英単語帳『データベース4500』の効率的な使い方|熊本市の学習塾ブレイクスルー・アカデミー
こんにちは。熊本の勉強戦略コンサルティング指導塾、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です。
あなたの高校でも英単語帳を配られていると思いますが、どの英単語帳が配られているでしょうか?英単語をまずは覚えよう!というのが英語の勉強の王道のように言われているので、今では英単語帳は必須の扱いを受けています。
ただ、英語の勉強のはじめにやることが単語を覚えることだと考えるのは早計です。その点についてはこちらの記事を参考にして下さい。
今回は”とりあえず”単語の習得を考えるステップに来た場合の、英単語帳『DataBase4500(データベース4500)』の使い方についてレクチャーしていこうと思います。単語をより効率的に頭に記憶として定着させていくために、データベース4500をどう活用していけば良いのでしょうか。
Contents
英単語帳『データベース4500』のここが良い!
まずはこの英単語帳の良い点を挙げていきますね。
①まずはこのボリュームです。4500単語も1冊で網羅できるなんて超お買い得ですよね。この単語帳によると対応レベルとしては英検2級〜準1級、TOEICであれば500点〜700点とのこと。TOEICの平均点が580点程度なので、このデータベース4500という英単語帳1冊でそのラインまでの勉強が補えちゃいます。
勿論、TOEICで得点率を上げるためにはテスト形式での実戦演習も含めて十分な練習が必要なので、単語だけを覚えても580点オーバーを取れる保証はありませんが、それでも単語がこれ1冊でここまで網羅できます!という基準は分かりやすいですね。
②それから、配色が素晴らしいですね。ホワイトベースに薄いグレー、単語に赤が入って、差し色に青(水色に近い?)が使われています。このくらいの控えめな配色がベストです。
これがもっとカラフルになってくると目がチラついてしまい、目が疲れやすくなります。視覚と聴覚は人間の五感の中でも特に敏感に進化していますので、無意識下でも相当な情報を拾ってしまいます。そのため赤はビビッドなカラーになると目に刺激的すぎて長時間その単語帳を使い続けるのが億劫になるものですが、データベース4500はその点赤の色味が暖色系で強くないので、とても良いと思います。
③もう1つ良いのが、テーマ別でまとめて単語を並べてくれている点です。「環境に関する用語」「強い感情を表す語」「lookを含む連語、熟語」といった、関連ワードを固めて掲載してくれている点は助かります。
これは記憶の定着効率を考えると分かりやすいのですが、何の関連性もない単語をランダムに並べられているよりも、関連する単語を意図的にまとめて覚えられた方が、脳への負担が軽いのです。意味が繋がっていることで自然に脳への吸着度合いが上げられるためです。
このように、英単語帳『データベース4500』には魅力的な要素がたっぷり詰まっていました。
英単語帳『データベース4500』の効率的な使い方
では、このボリューミーな英単語帳を効率的に使いこなすにはどうしたらいいのでしょうか。
まず踏まえておきたいのはこの単語帳の設計です。左側に単語と日本語対訳という「1対1」の掲載があります。これはオーソドックスな英単語帳に見られるものですね。そして右側にその単語を使った例文が載っている設計です。
Levelは1〜6まであり、途中途中に長文読み込み用のページや確認問題のページなどもあり、便利な機能が網羅されている感はありますが、基本的には私はこれらのページは使いません。使うのはポイントの単語を使った例文のページ、見開きで右側にくる内容だけを使います。「だけを」と言うと強すぎですが、そちらをメインにして、左側の1対1の単語のページはあくまでもサブとして扱います。
すると例えば、Level1は50ページ分くらいあるのですが、右側だけを使うとするならその半分の25ページ分になります。つまり、前記の飛ばすページも含めれば、データベース4500の英単語帳の全体のボリュームに対して、使うページは5分の2程度に抑えることができるわけです。時間換算で言っても単純計算で10時間掛かる分量を4時間で済ませられるということです。
あとは、例えば25ページを1つのユニットとして考えて、それを1週間で覚えるとします。でもここでは、25ページを5ページずつに分けて毎日5ページずつを完璧に覚えていく、といった進め方はしません。そうではなくて、毎日25ページ全体に目を通すのです。それを5日間ないし7日間繰り返します。つまり25ページ全体に目を通す作業を5周〜7周繰り返すということです。
英単語を覚える時に知っておきたい記憶の話
ではなぜ「5ページ✖5セット」で確実に覚えていくよりも、「25ページ✖5回」の方が覚えやすいのか。それは記憶の定着に関わる脳の特性を考えるとわかりやすいです。
脳というのは記憶を定着させる時にある基準を設けています。それは「これは覚えるべき情報であると判断された場合にのみ覚える」というものです。脳は何でもかんでも覚えるのではなく、覚えるべきと判断されたものだけしか覚えないという性質があります。ですからどう「この情報は覚えるべきものだ」と思わせるかが勝負です。
とすると、それこそ耳にタコができるほど聞いてきた、とあるワードがふと頭に浮かびませんか?そう、「復習」です。何度も何度も同じ情報が入ってくると、脳はその情報を重要だと判断するのです。
ということは、5ページを時間を掛けて短期間で刷り込むよりも、25ページを毎日やって1週間で5回7回繰り返した方が、復習効果が効いて覚えやすいというわけです。覚えるのに時間を掛けなかったものは、その分早く忘れていきますが、私たちは受験の当日に頭にある単語量を最大にしたいわけですから、より長い時間記憶として残ってもらうよう覚える必要があるのです。
すると、前に覚えた単語を忘れながら後から後から新しい単語を入れていくやり方よりも、全体をじわじわじわじわ頭に刷り込んで、数ヶ月後に単語数最大化という結果を実現した方が理にかなっているということです。
まとめ
このボリューミーな英単語帳『データベース4500』も、上記のように取り組んでいただくことで、おそらく半年で十分頭に入れてしまえるかと思います。勿論、その後にはメンテナンスが必要ですが、半年で4500をインプットできれば英語の学習効率も飛躍的に向上することでしょう。
脳のメカニズム、記憶のメカニズムを知っていると、記憶の定着効率を上げる具体的な方法も見えてきますし、単語帳の使い方を効率化させることでダブルの効果が期待できます。高校でこの英単語帳『データベース4500』を使っている方、もしくは「なんだかこの単語帳使いやすそうだな!」と感じた方は、是非今回の記事の内容を参考にされてみて下さい。
また、これはどう使ったら良いでしょうか!?といったご質問があれば、是非お気軽に熊本の個別指導型学習塾ブレイクスルー・アカデミーにお声掛けいただけたらと思います。
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