第5話がYoutubeにて公開されている頃で、メンタルが折れてきた3名の生徒さん方に個別の面談を行いメンタルケアを行なっている回を受けてのものとなります。
やはりこういった番組は教育関係者やコンサルを行っている者にとっては非常に心がざわつくもので、私も結局動画を撮ってしまいました^ ^; ただ、この番組がこれから辿る未来が分かってしまう反面、この番組を反面教師としてみなさんとシェアできる気づきもあるかなと思い、こうして気づきを書き綴っているところです。是非これからの勉強と、確実な成績アップにご活用下さい。
受験勉強に最も大事なものはメンタルだ!
これは『ドラゴン堀江』の中で出てきたフレーズですが、このフレーズに関しては完全に賛成します。何を置いても結果が出るか出ないかはメンタルに掛かっていると言っても過言ではありません。
今回生徒さん各々がそれぞれの感性の下でメンタルが折れてきており、それが番組構成上堀江さんが仕掛けた「想定内」の出来事ということになっています。これに関してはバックナンバーでもお伝えしている通り、私も想定していたことです。
しかし問題はこの後にあります。メンタルを「折る」ところまでは想定内だったのですが、それをどうケアするかまでを全く考えていなかったことです。これは番組を観ていただければ明白なのですが、堀江さんだけでなく東大生サポーターを2名もまた、全く生徒さんのメンタルケアができていない(メンタルケアをする準備がまるでできていない)ことが分かります。
前回の記事でも書いており、上記の動画の中でも言っていることなのですが、結果を出すには「覚悟」と「明確な目的意識」が不可欠です。特に東大のようなハードルの高い受験対象に関しては、この2つがないとまず合格はできません。
「覚悟」と言えば言葉として少し重たすぎる気もしますし、「明確な目的意識」も育った環境によって大きく影響を受けるものだったりもするのですが、東大に難なく合格していくようなメンバーにとっては、この2点はあまり意識することなく持てているケースがほとんどです。これらを意識するのは「頑張って東大に合格しよう!」という層に限られます。
東大合格者のランク分けとは!?
これは完全に私独自のランク分けになりますが、東大合格者の中には大きく3つの階層があります。
① センスで合格した者(一流)
② センスがあって、かつ努力もした者(二流)
③ センスがないことを努力でカバーできた者(三流)
ちなみに四流以下は合格できません。そして今回のある種主役であるホリエモンこと堀江貴文さんは①の層に入ると私は思います。2名の東大講師は②です。これも主観的判断です。
そして、あるセミナーで私が聞いた言葉をお借りするならば、一流の方というのは四流の方には指導ができません。四流の気持ちが完全に理解できないからです。そもそも堀江さんは相手の立場に立って物事を考えられる方ではないので、本番組企画のように「直接指導をする立場」に立ってはいけない人。だからその時点で3名の生徒さん方(③を目指す四流)相手に指導を行なってはいけなかったわけです。
それをやってしまうから「東大以外の資格は全部クソ」「『え、東大なの!?』みたいな周りの目がいいよね」といった感覚的指導になってしまいます。でも今の生徒さん方に必要なのは具体的な成績の上げ方であったり、効率的なモノの覚え方だったり、どう今のメンタルを立ち直らせればいいかの方法なわけですから、せめて直接指導に当たるのは東大講師だけにして、堀江さんはアイドル(偶像)化してモチベーションをキープさせるだけに徹する方がバランスとしてはイイわけです。
メンタルが折れかけた時の対処法
では今回の生徒さん方のように、メンタルが折れかけた時にどうフォローをするのが良いのでしょうか。それに対する「個別面談」という手法は間違ってはいないのですが、そこで何をどうフォローするのかをもう少し掘り下げて明確にしていきましょう。
番組の中ではそれこそ堀江さんが無理やりメンタルを立ち直らせようとして自分の感覚を力説するわけですが、これでは良くありません。それよりもまず綿密なヒアリングが必要です。
これは別に生徒さん方の状況を根掘り葉掘り聞き出す、というものではありません。あくまでも適切な質問で現状打開のヒントとなるような情報を引き出すと同時に、生徒さんが具体的にどんなメンタルコンディションなのかを、やりとりの中のリアクションや表情などから察していくものになります。
ただ、この「察する」という部分で、堀江さんも東大生講師二人も機能しないと考えられます。察するには「共感」がベースになければできませんので、センス優位型の合格者である(と考えられる)3名には、生徒さん方の心情を察することが困難であると予想されるからです。
私はその点で言うと、そもそもが勉強したくなかったワガママな人間なので、勉強したくない気持ちや、頑張ってみたけど思ったより上手くいかなくて苦しい気持ちになった体験者として、生徒さん方に寄り添える共通体験があります。ですから生徒さん方の現状に共通認識が持てるのです。そういった人生の中で、どうしても大学進学をしなければならない状況で勉強攻略を成し遂げることが不可避となり、その過程で「乗り越えるべきポイント」がいくつかあって、それをどう乗り越えていけば良いのかを研究、実践して来たのが、今の当塾(熊本の個別指導型学習塾ブレイクスルー・アカデミー)のコンサルテーションに活かされているというわけです。
ですから私の場合、センスがない分努力の仕方を研究し磨き上げることで乗り切って来た経緯がありますから、生徒さん方の現状打破にダイレクトにアドバイスができるようになったのです。基が凡人なので、理屈で攻めて来たことが役に立っているというわけです。
そこから導き出される私の対処法としては、生徒さん方が最初に東大合格に込めていたイメージや思いを思い出してもらえるようなアプローチです。
・なぜこの企画に挑もうと思ったのか
・東大合格の先にどんな未来を見ていたのか
・今苦しくなって来た理由は何か
こういったことを明確にしていき、1つ1つ消化していくのを一緒にやっていく形をとります。感情に飲まれてしまうと思考が働かなくなるので、感情にブレーキを掛けてもらい、思考でもう一度本来の自分を取り戻してもらう方法です。そこから具合的かつ個別的な解決策を模索していきます。
まとめ
東大受験をテーマとした受験指導番組というのと、堀江さんが直接指導に関わっているという設定と、番組の粗さとが絶妙にブレンドされて、妙に感情を逆なでされる当番組『ドラゴン堀江』。成績を上げるも下げるもメンタルが大きな影響を及ぼすことを再認識していただくと、かなり対処のアプローチが変わってくるのではないでしょうか。
成績アップを「どうやって!?」という方法論から考え始めようとする方もいらっしゃるのですが、実はそれはあまり良くなくて、本来であればこうしたメンタル面からしっかり組み上げていくことが、遠回りに見えて最短ルートなのです。
そしてメンタル面のフォローアップも含めて、勉強のやり方、成績の上げ方、合格の狙い方をダイレクトにお教えしているのが当塾ブレイクスルー・アカデミーということになります。やる気の出し方、メンタルの鍛え方、記憶力の伸ばし方などに興味がございましたら、是非お気軽にお声掛け下さい。
熊本の塾で成績アップの極意をマスターするには
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